30/潤い肌がやかましい海岸

 で。

「なんだろなー……苦労してたのが馬鹿らしい」
「ナイフ投げればよかったじゃないか」
「マリアちゃんが傍に居て、投げられるわけないだろが」

 波打ち際で素材の個数確認をしつつ、反省会。
 すっかり麻痺も解けたマリアやシアンも混ぜた、なにが悪かったかを告げ合って、次に活かすギガンティックミーティア……ではなく、ミーティング。

「大丈夫、STRとVITとAGIに振ってあったから、貴様の投擲ナイフなぞ彼女の皮膚すら傷つかん」
「その皮膚に傷つけて麻痺させたって、あのクラゲどんだけ強ぇえんだよ!」
「ああいやそうじゃなくて。テッドも平均値だったから、テッドの投擲スキルじゃ傷つけられないって意味。チャージブラストで飛ばしても同じだったと思う」
「……納得しちまった自分が悲しい」

 マリア、レベルもステータスもギルドの中でNo.1だものなぁ。ダメージを与えたいなら、せめて相手の防御力を上回る力で攻撃しないと。
 その点、クラゲの場合は……その。テッドがマリーモスに苦しめられたように、ダメージはなかったけど麻痺……状態異状だけは通ったって状況だったんだろう。
 皮膚に針は通らなくても、麻痺毒が皮膚に浸透した、みたいな感じで。
 やってきた途端に痺れたって聞いたけど、案外他の場所で既に戦っていたのかもしれない。それはマリアに訊かなきゃ解らない。でもべつに終わったことだし、マリアもきょとんとしてて、訊ねても忘れたとか知らないとか言われそうだ。
 無事ならそれでよし。さあ次に参りましょう。シアンがちょっとグッタリマイハートチックだから、状態を訊いてから。

『お待ちなさい!《どーーーん!》』
「あ、さっきはどうもです」
『え? あらあらうふふこちらこそ───そうではなくて』

 いざ次へ───と移動しようとしたところに、ウンディーネさん。
 ついさっきまで、漂流して気絶している人間のような姿で痙攣していたウンディー姉さん。そんな女性が起き上がり、お待ちなさいと。ああお顔が砂だらけ。

「ねぇテッド。この場合、砂ははたいてあげるべきかな」
「ビンタになるからやめとけ」
「ビンタがダメならこう、往復で」

 トドメにチョッピングライト式ビンタでランページ。

「どっちみちビンタだろうが! ……ってぇかどうなってんだありゃ。なんだって顔だけに器用に砂がついてんの? なに? 特殊メイク? 迷彩処理を失敗したの?」
『本人を前にして随分ですねコノヤロウども《ごしごし》』

 潤いのあるお手々で顔を拭うお姉さんは、その二撫でだけで砂を全て取り払った。そして胸を張ると……とほーと溜め息。

『いえまあ威厳なんぞよりも状況を楽しむことを良しとする我らですから? べつに砂がどうだろうと知ったこっちゃないんですけどね……。さて、水と海を愛する少年。今、あなたはカニを所持していますね?』
「え? あ、はい。インベントリに収納されてますけど」
『ベネ! さ、さあそれを渡すのです! さすれば海はこの怒りを鎮めましょう!』
「この怒りをっつーかなぁ……ええっと、ウンディーネさんっつったっけ? ヒトのやつ、明らかに巻き込まれて流されてきたよな? なに? ヒトがなにかしでかしたの? それなら解るけど」
『ヴ《ぐさり》』

 あ。なんかものすごーく困った顔になった。

『い、いえそのー……あれはリヴァイアサンが勝手にやったことというか。いえ確かにカニをトラウツボなんぞに食われた失態はリヴァイアサン自身が責任を負うべきであり、癒してくれたあなたに怒りがどうとか言える状況ではありませんが……』
(なぁヒト、すげぇなこの精霊さま。ちょっと訊ねたら自分から状況を説明してくれたぞ《ヴォソォリ》)
(きっと暇なのよ《ヴォソォリ》)
「というわけで水の精霊様!」
『なんですか下郎』
「下郎!? い、いやいや俺はですねっ……」
『水を愛さぬ人間なぞ下郎で十分です。さあ少年、七面倒くさいことは抜きにして、対価を要求してください。こちらはカニを無事に返していただけるのなら、可能な限りの報酬を支払いましょう。ああもちろん要求が甘ければ、あなたに対する私の評価はうなぎ登りですが』
「うーわー最低だこの水色女」
『黙れ小僧!!』
「小僧!?」

 皆様、ここに山犬の長がおる。
 怒鳴られたテッドはしゅんとして、なんだか叱られた子供みたいに頬を膨らませてそっぽ向いた。……叱られ慣れてないのかも。僕は殴られ慣れてるから、叱るとかは二の次だしなぁ。

「ぇえっと、じゃあその、ウンディーネさん」
『はいなんでしょう《シャランラァ》』

 僕が改めて声をかけると、綺麗な笑顔で振り向いてくれた───のだけれど、テッドが「うっわうさんくせぇ笑顔。変わり身速すぎだろこの水」とツッコミを入れると途端に般若面になって、『生涯水が飲めなくなる体にしてやってもいいんですよこの下郎』とドスの利いた声が絞り出された。……怖っ! 怖い! 怖いよこの水の精霊様!

「い、いやあの、聞いてくれません? 律儀にテッドの言葉に反応しなくていいですから……」
「そうだそうだこの水! 水! 水めが! だだだ大体飲めなくするって、ぐぐぐぐ具体的にはどうやって!?」
『水分吸収能力を枯渇させます』
「うわ、なんか出来そう……! だがまだ退かぬ! マッスルは挫けない! 俺のマッスル的迫力で攻勢をこっちに持ってきてやるぜぇえ!! 見よ! 森で鍛えられた猛獣のような眼光!《ク、クワッ……!》」

 ted の 猛獣的眼光が発動!!

『《ギロリ》』
「きゃいん」

 その場には正座をした子犬が残された。

「やべぇよ……! あれ絶対、ああ見えて3人くらい人を殺してる目だよ……! 潤った顔してなんて目ぇしてやがるんだ……!」
「いいからまず、水っぽさを罵倒文句にするのをやめようよ……。あ、えと、それでですけど。水の加護をくれませんか? 僕じゃなくて、この……イグナショフに」
『水の加護を? 宝玉ではなくてですか。全ての属性を加護として集める気ですか? 見たところ、魔法が得意なようには見えませんが……』
「ああいえその。なんと説明したらいいのかな……んん……スピリットオブノートにこのイグナショフがいじくられまして、属性の加護を手に入れるとその属性を強化して盾に出来るという話でして」
『ほうほう。それは面白そうですね是非やりましょう!』
「え? あ、ちょっ」

 言うや否や、むんずとイグを鷲掴むと、そこから直接謎の水精霊パワーを注入! 水色の霧のようがゴファーと溢れ出すと、なんと精霊様の手の中には、甲殻の色が水色になったイグの姿が!

  ピピンッ♪《イグナショフが水の精霊の加護を得た!》
  ピピンッ♪《属性耐性:水が覚醒!》
  ピピンッ♪《蜂蜜効果に属性付加能力が追加された!》
  ピピンッ♪《Dマグナム“無”と“水”を会得した!》

 おおう……いきなりイグの能力が広がりを……!
 しかもDマグナム関連。これは嬉しい。……あ、でも“水”は解るけど、“無”っていうのは……? 物理攻撃扱いなのかな? 通常が一応火属性攻撃扱いっぽいし。
 あれ? ちょっと待て? Dマグナムは蜜蜂が使う熱を利用して放つ技だよね? ……水の場合ってどうなるの? まさかイグの中の水分を利用して放つ技? ……一発撃ったらカラッカラになりそうなんですが!?
 ……あ。技の説明の中に蜂蜜と属性の力を利用して作り出すって書いてあった。あ、あはは。ああ焦った。……それで納得できるのかと訊かれれば、蜂蜜と属性でどうやって製造するんじゃいってツッコミが出るわけだけど……今さらだよね、ファンタジーだもの。
 水の加護の注入が終わったらしく、イグがひょいと返された。甲殻が青くなったイグは、なんというか……まあその、ちょっと不気味。甲殻が青い虫を、少なくとも僕は知らないので新鮮さよりも……な、なんだろ? 恐怖とは違うんだけど、こう、得体の知れないものを見た、みたいな感覚っていうのかな。それが湧いた。

『これだけでいいのですか? 正直、まああのモミアゲ野郎がどうだろうと私には今さら関係がありませんが、現在のマスターの楽しみのひとつを救ってくれたお礼というには、加護のひとつくらいでは釣り合いがとれませんが』
「う。そう言われると……。あの、じゃあ訊きたいんですけど、防御力を高めるとしたら、属性は何がいいと思いますか? やっぱり地ですかね」
『一長一短ですね。地なら土の壁、水ならば水の盾、火なら火の壁、風なら風圧の壁、いろいろと応用次第でなんとでもなります。が、光と闇は防御には向きませんね、ええ』

 あ、それは素直にそう思う。光や壁で相手の攻撃を受け止めるとか、無理っぽそうだ。

『ふーむ……まあそもそも、あなたには魔法や魔術、式といったものへの適性が皆無ですから、属性のことではあまり悩む必要はないかと思います。魔法や魔術、式などの盾役は素直にその虫に任せるべきですね。武器は───ふむふむ、そこのミルハザードの娘が武器になれるようなので、順調にレベルを上げていけば問題無し。となると、あなたにはともかく攻撃魔法と補助魔法、なにより速度が足りません』
「いや俺! 俺が居るから! 俺魔法使いだから! どう見たって攻撃魔法使えるぜ!?」
『………』
「………」
『風の適性しか無いくせに、よくもまあそれだけの大言を……』
「《ぐさっ》いってぇええっ!! すげぇ痛ぇ言葉! や、やめろよ泣くぞ!? つか、精霊にゃあ人のステータス覗く能力でもあるのか!? やめろよこの変態覗き潤い肌!」
「いやテッド、それって褒めてるのかどうなのか微妙すぎるよ」
『と言っても、私は存在として生まれた時からこういった肌ですから。生んだ存在に文句をつけていると認識していいのなら、いっぺん死んでみますか?』
「勘弁してくださいごめんなさい!」

 テッドはとても素直だった。でも……精霊の生みの親? って、どんなのなんだろ。
 やっぱり自然とか? それともこう、ビッグスピリッツみたいな、巨大な精霊とかが居るとか? ほら、なんかお髭の長いお爺さんみたいな。
 ……あー……でもそういうのって元素精霊〜とかそういうイメージがあるかも。ゲームとかでも出てくるような……マ、マクスウェルだっけ? ……あ、そういえば元素精霊で居たね。
 んん? そうなると元素よりも根源……オリジンが親になるのかな。はたまた無から生まれたってことで、スピリットオブノートが……?
 よし解らない!

『まあそこの脳内戦士は置いておくとして。あなたの仲間にはマグベストルも居ましたね?』
「あ、はい」
『では魔術攻撃系はそちらに任せるとして……残りは速度ですか』
「あ、ちょっと待ってください。速度でいえば、猫狼のシアンは基本AGIは高いですよ」
『っと、そうでしたね。では───』

 ……ハテ? そういえば地味に器用さが無視されてる?
 ちょっと軽く纏めてみようか。ステータス毎に、どれを誰が担えばバランスがいいか。

 STR:マリア
 VIT:僕
 DEX:お好みで
 INT:テッドかリシュナさん
 MND:イグナショフ
 AGI:シアン
 CHR:お好みで

 ……ふむふむ。
 そもそもステータス移動が出来るお陰で、バランス的には申し分ないんだよね。
 問題があるとすれば、そのステータスに適したスキルがあるかどうかなわけで。
 器用さ……DEXは技の閃きとか熟練度向上に役立つけど、常に上げておかなきゃいけないわけじゃないから……それを言ったらカリスマもか。

「………」

 ちらりと、先ほど言い負かされたテッドを見てみると、海岸の砂に埋もれた岩に座りながら、足をパタパタさせて待っていたマリアに「精霊って怖いよ……」とマッスルとしての情けなさを吐露していた。
 女性に自分の情けなさを吐露するのは情けない部類には入らないのだろうか、と考えてみたものの、人間だもの、弱いところがあったっていいじゃない。
 そんなしくしくめそめそがマリアの何かに触れたのか、マリアはテッドの頭の上でぽふぽふと手を弾ませていた。

「CHRMAX」

 そんな状況で、マリアのステータスの全てをCHRに振ってみると「《ズシャア!》おそれいりました!!」何故か突然土下座をするテッドの姿が!
 思わず「いるなよ!」とツッコんでしまったものの、なんかもう僕もマリアを直視出来ない。したら同じく土下座しそう。戻そう、すぐ戻そう。なんかもう本能的に相手が格上だって認識しちゃう前に。実際そうなのかもだけど───種族とか、親が黒竜王だからって理由で格上って認識は違うから。

「えっと、いきなり話は変わるんですが。ウンディーネさんって、サンドランド側の精霊さん、ですよね?」
『ええそうですが?』

 それがなにか? ときょとんとした顔で言われた。うわー、敵がどうとかって認識さえしてない。そりゃ、指先ひとつでコキャリとコロがされそうな僕らではあるけど。
 あ、ノーマルの精霊様はロックスフォールの滝のほうでじめじめ生きているそうです。

「いえ、ちょっと前から思ってたんですけど。敵を強くさせるために頭を回転させるって、なんか本末転倒なんじゃないかなっていうか……ええっと」
『それが“楽しい”に繋がるのなら様々なことに挑戦する。それが私たちです。ああ、“そんなんで楽しいの?”なんて言葉は不要ですよ? 私たちを他人が測ろうなどと、鼻で笑ってくれましょう。これでいいんですよ。私たちはこれだからいいんです。他人の常識や良識なぞ知りません。私たちに己の正義を語ってドヤ顔で踏ん反り返った勇者どもは、その悉くをブチノメして笑ってやりました』
「うわーい精霊様からモノスゲー経験談聞いちゃっター」
『己を語り、相手にそれを押し付けようと言うのなら、まずは悪を名乗るところから始めることです。相手の理想を破壊して自分を押し付けるというのに正義? ハッ、実にクズでしょう? 我らの中で正義と呼べること、それ即ち思考に出る前の尊き理想。脳から出てしまえば、どんなものでも悪となると知りなさい。合言葉は“正義は滅びよ”です』
「……すっげぇ捻くれてやがるなこの潤い肌」
『黙れ小僧!!』
「じっ……事実だろ!?」

 やあテッド。もう土下座はいいのかい? とは訊かない。もうマリアのステータスも戻してあるし。

『まあこの脳内戦士は捨て置くとして。私たちはそういう立ち方で日々を楽しんでいます。どうぞ、強くなったらいつでも挑むがいいでしょう。ああ、他になにかほしいものがあるのなら今の内にどうぞ? 次は敵になっているかもしれません』
「あ、じゃあひとつ」
『おお、遠慮が無いのは実に良し。なんでも言ってみなさい。聞くだけならタダです』
「“風”の属性の宝玉をかっぱらってきてください」
『───』
「ぶっほ!? ヒト!? おまっ……水の精霊相手に風の宝玉って!」
「いやほら、言うだけならタダだし。無茶でも言ってみると面白いかなーって」
「いやいや無理だって! いくら相手が精霊サマでも精霊間で上下関係とかあるだろが! こんな潤い肌が風の精霊の宝玉を持ってくるとかっ……無理だろ! 無理だ無理無理! どうせ風に囲まれて蒸発して終わるっての!」
『《ぶちり》───ちょっと待っていろ小僧』
「男らしッ!?」

 ウンディー姉さんの男らしい低い声にテッドが驚いた時には、精霊様はジュルンと海に消えていた。

  ……その後。

  ハローナル渓谷という深い谷にて、風と水の精霊の壮大なバトルが起こり。

  見事な景色が散々と破壊されるという大事故に繋がったとか。


───……。


……。

 で。

『……小僧、宝玉だ。受け取れ』
「《ドス》ウェッ? ……ウェエエエーーーーーーイ!!?」

 まるでナメクジ星の人がお米に仙人の豆を与えるような気安さで、ウンディー姉さんが宝玉を渡してきた。

「あ、あのー……いったいなにを……」
『いえ? べつになにも? ちょっと気が向いたから風の精霊を不意打ちでボコボコにしてきただけですよ?』
「不意打ちって……」
『くっふふ……! あの超圧縮ウォーターバレットが直撃した時のヤツの顔ときたら……! ああ、久しぶりにスカッとしました。これであと50年はいけますね』

 しばらく待って、ジュルンと海へ戻ってきたウンディー姉さんは、元気だった。戻ってきたばかりの時は、それこそどこか遠い目をした歴戦の戦士みたいな顔だったんだけどね。

『ああそれと。ここまでしたからにはあなたにして欲しいことがあります。さすがに他精霊に喧嘩を売るのは、私としてもリスクがありますから』
「え? あ、はあ。僕に出来ることなら」
『よろしい。ではまずあなたに水の加護を』
「え?《パパァアア……!!》うわっ、わあわわわわ!?」

 ウンディー姉さんが僕の目の前に手を翳すと、僕の中になにか、よく解らない感覚が走る。
 けれどそれもすぐに納まると、お決まりのピピンッて音のあとに水の加護を得たという報せが。

『さ。それでは水に触れて水属性の癒しを流してください。私が願うのはそれだけです。あ、もちろん全力でお願いしますね? そして、旅をする中で他の精霊達にも積極的に会い、加護を貰ってその加護属性の癒しでこの世界に癒しを齎してください』
「……レベルの関係もあるので、そこまで急いでは出来ませんよ?」
『ええ構いません。そうしてくれるのなら、それだけで』

 ……加護を貰って、その属性に癒しを、か。
 癒しが無くなって久しいとか言うし、必要なことなのかも。
 とりあえず納得して、水に触れて───ええっと、IYASHIに属性を持たせるイメージで……───全力・癒し!!

「よいっ……しょぉおっ……!!」

 受けた恩には恩返しを。
 そのつもりで、“僕の全てを持っていけー”とばかりにIYASHI。
 しばらくそれを続けて、なんかほんと消費らしい消費がないなーと思ってみれば、もっと強力に癒すつもりで気合いをこめる。もしかしたら何か消費するかもしれないし。……いやまあ、何も消費しなかったんですが。
 しかし、長く続けていると、なんということでしょう。またピピンッて音が鳴って、“水属性の相乗効果! IYASHIが強化された!”なんてログとともに、癒している水が輝き始めて───

『《シュゴォオオオーーーッ! パァアアアアーーーッッ!!》』

 なんだかウンディー姉さんも輝いていた。そりゃそうか、水だもの。

『フゥウウウ……氣が高まる……溢れるゥウ……!』

 あ。なんか伝説の超野菜星人になりそう。大丈夫なのかこの精霊様。

『感謝します。風の精霊の所為で消耗した力も十分に補充できました。なにより水が癒されたお陰か、力以上に体の調子が実にいい』
「そんなに変わるものなんですか?」
『ええ。これを知れば、他の精霊もわざわざ出向いてくるかもしれないほどには』

 え? なに? そんなになの?
 むしろ精霊って結構暇してるの? してるのか。してなきゃカニなんか観察してないよな。そりゃそうだった。

「解りました。では旅をしながら、精霊に会えたらそういう方向で」
『よろしくお願いします。ああそうそう、正規の場所には表側の精霊しか居ないと思うので、それぞれ捻くれた場所に居るであろう各精霊を頑張って探してくださいね。火の精霊だからといって、火の聖堂に居るかといったらそうでもありませんから』
「ウーワー、はた迷惑な依頼〜」

 でもやりましょう。
 確かにこうして属性毎に癒しを強化出来るのは、なんだか嬉しい。

「───」
『それにしても───……あの。も、もう結構ですよ? あまり癒されてもバランスが』
「───」
『ちょ、ちょっと? あの? もし!?』
「───」

 癒す。水を癒しまくる。世界は水で溢れていると聞いたことがあります。
 大地の涙が溢れ出したら青いこの星が沈んでしまうくらい、水の比率は高いと聞きました。
 そこで僕が思ったのは、こうして癒していたら、その癒した水は深海鮫さんの下まで届くのだろうかということ。
 よく昔、テレヴィショッピングなんかで深海鮫さんの生肝油を健康食品にしたというものがありました。あれを見て、人の健康のために深海から引きずり出されて絞られちゃうとか可哀想だなぁなんて思っていたのだ。なので───届け、この想い!

「精霊サマが慌てるほど癒された海水かぁ……味とかどうなってんだろな。ちょっと失礼して《ぺろりボゴォンッ!!》ふおおぉっ!?」

 手で掬った海水をぺろりと嘗めたテッドが、なんか余計にマッスルになった。

「ななな何事!? ───あ、なんかナビで、癒水の恩恵がどーたらって……」

 言われて、なんのこっちゃだったので僕も飲んでみる。と、

  ピピンッ♪《癒水の恩恵が発動! 一時的にHPが自動回復する!》

 などというメッセージが。

『ふむ……どうやら水の加護が海水に滲み出て、それを飲んだものに加護に近い効果を一時的に齎しているようですね』
「マジでか! おいヒト! この海水汲んでいくべ! いきなりマッチョになれるなんて素晴らしすぎる!」
「あ、ちょっと待ったテッド。僕のほうは別にマッチョになってないから、効果はランダムだと思うよ?」
「いやいや人によって効果が違うだけかもしれねぇじゃねーかっ! 俺は見ての通りの効果! だったら俺は迷わずマッスルを選ぶ!」

 言いながらもう一口飲む───と、確かにゴバボンッと一層にマッチョになるテッドくん。……まあ、急激な変化に皮膚がついてこれず、裂けたりして「ミギャアアアア!!」とか叫んでたけど。
 ……もし言う通りに個人別で効果が違うなら、僕が持っていく意味全然ないよ……。だってオートヒール使えるもの……。そう思いつつも飲んでみると、ピピンッ♪《体臭が三倍になった!》なんで!?

『まあ、これだけ広い海ですから、効果もそう長くは続かないでしょう。所詮一時的というものです。ただし、水が癒されたのは事実。深く感謝します、水を愛する者よ』

 と、これまでの、どこかふざけた態度が一変、水の精霊様が真面目な顔で頭を下げてきた。
 途端、なんて喩えればいいのか、“とんでもないっ!”とか叫びたくなるような気持ちが沸きだしてくる。そういえばそうだった、いろいろと状況を思い切り楽しむ存在ではあるけど、偉い精霊様なのだ。
 でも言わない。“とんでもない”は耐えてみせる。
 だって、感謝してくれて、その上で頭を下げてもいいって思ってくれたのだ。受け取ることはあっても、邪魔をするみたいなことは言わない。だから僕は、彼女が気が済むまでその気持ちを受け取って、顔を上げてから僕も頭を下げた。

『ふふっ……ええ、感謝を。この世界は基本、力ある者が好き勝手に遊び回っているような世界です。力こそが地位になるような場所ですね。ですので、是非とも能力だろうとレベルだろうと知恵だろうと、様々を駆使して上を目指してください。自分の願いをある程度貫きたいのであれば、強さと人脈はどうしても必要になりますから』
「なんっつーか、水の精霊ってもっと清楚でやさしい存在だと思ってたよ、俺」
『それは世界を知らない表の水精霊を指して言うべきですね。生憎と、私は前マスターとともに世界の汚さと滅びの道を眺めましたので、そんな甘さはありません。あるのは、現マスターと目指す、ひたすらに楽しきを求めた道』
「……ウンディーネさん。前のマスター、嫌いなんですか?」
『大嫌いですね。最初は惚れてさえいましたが、時間というのは人を捻じ曲げるものでして。人を守るというその意志が眩しかったので契約をしましたが、彼は守りすぎました。結果、世界は人でパンクして、それからいろいろあって、崩壊しました。ああ、最後は元マスターも人を殺しましたね。親友を殺されたんだから当然ですけどね……と、そんなことはどうでもいいでしょう』

 ……本当に、心底どうでもいいんだろうなぁ。
 はぁ、なんて溜め息を吐きながら別の話題を出した精霊様は、結果として僕ら全員に加護をくれた。あ、マリアは拒否したけど。
 もう竜属性の宝玉を持ってるから、加護は貰えないんだそうだ。
 ちなみに風の宝玉はテッド行き。急に手に入った宝玉に目を白黒させて、そのあとに「うっひゃっほぉーーーーゥィ!」と叫んでいた。

『ふぅっ、これくらいでしょうか。ええ、恩返しが出来て私も満足です。この感覚も久しぶりですから。まさか他人になにかをしてあげようなんて感情が、まだ私たちに残っているとは』
「? 今のマスターとはいろいろやってるんですよね? だったらそれも他人になにかをするってことじゃあないんですか?」
『今のマスターは自由人ですからねー。あの人に誰かのためは通用しませんし、基本私たちも自分のためにしか行動しません。重くないんですよ、あの人は。“存在みな遊び相手”を素で行く人なので。黒竜王や真龍王相手ですら友達感覚でからかいまくってボコボコにされる人ですよ?』
「何者なんですかその人! ……ん? 人? 人なの?」
『種族は永遠の人間です。一時期いろいろあって猫になりましたが、全てが終わった今は人として棲息していますよ』
「棲息って……すげぇ言われ方なのにマスターなのな……」
「ああうん、僕も同じこと思った……」

 生きているって意味では間違ってないのに、どうして動物的に思えるんだろうね。動物って意味でも間違ってないのに、どこか違う風に聞こえる。

『では、良い旅を。あなたがたに合った“楽しい”が見つかることを、心より願っています』
「……うす。俺もなんだかひでぇこといろいろ言って、すんませんした」
『それも日々へのスパイスです。精霊だから敬語で、奴隷だから威圧的。そんな当然を破壊した世界を我らは望みます。まあもちろん気に入らなければ殴りますが』
「それ精霊としてどうなの!? いやそういう枠から外れたいって気持ちは痛いほど伝わってきてるけどさぁ!」

 ともあれ、歩き出す。
 成功報酬目当てのクエストは、とんだ恩恵を生んだ。
 でもこんなドタバタは出来ればもうごめんなので、慎重に行こうねとしっかり話し合った。
 テッドもそれはもうこくこくと頷いて、悪かった、全滅するところだった、すまんと何度も頭を下げてくれた。
 それもきちんと受け取って、次の依頼を……と歩きだしたのだけれど。

  ……どうしてか。

  先ほどから何も喋らず、なにかを抑えるように震えるシアンが気になって仕方なかった。

 え? うん、もちろん話しかけて、問答無用でIYASHIも使ったんだけど、何故かその震えは消えない。
 思わせぶりな語りで終わる小説みたいにするのも後味が悪いから、いろいろとやってみたけど原因解らず。
 結局僕らはそのまま依頼を続行することになった。
 とは言っても僕がシアンについて、テッドとマリアとイグが働くって感じになったんだけど。

「シアン……シアン? ほんとおかしいよ? どうしたの?」
「カッ……はァッ……! う、……ウー……!!」

 今のシアンは、僕が近づくと震える。
 癒しのためにもっと近づけば、僕を押しのけるようにして手を伸ばす。
 それでも癒しを流してみても、なんの効果もなく、シアンは余計に苦しむだけだった。
 離れていれば、きちんと言葉も返してくれる。大丈夫ですから、と言うには頼りない弱った姿だけど、これはさすがに気にするなというのが無理だった。

……。

 そうして、やがて夜になった。
 夜にしか進められない依頼もあって、野営の準備をしてから焚き火を囲む。
 なんか“これぞパーティー!”って感じでちょっと嬉しい。
 けど、シアンは弱ったままだ。

「ん〜……なんなんだろうなぁ。ヒトの癒しで治せねぇとくると、適当なヒーラーに頼んでも無理だろうし……」
「マリア、なにか心当たりとかあるか?」
「ん? んんー……《ちらり》」
「……、……《ふるふる》」
「ん、まりあ知らない」
「待ちなさいマリアさん。アータ事情知ってる? シアンももしかして、原因が分かってる?」
「んーん、まりあほんとに知らないよ? “そっち”は、なったことないもん」
「わたし、も……どうすればいいのかもわからない、ので……。だ、だいじょうぶ、です……ほんとうに……。休めば、きっと……」

 そうは言うけど、と知っていることだけでも訊こうとするも、それはギーとイグが止めてきた。
 そのギーにどれだけの思いが込められてるかは解らないけど、重そうだったので、踏み込むのも戸惑われた。

「まあ、愛するご主人様に言えないってんならよっぽどってことだろ? ヒト、ここは素直に退いておけって。もしかしたらほら、男は知らない女の子のアレかもしれんし」
「え? ───…………う、あっ……《かぁあっ……!!》」

 そういえば、一度香織に言われたことがあった。
 あの時もいろいろあって、香織がやたらと辛そうだったから構いまくってたら、怒鳴られたんだっけ……。いや、そのあと慌てて謝られて、事情まで話されて赤面した僕ですが。
 そ、そっかそっか、そういうこと考えてなかった。

「ご、ごめんシアン、僕そういうのほんと疎くてっ……! ちょ、ちょっと顔洗ってくる!」

 あの頃のことを思い出して、思わず逃げるように……というか逃げてしまった。
 心配するシアンの声が聞こえてきたけど、僕のほうこそ今はほっといてください! だだ大丈夫! よく解らなくて悠彰に言ったらいろいろ用意されていろいろ教えられたことは、もう忘れたいくらいの恥ずかしい過去ですが! そのあと香織に見つかって本気で怒られた黒歴史もありますが、大丈夫です! 僕、強く生きていきます!

……。

 モートス森林の中央付近。
 綺麗な月明かりの差す……あれ月明かりなのかな。よく解らない。ともかく木漏れ日のように光が差す林の中に、川が流れる場所がある。
 とても綺麗で、調べてみても飲み水として平気だという説明文が返ってくるほど。
 それを両手で掬って顔を洗ったあと、尻餅をつくようにして溜め息。

「はああ……そっか、そうだよなぁ。シアンも女の子なんだもんなぁ」

 もちろんテッドが言ったことを全部鵜呑みにして受け取ったわけじゃない。別の理由だってあるのだろうけど、あの頃を思い出してしまったら逃げずにはいられなかったのだ。
 ああ顔熱い。
 ていうか悠彰はどうしてあんなものを持っていたのかな。“何を言う。高校男児として当然の宝具であるぞ?”なんて、どこか誇らしげに言ってた彼を思い出す。
 その当然の所為で香織に激怒された僕はどうなるのさ。
 男女の営み〜とか知らないし、そもそも性教育云々はキミタチが───はぁ。

「……なんか、今さら実感もなにも消えちゃって、はぁ……ほんと、なんだろ」

 実感。異世界に来たって実感。
 こんな川原で顔を洗ってみれば、晦神社の裏手の滝壺で、同じようにして顔を洗ったいつかを思い出す
 戻ろうと思えばいつでも戻れるみたいな、ただの遠出に違いない、なんて錯覚が久しぶりに浮き上がった。
 けれど、帰れないことだって知っている。今はどう足掻いても、それは叶わないのだと知っている。

(……一人になると弱いなぁ。すぐに弱音を吐きたくなる)

 そろそろ戻るかなと立ち上がって、後ろを振り向く───と、その視線の先にシアン。

「シアン? どうしたの? あ、遅いから様子を見に来てくれたとか?」

 それならご安心。この僕の守りはある意味完璧です。
 よっぽどのレベル差が無ければダメージすら食らわない自信がありますとも!
 冗談めかしたことを脳内で騒がしく語ってみるも、シアンは俯いたままこちらを見もしない。
 シアンにしては珍しい。話しかければどんなにくだらないことでも返事はしてくれるシアンなのに。
 気になって、少し足早に近づいた。
 するとシアンはびくりと肩を震わせ、その肩を両手で抱くようにして後退る。

「……シアン?」

 嫌な予感が走る。
 なんだ? なにかを忘れている。
 なにかが頭の中で引っかかっている。
 僕が悩んでいる中でも、シアンは苦しそうに「ハッ……ハッ……」と息を荒くしている。
 時折歯を食いしばるようにすると、ふるりと震えてその口から唾液が落ちる。

  その姿を見て、まるで獣を見ているような───

  なんて思った直後に、疑問が一気に確信に到る。

 ───欲求暴走。
 思えばシアンは母親から虐待されるように育てられ、満足できるほどの自意識を持てていなかった。
 読み書きや言葉を教えたのも僕。
 随分と痩せていたし、欲求が暴走できるほどの余裕さえなかった筈。
 けど、だからってなんで今なんだ? 戦っている最中になにかがあったのか? テッドに聞いた話じゃ、獣化してまで無茶をしたって聞いたけど、それだってもう治まった筈だ。
 それとも、“獣化をすること”が発動条件だったのか? とにかくなにを癒せばいいかは解った。これに関しては癒しが効くのかは知らないし、効くのならマリアの時ももっと上手くいっていた気もする。
 呪いと違って、種としての本能的なものがあるのだ……果たして癒しで治まるのかどうか。
 そしてあの唾液の量。俯かせながらも時折こちらを見る血走った目。
 間違い無く、食欲側のものだ。

「………」

 ……僕が近づくたびにびくりと震えている。
 堪えていてくれたのだ、きっと。
 ならば僕は、すぐにでもその欲求が晴れるよう、全力を尽くそう。

「シアン」
「……!《びくっ》」

 近づいて、声をかけると肩を震わせた。
 苦しそうに上目遣いにこちらを見る顔は、本当に辛そうだ。
 顔は苦しさのためか紅潮し、目には涙。もはや気にする余裕もないのか、口の端からは唾液が垂れたまま。
 でも、汚いだとか思えない。“苦しさに耐えること”を知っている者は、我慢の果てに流すそれを汚いだなんて言えやしない。

「我慢しなくていいんだ。全部、僕が受け止める」

 マリアもそうして抑えられた。だったら、僕がやってあげないと。
 きっと彼女だって、急な感覚に恐怖している。
 さっきから体は震えるばかりで、呼吸だって苦しいというよりも恐怖のソレに近い。
 いよいよ僕への興味を無くし、“躾”が過激になった頃、眉を吊り上げながらニヤニヤ顔で僕に近づいてきた母親。それを見た時の僕の呼吸と、なんら変わらない。
 直後に勢いよく脇腹を蹴られ、倒れなかった僕をさらに蹴ったあの時の母親を、今も僕は夢に見る。小さい頃の出来事なんて、それがどういうものであったのかも知らないまま、トラウマになっている。
 ……彼女たちにはそんな思いはさせたくないから。

(悠彰が持ってたゲームで、生まれた意味を知るRPGっていうのがあったね。……自分が生まれた意味を考えて、壊れたみたいに笑ったなぁ)

 だって、世間体とサンドバッグのためだもの。それ、人間じゃないだろ。
 だからそんな自分は捨ててしまってもいいのだと思っている。得るものはあった。辛いこともあった。けど、それだけなんだ。終わったことは終わったこと。無かったことにはならないし、記憶喪失にでもならなければ忘れることだってきっとない。捨てると言っても消えてはくれないものだから、ずうっと纏わりついていくものだ。
 そんな世界を生きた自分に出来ることなんて、きっと大したことじゃないけれど……そんな自分が知っているものを、自分が大切だと思う人には味わわせないようにすることは出来るのだろう。
 そう。辛くても、得るものはあった筈なのだから。

「さ、シアン」
「あ、う……カハッ……ゥ……』

 シアンの声が、時折ブレる。精霊様方の声を聞いている時のような声だ。
 その際、シアンの目が人のソレから獣のソレに変わる時があって、最初は心が怯えた。
 でも、もう平気だ。
 そんな怯えた心も、あの親の気色の悪い顔に比べたら可愛いものだと受け入れてしまった。
 だから歩み寄れる。恐怖も無い。手を差し伸べて、笑うことも出来た。

「シアン。───主として命令する。……我慢、するな」
『───!《びくんっ!》』

 この世界の奴隷制度は、なにも人間や亜人をペットとして連れていけるだけじゃあない。
 当然として命令を強制することだって出来るし、命を奪うこと以外の命令ならばほぼは出来るだろう。
 僕はそれを、久しぶりにシアンへと使った。
 戦いの最中に言った“待て”とは違う、“我慢するな”という言葉。
 途端、苦しげに何かの衝動を押さえつけていたシアンからは躊躇が消え───差し伸べていた僕の手を───……通り抜け、僕の体に抱き付いてきた。

  ───あ。これ、首噛まれるパターンだ。

 なんだかそんなことを極々フツ〜〜〜ゥウに考えてしまうあたり、僕ももう普通の人間の考え方から逸脱してるんだろうなぁなんて思いました。
 けどまあ、どこに来るかの予想が出来ていれば……もうそこまで恐れることもない。
 目を閉じながら軽く頭を右側に傾げて、首に噛み付きやすいようにした。すると、すぐにシアンの口の感触がして、熱いなにかが滴っていった。




ネタ曝しです。 *ランページ  FF11片手斧のウェポンスキル。リズムが好きすぎる。  基本的には好きなんですけどね、FF11。  でも世界が広すぎたり足が遅すぎたり攻撃が遅すぎたりと、いろいろ物足りない。 *七面倒臭い  ネタではなく、非常に面倒臭いこと、という意味。  何故“七”なのかは謎である。 *黙れ小僧!  ものの〜け〜姫〜───黙れ小僧!!  もののけ姫より、巨大白犬のモロさん。  苗字が師岡な真剣で恋しろ系ゲームの友人とは関係ない。 *クワッ……  GTOより、鱶田の笑みの擬音。 *「おそれいりました!」「いるなよ!」  ジャングルの王者タァーーーちゃんっ!! *ウェッ!? ウェーーーイ!!  オンドゥル語的なアレ *オンドゥル語  オンドゥルルラギッタンディスカー!!  仮面ライダーブレイドより、滑舌の悪さが生んだ語源。 *ナメクジ星の人がお米に仙人の豆を与えるような気安さ  悟飯、仙豆だ。食え。  ドラゴンボールより、ピッコロさんの愛。 *シュゴォオオオ! パパァアアアアッッ!!  山岸由花子は恋をする。  ジョジョ四部より、山岸由花子さん。  エステシンデレラで美貌を磨かれたら、なんかシュゴオオとか鳴ってた。  ……あれ? 山岸さんというより、パロ側のゴリ子……幕張のほうだったっけ? *氣が高まる……溢れるゥウ……!!  伝説の超野菜人、ブロコリとやらの台詞。  永遠に氣が上昇し続けるらしい。どこまでいけば最強になれるのやら。 *大地の涙が溢れ出したら青いこの星が沈んでしまう  DEENより、Tears on Earth。  いい歌です。 *ミギャアアア!!  ドイルさん。 *ドイルさん  バキより、最恐死刑囚の1。  死刑囚の中じゃ一番好きでした。  “カムイン”や“オー、ブルーマウンテン”をオリバに言わせたステキな人。 *体臭が三倍になった  世紀末リーダー伝たけし!より、ガッツ島でルルカにガッツ三倍になれをされたあとの体臭問題。  あっちは5倍だったような。 *生まれた意味を知るRPG  テイルズオブジアビス。  複雑化しないで、もっと単純なストーリーでいいと思うのよ、新作。  あと課金システムほんとなんとかしてください。 Next Menu Back