───冒険の書186/黒白至光(こくびゃくしこう)!亜人族のジハード!───
【ケース494:弦月彰利/バトルブレイバーズ】 トカカカカカカカカ!! 黒猫 『ゴニャアアアーーーーーーッ!!!』 開幕のベルが鳴った! おおこの迸る熱き思いが俺を修羅へと変貌させる! ちくしょう相変わらずウチの提督は我等をノセるのが上手ェぜ! 言葉を聞いただけなのに、 ゲームとしてしっかりと“潜在能力が引き出された!”とか出てきたし! ホオオオオ!!引き出された熱き思いが我らの体を熱くする!! 攻撃力が充実しまくりじゃああ!!漢じゃわしゃあああああっ!! 兵士 「ハッ!猫風情になにが出来る!大人しく妖精を渡せぇえええっ!!」 黒猫 『命の輝きを見せておくれ!ああ!夜の闇よ!───レ・デスティネス!!』 突っ込んでくるヒューマンどもの海に駆け、 ジャキィンッと取り出したデスティニーブレイカーを振るう! 兵士 「なにっ!?この猫、何処から鎌を《ザブシャアッ!!》ぐあぁあああっ!!」 手品まがいに出現した鎌にまんまと気を取られた馬鹿者の腕を飛ばす。 非道?ホホ、命の遣り取りの中でそんな言葉は薄っぺらなものでしかないわ。 我ら原中が猛者たる者の中には、既に差別などという言葉は無い。 あったとしても微々たるもの! 相手がモンスターだろうがなんだろうが、 障害となり命の遣り取りをやると決めたなら殺られる前に殺る。 命を軽んじるのではない……戦とはそういうものなのだからこそ武器を振るうのだ。 戦いの中にあって、人とは非道であるべきだ。 覚悟とは!決して曲らぬ決死という名の覚悟とは! そういうもののことを指すのだ!! 兵士 「ヒ、ヒィッ!!俺の腕がぁあああっ!!───ヒッ!?ち、血が……出ない!?」 黒猫 『貴様の腕の法則……破壊させてもらった。     その腕───血が出ないし痛みもない代わりに、     いくら高位魔法を施したところでくっつくことなど無い!』 兵士 「な、なんだと!?」 黒猫 『ウェッヘッヘッヘ……!     そんな鎌で全身ずんばらりと切り落としたらどうなるだろうねぇ……!?』 ああ今の僕ステキ!完全に悪役! でもその悪役状況が心をスッキリさせる! やはり正義を名乗るより悪の方が面白いよなぁうん! 大体正義ってのはカタッ苦しすぎなんだよな、うん。 迷惑部設立当初、俺と中井出で決めた言葉は正しかった! 正義を名乗るより最初から悪でいよう!故に我らは外道集団となる! その言葉の真意が遙か先の未来で見つけられることになるなんて最高じゃないか! 正義を名乗りたいのなら名乗るがいい!ただしその正義とは相手にとっては悪でしかない! ならば正義を振りかざす時、正義は正義でなくなるのは自然のこと! それなら最初っから外道を名乗ろう原ソウル!! 兵士 「こ、こいつ───バケモンだぁっ!!」 黒猫 『私欲のためならなんでもするヒューマンがよく吠えた!!     本物のバケモンは貴様の心だドチクショウ!!     おぉらどっからでもかかってこいやぁ!今日の俺に半端はねぇぜ!?』 魔術師「フフ……随分威勢のいい猫ちゃんだこと……。     けどまさか、わたしたち魔術師や召喚師が居ることを忘れているわけではなくて?     コマは兵士だけじゃないのよ?───さあ、わたしたちの魔術で暴走なさい!」 黒猫 『ぬっ!?』 魔術師たちが詠唱に入る! い、いや───詠唱破棄で魔術唱えやがった! 強化魔法を初級から順々に重ねがけしていくってやり方かこの野郎!いや女郎!! 召喚獣ども『クゥウアァアアアアアッ!!!!』 兵士たち 『ぬぉおおおおおおおっ!!!!』 しかも人数が人数だ、兵士や召喚獣どもはあっというまに物凄いパワーアップをしてみせ、 いや……今もなおパワーアップし続けている……!! こりゃ……ちょっとやべぇぞ!? 王国って場所を甘く見てたかもしれねぇ!! どうする……!?人型に戻って応戦するか……!? 黒猫 (───否!!) それじゃあ意味がねぇのよ!! 忘れたのか俺!俺がこいつらと戦う理由は、今自分が亜人族だからだろうが! そして誤解が解けそうだったエトノワールと ガチでバトってでも亜人族を守りたいという我らが提督の漢意気に心打たれたから! 黒猫 『いいだろう雑兵ども。     10分経過にゃまだ早いが……それまでの間、精々足掻け。     俺ゃあ誰かの日常になることをやめた一匹の修羅。     守ることもしなければ、殺しにくるやつらの心配をするほど温厚でもねぇ……。     死ぬ覚悟があるヤツだけ───前に出てこんかぁああいぃいっ!!!』 兵士 「ぐっ……うおぉおおおおおっ!!!」 黒猫 『ぬう!?』 言った傍から腕を切り落とされた男が襲い掛かってきた! その意気や良し!! どうやらこいつだけは激痛状態にあったためか狂戦士モードにはならなかったらしい!! 黒猫 『キョ〜〜〜ッキョッキョッキョッキョ!!“クライムダークネス”!!』 兵士の剣が我が眉間目掛けて振り降ろされる。 だがそれより早く、俺から伸びた影が地面から飛び出し、 ピシュンッ!という軽い音ともに─── 兵士 「ひっ……!?ひぎゃぁあああああっ!!!」 兵士のもう一方の腕さえ切り落とした。 今度はデスティニーブレイカーの能力はない。 純粋に切り落としたから血も出るし滅茶苦茶痛いだろう。 そうこう確認している間にも兵士どもがこぞって俺を狙いにくるが、 その悉くを影から刃を突き出して応戦する。 オーダーを解放するまでもなく、この俺は既に“闇黒の影”。 完全な死神王と化した今、俺に勝てる人間なぞそうそうおらんよクズどもめ……!! 兵士 「俺のっ……俺の、俺のっ……う、で……腕が腕が腕がぁあああっ!!」 黒猫 『腕くらいで騒ぐなよぼっちゃんよォ……。     これから命取られるってのに随分余裕あるんだねぇお前』 兵士 「《ぞぶり……》ひっ!?ひぃいいいっ!!!」 群がる兵士どもを次々と刺殺し、倒れた者を影で飲み込み咀嚼する。 そんな中で、尻餅をつきながら未だに腕腕と騒いでいる兵士も黒で覆い、食らおうとする。 兵士 「ま、待って、くれ……!お、おぉおお俺にはっ……俺には帰りを待つ家族が!」 黒猫 『へー。それで?』 兵士 「えっ……!?」 黒猫 『オヒョヒョヒョヒョ、お前なんか勘違いしてない?     俺達ゃ命の遣り取りやってんだぜ?     そんな中で家族が居るので見逃してください?     笑わせんなよ。だったらお前、完全に仕事間違えたぜ?     先に立つ後悔なんてありゃしねぇのよ。     お前まさか、戦場に立っても自分だけは助かるとでも思ったか?』 兵士 「あ、ああ……あぁああ……!!《ぞぶ……ぞぶり……!!》」 黒猫 『ドゥフフフフ?脳内が平和なぼっちゃんはいいねぇ。     ───解ってねぇようだから言ってやるよ。     殺していいのは殺される覚悟があるヤツだけだ。     覚悟も出来てねぇのにノコノコ戦場に来て助かりたいだ?甘ぇんだよお前』 兵士 「あっ……ぐ、ぁああ……!!《ベキッ……!メキメキ……ッ!》」 黒猫 『そんじゃ、バイバーイ♪せめて俺の血肉となって後悔し続けなさい?     なぁに心配いらねぇ、仲間もすぐに食らってやるから!!』 兵士 「あっ……《バキャア!!》ガァアオァア……!!《ベキブシャゾブゾブ……!》」 戦場においてクズ的な発言を残した兵士をゆっくりと咀嚼した。 実に馬鹿な男だ。 家族が大事なら、こんな戦いになど参加するべきじゃあなかった。 それが王の勅命だろうがだ。 兵士長「き、気をつけろぉ!あの猫!ひ、人を食らいやがる!!」 黒猫 『バケモン呼ばわりしたのはキミらでしょうに……まあいいや、ほれどんどん来い?     俺はまだまだハラペコですぞぉおおおーーーーーーっ!!!     ……つーか兵士長は暴走状態じゃあねぇのね。兵士はマジでコマ扱いか』 まぁいいけど。 クォックォックォッ……!! 腹ン中でよぉ……まだ生きている人間が悲鳴あげてんのよ……! それをゆっくり……そう、ゆっくりとだ……! 踊り食いしたドジョウを胃液で溶かし殺すみてぇに消化していくのよ……! 知るがいい人間ども……!これが貴様らが開発した食い方だ……! まあもっとも?自分がやられるとは思ってもみなかっただろうがねぇえええっ!! 黒猫 『さあ来るがいい偽善者ども!口だけならどうとでも言える貴様らに!     この死神王ブラックオーダーが!鉄槌を下すより先に咀嚼してくれる!!     あ、でも逃げるヤツは見逃すよ?戦う意思を見せぬのなら、     馬鹿なことを言わん限り殺しも食いもしないから安心おし?』 命の遣り取りをしないなら殺す意味ないもんね。 などと噛み砕いて言い放つ俺に向けて、 逃げるどころかさらなる気迫を以って迫る強化人間どもと召喚獣! 黒猫 『ホッホッホ、困った人達ですね。     いいでしょう……ではボクが今から地獄というものを見せてあげるよ。     ……思ったんだけどさ、やっぱフリーザさまってステキだよね?     あそこまで見事な悪はそう居ねーよ、うん』 悪になるというのなら、あそこまでいってこそ悪。 無闇矢鱈と殺すのはいかんが、降りかかる火の粉を滅ぼす精神は見習うところがある。 そんな彼だから僕はゾブシャアッ!! 黒猫 『ギャア!?』 いきなり頬を斬られた!おのれ不意打ちとは見事に天晴れ! よかろうヒューマンよ!今すぐこのアタイが───あれ?再生が思うようにいかねー。 ………………うおやべっ……!敵が持ってるの、ありゃ光属性武器か!? 兵士長「……!見ろ!やはり光だ!この猫は光に弱い!!」 魔術師「ふぅん、思った通りね。だったら話は早いわ。     ライトエンチャント。コマどものエモノに降り注ぎなさい、光の奇跡よ」 キィイイイッ───キュバァンッ!! 魔術師どもの周りの魔法陣が弾ける!とともに、 兵士どもの武器が……光り始めやがった!? 魔術師「立派な口上ありがとう猫さん。     けれどわたしたち人間も生きるために仕方なくやっているのよ。     上の命令は絶対。そうじゃなきゃ楽に暮らせないのだからね。     まぁわたしは命令ではなく楽しみたいからやっているのだけれど」 黒猫 『フッ……《シュゥウ……》テメェなにもんだ?     ただの魔術師じゃあ……ねぇよな?』 魔術師「雇われ魔術師よ。全ての魔術を手に入れることがわたしの望み。     今や百の魔術を手にしている、裏の世界じゃ有名なのがわたし。     “百魔導士”……通り名くらい聞いたことがあるでしょう?」 総員 『ガーサか!!』 魔術師「ガーサ!?ち、違うわよ!わたしはクロック=ホルワーク!     孤島の魔女って呼ばれる嫌われ者の魔術使いよ!」 黒猫 『孤島!?魔術!?』 それってつまり……ベリッ子ヤムヤムがモデルの魔術師!? うわぁ俺こいつと戦いたくねぇ!! 食いたくもねぇ!ケベェし見るからにマズそうだ!! ……ちなみに百魔導士ガーサってのを説明するとなるとかなりの時を遡らなければならん。 あれはそう、まだコミックボンボンのカラーページでFF4の紹介をしていた時まで遡る。 確実に誤植だったんだろうが、 キャラ紹介の欄で、“白魔導士ローザ”である筈の紹介が“百魔導士ガーサ”になってた。 おまけに竜騎士カインが竜騎士カノンになってた。 カノンはまあなんとなく解らんでもない。 でもガーサはねーだろガーサは。 魔術師「けれど貴方随分と親切ねぇ。こうやって話をする時間を与えてくれるなんて」 黒猫 『ヌ……!?』 魔術師「忘れたの?わたしたち魔術師がコマどもを強化し続けていることを」 黒猫 『ハッ!?し、しもうた!!』 見れば、俺を囲む兵士どもは眼を血走らせ、 顔面中盛り上がった血管だらけにして俺を睨んでいた……! こりゃあ─── 魔術師「強化をするだけしてバーサーカー状態にさせる……ハイ、     これでほんとの意味でもコマの出来上がり。     思考も痛覚も働かないようにしてあるから、     腕を斬られようが足を飛ばされようが咀嚼されようが戦い続ける。     ……さあ、勝手に操られて、     きっと戦いたくないと思ってる彼らをあなたは殺せるのかしら?」 黒猫 『なに言ってんの当たり前じゃん』 兵士D「《ガボォンッ!》ギッ───《バキベキゴリボリ……!!》」 魔術師「っ……!?食った……!?」 黒猫 『プフゥ……命の遣り取りをするからには相手の意思なぞ関係ねぇ。     そもそも意志があるなら     ここに来る前にどんな手段を使ってでも逃げることくらい出来た筈よ。     それが出来ずに命をかけた戦いに足を踏み入れることになるのなら、     そりゃそいつが単に馬鹿なだけよ。     命を捨てるような戦いに身を投じるんだぞ?     だったらここに来る前に命懸けで抗うことくらい出来た筈だ。     それを放棄した時点で、     そいつの意志などなにかに抗えるほど強くなかったってことじゃねーか』 そんなやつらの命ならこの黒は容赦なく咀嚼できるぜ? いや、向かってくる限りは悉く食う。 黒猫  『もしや俺の心の善意にでも付け込むつもりだったのかね?      だったら相手が悪かったな。俺も中井出と同じだ、      覚悟を決めて戦場に立つからには、誰を殺すことになろうが躊躇しない。      命狙われてんだ、当然だろうが』 魔術師 「……いい目だこと。やっておしまいコマたち!」 兵士ども『グガァアアアアアアアアッ!!!』 黒猫  『ッチィッ……!!』 とはいえ……!全員が全員光属性の武器ってのはシャレにならねぇ……!! エンチャンターでもないっつーのに平気でエンチャントさせやがって! 精霊どもめ、また好き勝手に設定変更しやがったな!? 少しはこっちの苦労も───……アー…… 多分我ら原中(特に中井出)が好き勝手にルールブレイクするから、 それに対する当てつけでやってんのかも……。 だが言える文句は言いましょう!心の中にしまっておくの、よくないコト!! 黒猫 『やいてめぇ!魔術師のくせにエンチャントなんてズルいぞコラ!!』 魔術師「あら、なに言ってるの?     魔術師だから魔術しか使っちゃいけないなんて誰が決めたの。     剣を振るう人が魔術使ったらいけない?魔術を使う人が斧を持っちゃいけない?     あなたこそ解っていないようね。わたしたちは自由なのよ。     わざわざカタに嵌まった思考で手段を選ぶなんてどうかしてるわ。     いい?わたしは覚えられる魔法、魔術、法術は覚えなきゃ気が済まないの。     当然その中には武器に魔法を付加させる秘術もある。     これだけ言えば解るわよね?わたしは魔術師でもありエンチャンターでもあり、     剣士でも弓使いでもある存在。だから“魔女”って呼ばれてるのよ」 黒猫 『なっ……なにゃぁああああああっ!!!?』 そして僕は悟ったのです。 ……こいつ、絶対に対原中用ターミネイトエネミーだって。 基本はヤムヤム、精神はほぼ中井出だこいつ。 くそ、こりゃアレか? 相手にしてみりゃどれだけ原中が扱いづらい集団だかを 我らに解らせるための精霊どもの作戦か? 黒猫 『フッ……上等!だが忘れるなよ精霊ども!     ……あ、やっぱいいや。言ったら不利になりそうだ《ザシャアッ!》いつぁっ!?     ぬおおてめぇ《ズバシャアッ!!》くあっ!や、やろっ……!!』 チィやべぇ!敵の動きが早ェぞ!? さっきまでは少なからず兵士どもの恐怖心を利用して隙をついてたが、 狂戦士になっちまったら恐怖を突くことなんて出来やしねぇ!! しかも避けたら避けたほうに居るヤツが人の背中を好き勝手に斬りやがる……! 声  『なにやってんだ羅武てめぇ!!』 声  『羅武てめぇこのクズが!!』 声  『羅武てめぇ敵を煽って強化させるだけさせといて     さっさと死にやがったら承知しねぇぞ羅武てめぇ!!』 声  『羅武てめぇ!てめぇの所為でこっちがどれだけ苦労してると思ってんだ!     てめぇが死んだらてめぇが相手してる相手がこっちに来るだろうが羅武てめぇ!』 黒猫 『こんな時くらい羅武てめぇやめようよ!!』 そもそもこっちからは姿さえ見えないのにどうやってこっちの状況理解してんだあいつら! ちくしょうもう勘弁ならん! だが光属性武器が厄介な上にこの人数だ……負けるのは仕方ないと踏んでもいい。 百歩譲ってそれはなんとか頷こう! だがやつらより先に死ぬのだけは我慢ならん!! 黒猫 『くっ……ふふふふ……!!だがもう我慢する必要はねぇ!!     何故なら10分経過など既に通過した事実であるからだ!!     さあいくぜブラックオーダー!この暴走タコどもに地獄ってのを見せてやろう!     広がれ我が地獄の扉!デスラインゲート!!』 “影鎌繰り殺ぐ闇黒の秩序(アンリミテッドブラックオーダー)”……解放!! と同時に現実世界から冥界を引っ張り出し、我が糧とする!! 悠介みてぇに創造の世界ってわけにはいかねぇが、今はこれが俺の精一杯! 黒猫 (くそっ……引っ張り出すたびに思うけど、創造の理力ってずりぃよな……) なにせ創造だ、自分が思った通りのものを手元に出現させるだけでなく、 思い通りの世界を創れてしまうのだ。 俺のは冥界の扉を開いて冥界への道を作るだけ。 毎度展開される効果内容は同じであり、理を変えることなぞ出来やしねぇ。 黒猫 『だが!俺には俺に出来ることで力をつけるしかねぇのよ!     だから……終わりにしようぜ人間ども!これであの世へ送ってやる!!』 魔術師「!───場の力の流れが異常を……!?あなた、なにをするつもり!?」 なにを?ンなもん決まってる! 冥界から引っ張り出す死神の力と、俺自身に存在する死神の力や闇黒の影の力。 さらには鎌に秘められた力など全てをこの一撃に込める我が最大奥義─── 己が命さえ削らんというほどの力、フルブレイクカタストロファー。 それをオメガレイドへ昇華させ、波動型に変えた最大奥義を超えた我流秘奥義。 黒猫 『ビッグバンッ……かめはめ波ァーーーーッ!!!』 浮遊ッ!エネルギー吸収ッ!九頭竜闘気全力解放!そして発射ッ! 人間どもの軍勢に向けて突き出した双掌から放たれるは我が最大の滅びの光。 まあ、光っつっても真っ黒なわけだけどね。  ギガァアガガガガチュゥウウウウンッ!!!!  ドンガガガガガガォオオオオオオンッ!!!! 兵士ども『ガァアアアアアオオオオォォォ……ォ…………!!!』 声   『え?あれ?ギャッ……ギャァアォァごわぁああああっ!!!』 ───もっとも、光だとか闇だとか、そんな現象的なものは超越しているけど。 ハハ、あんだけ鬱陶しかった景色が今じゃ遠くの山まで見えるくらいにスッキリだ。 ……なんかヘンな悲鳴も聞こえたような気がするけど気の所為さ。 あれ?なんかレベル上がってる。ホワイ? 魔術師「……わたしのコマが……こんな一瞬で……!?」 魔女サンが大きく消滅した人垣を見て愕然とする。 ああだが心配はいらない。 俺の黒で消すってことは、俺に食われるってことだ。 しっかりと溶かして吸収したさ。 黒猫 『どーだ魔女さんよ。……まだやるかい?』 声  『ヒィイ!!今の一撃で敵の真っ只中で激戦してた提督がぁああ!!!』 声  『ひでぇ!一瞬でコナゴナだ!!』 声  『なんてひどいことを……!これは男のやることじゃないな!!』 声  『提督殿だってこんな時くらいはと、     レイジングロアを控えていたというのになんとひどいことをでござる……!!』 黒猫 『あれぇええええっ!!!?』 ……見れば、何故か少し暖かくなっている僕の懐。 やべぇ……やっちまった。 そういやさっきの悲鳴、中井出の声によく似てたような……。 しかもオイラレベルアップまでしてるし……うおう。 声  『クズだ!この中に真のクズが居るぞ!』 声  『クズがぁああーーーーーっ!!』 声  『クズがぁああああーーーーーーーーっ!!!』 声  『クズがぁーーーーーっ!!』 黒猫 『いやちょっと待たれよ僕のキミたち!!     そんなわざわざ確認してたら撃ちたいもんも撃てねーべや!』 声  『黙れ羅武てめぇ!     こんな場面だからこそ武器のみで吹き飛ばしまくるのが面白ェんだろうが!!』 声  『てめぇには真・三國無双のような爽快感を愛する心がねぇのか羅武てめぇ!!』 声  『その上それを実践して見せていた我らが提督を不意打ちで殺すなど!!     だからてめぇはグラサンでジャンプ好きのヒトデアフロなんだよ羅武てめぇ!!』 黒猫 『だから羅武関係ねぇだろそれ《ゾブシャア!!》ギャオアァアーーーーッ!!!     ちちちちくしょーーーっ!!ツッコミもままならねぇえーーーーっ!!』 喋ってる途中で肩を大きく斬られてしまった! エィイ……!大きく削れたとはいえ、やはり人数では圧倒的に負けている! しかも近接戦闘用兵士を削っただけで、 弓兵や銃兵士、魔術師や召喚術師などはてんで削れてねぇ。 グリフォン『コァアアーーーーォオオオオオッ!!!』 黒猫   『ぬっ!?しもうた!!』 そうこうしてる内に召喚獣のうちの一体が浮遊要塞を目指して飛翔する! ……やべぇ!ビッグバンかめはめ波撃った所為でTP0だ! 全エネルギー使っちまった所為でラインゲートも消えちまったし、このままじゃ───! 声    『───この重力の中で悶え苦しむがいい。“グラビティ”!!』 グリフォン『《ビギィッ!!》グギイッ!!?』 その時だ。 飛翔し、要塞を襲う筈だったグリフォンが突然動きを止め───いや、止められ、 地面に向かって落下していくじゃないか! 声    『闇の剣よ我が敵を穿て!“シャドウエッジ”!』 グリフォン『《ゾブシャアッ!!》グエェッ!!?』 さらに、重力によって落とされたらしいグリフォンを大地ではなく、 大地から出現させた闇の剣で串刺しにし、 声  『消えろ!“イーヴィルスフィア”!!』 キィンッ!ズガガガガガゾブシャアッ!!! 狙い澄ましたように発動させた追加魔法で、叫ばせる間も無く粉微塵にしてみせた。 ……何者か、って判断は今さらだろう。 これだけの魔法詠唱を得意とするヤツっつったら……精霊野郎ことホギーしかおるまいよ。 見事な闇系統の連続魔法だ。 重力はまあ元素系だけど、手際の良さが半端ではない。 しかもシャドウエッジの魔力をそのままイーヴィルスフィアに変換するところも流石。 闇の剣がそのまま闇の刃と化してグリフォンを切り刻みまくる様子は、 この彰利……素直に感心いたしたぜ? 声  『中空浮遊物は俺と晦でなんとかする!もちろん陸のやつらとも戦うから、     お前らは目の前の敵にだけ専念してくれ!!』 声  『なにぃ!?ちょ、ちょっと待て!     お前!俺の弓術に期待してるならそれは的外れだぞ!?』 声  『日本好きなお前が弓術が出来ないなんてそんなことあるか!     自分の趣味を信じろ!』 声  『趣味!?え……趣っ……ちょっと待てそれ趣味の範疇超えてるだろ!!     大体今俺弓なんて持ってないぞ!?』 声  『だったら創造でも変換でもいいからなんとかしろー!!』 声  『簡単に言うなぁあああっ!!!』 ……あっちはあっちでいろいろあるらしいです。 やっぱどれだけ感情戻っても悠介は悠介か……。 っと、誰かの心配よりも目の前のこと! 俺は俺に出来ることを全力でやればいいのよ!! さあかかってこいやぁああああっ!!! 【ケース495:晦悠介/僕の歩く道に太陽の日差しは下りない】 がぎぎがごがごぎがぎぎががんっ!! 白猫 『だわぁああーーーーーっ!!ちょちょちょちょっと待てぇえええっ!!!』 目の前が大変だった。 いや、目の前どころじゃなく四方八方全てが大変だ。 猫の姿でこの人数を相手に、なんて冗談みたいなことが本気で起こっている。 それはまあ己が進んで混ざった道だ、後悔はない。 だが、オーダー解放しても反撃もままならん状況はどうしたもんか……! なにせ俺を狙うやつらが四方八方から連撃を繰り出してくるのだ。 経験をごっそり奪われた俺にとって、これはもうイジメでしかなかった。 白猫 (ち、ちくしょう!!はっ!右のやつが動いた!     ───って、この攻撃にはどう動けば反応出来るんだっけか!?《ガギィッ!!》     いぢっ!はっ!左のヤツが……うおおどうすりゃいいんだっけ!?《ゴギィン!》     ぬ、ぬあああーーーーーーーっ!!!!) ままならん! 経験の無い自分がこんなにもザコだったなんてショックだ! そりゃそうだって頷ける事実なんだろうがショックだ!! 思考まで弱ってるぞ!?どうするよ俺! 白猫 『くうっ!閃光手榴弾が出ます!《ポムッ》───ぬああ線香手榴弾がぁあっ!!』 ダメだ俺!本気でダメ! 危機的状況でも狙い通りの創造が出来た俺は何処!? 焦れば焦るほどイメージが固まらなくてこんなんばっかだ! これじゃ蚊は殺せても敵は殲滅出来ないにも程がある! 手榴弾なのに手榴弾なのにぃいいっ!!ってうおゎあああああっ!!!  ガンギギザシュドシュズバドシュガギィンッ!! 白猫 『がっ!ぐっ!うがっ!づっ……!!く、くそぉおおおおっ!!!』 何処まで弱いんだよ俺! 攻撃は見えてるつもりなのに追いきれてねぇ! 反応速度も鈍いわ剣速も遅いわで全然戦えてねぇ!! 白猫 『チッ───疾ッ!!』 ザッ───ドシュンッズザァッ!! 兵士ども『グガッ……!?』 “白”の特技である“閃速の行動”で一旦距離を取る。 名の通り光のごとき速さで行動を為す技だが───情けないことに、 まだオーダー解放中じゃなければ扱いきれない。 白猫 『ハッ……カハッ……!』 敵の間を縫うようにして敵から離れたが─── やっぱり敵から逃げるって行為は体を疲れさせる。 くそ……逃げ技向きじゃないなこれは……! けど、“白”の能力についてならいろいろ学ぶことが出来そうだ。 それでも─── 白猫 『足手まといにも程があるなちくしょう!』 歯を噛み締めるくらいに情けないと自覚する。 だが逃げるつもりは毛頭無し! 何故なら俺は───男じゃけぇのう!! などと中井出や彰利のようなことを思考の片隅に、 体に満ちる光と雷、そして白をイメージとともに圧縮し、我が手に雷光の弓を創造する。 白猫 『“大牙”!!《ギリリリィイ……!!》おぉおおりゃぁあああーーーーっ!!』 ピシュンッドパパパパパパパパァアアンッ!!! 続いて創造した巨大な弓を迫り来る兵士どもに放ち、一気に一掃する。 矢自体が形を持たないもので出来ているため、突き刺さって止まるなんてことはない。 白き雷光が兵士どもを貫いてゆき、 あとに残ったのは雷によって黒コゲになる兵士どもの残骸だけだ。 ……ああいや、それも彰利が黒で飲み込み掃除してゆく。 もう完全に人としての甘さだとか情は捨てたらしい。 まあ、それは俺もだ。 向かい合い、命の遣り取りをするのなら一切の遠慮なんて必要ない。 敵と対するには如何せん、火力不足は否めないのが悔しいが。 白猫 『……いやいやっ、思考するより目の前のことだ《バシュンッ》───オワッ!?』 オーダーが切れた!? ちょっと待てなにもこんなタイミングで切れることないだろ! 兵士ども『グゥウオオオオオオッ!!!!』 白猫  『うおっ……おぉおおおおおおおっ!!?』 眼を血走らせた兵士どもが遠慮無用に突っ込んでくる!! ちょっと待てなんて言っても聞いてくれやしない!! うわ、ヤベ……俺ここで死ぬかもドッゴォオオオンッ!!! 兵士ども『グギャァアアアアアアアッ!!!』 白猫  『どわぁあああっ!!?』 死ぬかもと思った途端、目の前まで迫っていた兵士どもが爆風で吹き飛んだ! って……爆風!?なんのだよ!! 声  『ニャアアーーーーッハッハッハッハ!!最強!!』 白猫 『───!?』 聞こえた声は要塞方面からだ。 爆発により、本能的に怯んだ兵士どもを余所に振り向いてみれば、 要塞上部の大砲台に立つ猫が一匹───!! 提督猫『恐れ慄くがいい!欲に巣食われた人間どもよ!!     我が砲術王スキルはァアアッ!!世界一ィイイイイイッ!!!!』 煙を吐く砲台に立つ猫───そいつは我らが中井出提督だった!! 提督猫『さあ!前を向くのだ晦一等兵!見るべき者はこの博光ではなく兵士どもだ!』 白猫 『あ───ああ!!』 そうだ……俺が向き合うべきは提督ではなく、今目の前に迫っている敵どもだ。 しっかりしやがれ晦悠介! 経験が無いからってとっとと諦めちゃ、いつまで経ってもなんの役にも立てないだろうが! 黒猫 『お、おお!もう戻ってきたのか中《ドゴォオオンッ!!》ほぎゃあああああっ!!     なっ……ななななにすんのなにすんのななななにすんのぉおおおおっ!!!     撃つ相手が違うでしょ?貴重な砲弾を俺に撃ってどうすんの!?     つーかこれ砲弾の威力じゃねぇよ!     砲術王スキルってどれほどの強化能力持ってんのよ!!』 提督猫『うるせぇこのクズ羅武てめぇ!!てめぇいっぺんコロがさせろ!!     よくもこの博光を背後から抹殺するなどという非道を!!     しかもこんなステキイベント中に!要塞を死守するって目的を前に、     味方にコロがされるとは思ってもみなかったわ!!死ね!死んで詫びるのだ!!』 黒猫 『ノ、ノー!さっきのは偶然でクズ羅武!?     ちょっと待ててめぇいくらなんでも《ドゴォオンッ!!》しぎゃああああっ!!』 提督猫『さァアアけべ叫べヒィイーーーホホホホ!!!!     緊迫した戦いの中、仲間を狙う───なんという至福!!     やはり常識なんぞはブッ壊すに限るぜグオフォフォフォ!!だから死ねぇ!!』 黒猫 『中井出ぇえええっ!!てめぇえええええっ!!!』 白猫 『こんな時にまで原ソウル発動させてる場合かぁああっ!!』 なんて言ってみたが敵が要塞に近づけばしっかりそっちを狙って撃つ提督。 彰利も黒を巧に操り敵どもを次々と仕留めている。 で、俺はといえば───ガギィンッ!!ゾブシャアッ!! 白猫 『ぎっ……ぬあぁあああっ!!!』 やっぱりボロボロだった。 オーダー切れた途端にこの有様って、あまりにも情けなくて泣けてくる。 幾度も幾度も、幾人から振り下ろされる剣を弾いては斬られ弾いては斬られ。 捌ききれずに喰らった斬撃の数なんてもう覚えてない。 それでも斬られた先から回復していくのは妖精やナギーのお蔭なんだろう。 白猫 『考えろ……!この状況を打開する方法……!どんなものでもいいから───』 そう思っていた時、遠くで黒や闇が蠢き、敵を飲み込んでいるのが見えた。 ……彰利だ。 こっちの苦労も考えずに敵を煽るだけ煽って、食事を楽しんでいるらしい。 くそ、あの野郎……この戦いが終わったら一発殴らせてもらうぞ……───いや待て? どんな方法でもいいなら……? 白猫 『…………』 彰利の戦い方を思い出す。 己を黒に変換し、相手を飲み込み咀嚼したりする滅茶苦茶な戦い方を。 自分の影も相手の影も利用して好き勝手に動き回るあいつの在り方を。 ……そうだ。 形を持たないって意味では、黒も白も闇も光も同じなんだ。 だったら───そうだ! 白猫 『……イメージ、解放!!』 “今は”負けてもいい。 死ぬことさえ甘んじよう。 だが研究はさせてもらう。 今はそれでいい!  ───イメージしろ。 我が素は創造。 神にして創造を司る異端の者! 出来る筈なんだ……俺の能力に創造、変換、そして白があるのなら。 ようは自分のイメージをどれほど具現できるか───ただそれだけだ! 兵士 「ガァアアアアッ!!」 白猫 『───(チッ)ッ!《ボファァンッ!!》』 兵士 「───ギ!?」 イメージを完全解放した。 刹那に肩の皮膚を斬られたが、それだけだ。 自らを“光”に変換した俺は、そのまま兵士の体を通り抜けるとその背後で自らを再構築。 さらに振り向きザマに跳躍し剣を振るい、 兵士 「《ゾンッ……!》……、───」 同じく振り向いていた兵士の首を、胴体から切り離していた。 ───……いける。 想像通りだ、この白の能力は創造と変換を使う俺にとって利用しやすい能力だ。 完全に慣れるまで時間が要りそうだが───それでも一歩の前進は叶った! 魔術師「……!?なんだっていうのこの猫ども……!普通じゃないにも程がある!」 白猫 『当たり前だ!こちとら常識破壊がモットーなんだよ!』 オーダーを解放しないでも白の能力が使えた。 つまり今の俺に必要なのは常識ではなく、ゲームシステムの裏を掻くしたたかさだ。 白としての能力はまだ自由自在には使えない。 だが創造と変換はほぼ自由だ。 だったら自分の体だろうがなんだろうが好き勝手に変換して戦えばいい。 それこそ、自分の体を白や光や雷に変えて。 俺に足りないのはそういう“自由さ”だ! 魔術師 「なにをしているのコマども!さっさと猫どもを片付けなさい!」 兵士ども『ルガァアアアアアッ!!!』 白猫  『ハトが出ます!《ポムッ》そしてぇ───      “ハトを爆弾に変える力”!《キュバァンッ!》───オォラァッ!!』 魔術師 「なっ───!?いやぁああああああああっ!!!」 どぉっがぁあああああああああんっ!!!! コスト0のハトを爆弾に変化! 手に落ちた爆弾を兵士ども目掛けて投げつけ、その場を爆裂地獄に変えてゆく!! ───よく考えろよ俺……! 幸いにして考える頭くらいはまだ正常なほうだ…… 経験が無くなっても、頭の回転くらいは冴えていると信じたい。 創造と変換の本質をもっと知れ。 そしてその奥底を手に掴め。 こんな卑怯とも呼べる能力を持っておいて誰かに負けるなんて、それこそ馬鹿だろう。 光の武具はもう作れないだろうが、それでも攻撃方法なんていくらでもある。 兵士 「グオォオオオオッ!!」 白猫 『“右腕を巨大盾に変える力”!《ヒュフォガギィンッ!!》ツッ……!     “巨大盾を炸裂弾に変える力”!』 兵士 「バガァアアォオオンッ!!!》」 攻撃を盾に変換した腕で防ぎ、その盾を炸裂弾に変換して破壊。 砕けた腕を散った我が身で再構築し、安定させる。 ……よし、よし……!段々コツが掴めてきた。 ようは彰利がやってるようにすりゃいいんだ。 あいつはヘンに自由度が高い。 黒で闇で影なあいつはそれこそ好き勝手に自分の体を利用してる。 その行動を頭の中で高くイメージしろ。 白猫 『疾ッ───!』 キィンッ!シャアッ─── 疾駆とともに己を光の粒子へ変換。 だがそれだけではなく、粒子となった自分から今出せる最大出力で雷を放つ! ヂガガガガガガガガォオオオンッ!!! 兵士ども『ギャァアアアアアアアアッ!!!』 魔術師 「きゃぁあああああっ!!?」 そんなものに体を撫でられるように通過されればタダで済む筈が無い。 体を再構築させ、 振り向いた先には雷をまともにくらって体をシビれさせている兵士や魔術師どもが居た。 白猫 『なるほど……───よし!!』 コツが掴めりゃ上等だ! ようはイメージだ……それさえ完璧なら失敗はない! どんどんかかってゾブシャアッ!! 白猫 『ギャーーーーーーッ!!!』 教訓。 いつの世も油断は禁物。 コツを掴めた嬉しさを噛み締めている隙をあっさり突かれた俺は、 せっかく掴んだコツをあっさりと取りこぼしてしまい、 再び行き当たりばったりの戦いへと身を投じることとなった。 神様……俺は本当に馬鹿なんでしょうか……。 Next Menu back