───冒険の書188/悪辣非道!黒いアイツはカオス猫!───
【ケース498:丘野眞人/あなたの胸に地獄絵図】 ドゴンゴドゴンゴドゴンゴドゴンゴドンゴガガガガガガォオオオンッ!!!! ヴァルチャー『ギェーーーーッ!!!』 忍者猫×25『セットセットセットセット!!《ガッショガッショガッショガッショ!》』 執事猫   『発射発射発射発射ァアアッ!!《ドンガドンガドンガドンガァ!》』 分身して弾を詰めては発射!弾を詰めては発射!! フオオ、この流れるような作業のなんと楽しい! 藍田が担当している場所以外のところは全て俺が担当! 弾を込めては発射を繰り返している!それがまた楽しくて楽しくて! 提督のように砲術王スキルがあるわけじゃないから威力の追加はないが、 それでも“大砲を撃つ”という行為が我らのハートを高ぶらせてゆく! やっぱ男として生まれたら、砦から大砲の一発くらい撃ってみてぇよな! 執事猫『しっかしキリねぇなオイ!!』 忍者猫『いったい何体居るでござるかこのモンスターどもは!』 ナギー『藍田!丘野!もう弾が尽きそうなのじゃ!』 シード『僕とドリアードで敵を抑えておくから父上をお呼びしろ!早く!』 執事猫『ちくしょうとことん提督と俺達とじゃ口調が違うなてめぇ!!』 忍者猫『まったくでござるが言っている場合じゃないでござるな!tell発動!!』 ナビを開いて項目のtellをいじくり、提督の名を連ねてメールを発射!! まるで狼煙でもあげるような気分で提督の帰還を待つ! 思えば狼煙って気づきづらい上に敵にも見られるから、 役に立つのかがいまいち解らんでござるよね。 その点ならメール機能は安心……だと思うでござるが。  ゾガガガガガガガガガガドッシャァアアアアアッ!!!! 提督猫『ぬあぁああああっ!!!!』 忍者猫『キャーーーッ!?』 いつの間にか考え事の海に身を投じてた拙者の前に、 下からゾルゾルと登ってきた提督猫が勢い余って飛んで来た! そう、まるで釣られたガノトトスが地面に叩きつけられるかのごとく! ナギー『お、おおヒロミツ!存外早かったの!』 提督猫『うむ!デカブツ召喚獣の動きが遅いお蔭である!     だがのんびりなぞしておられん!さあ弾を作るぞナギー新兵!』 ナギー『サーイェッサー!!』 提督猫『砲弾が残り十ニ個か……シードよ!     一時貴様に場を任せることになるが、やれるな!?』 シード『はい父上!!』 提督猫『藍田二等に丘野二等!貴様らも砲弾が無くなり次第物理攻撃などに移行せよ!     あ、もちろん俺も戦うから頑張ろうね?』 執事猫『シャキッとしろ提督てめぇ!』 忍者猫『一緒に戦うのは当たり前だろうがこのクズが!!』 提督猫『来た途端になんてヒドイ言われ様!!』 ともあれ、提督が来てくれたお蔭でナギーやシードに覇気が満ちてきた。 もちろん我ら猛者にも“やってやらねば”という気持ちが溢れてくる! いやむしろ貴様には負けんという純粋な勝負魂に火がついた! おおこれぞ原ソウル!こういったバトルで誰よりも好成績を残したいという卑しい心! だが猫たちやドワーフたち、 そして妖精たちを守りたいと思う気持ちは無くしたりなどせぬ! 忍者猫『忍法!火遁の術!』 砲弾を撃つとどうしても生じる隙を忍法で埋めてゆく。 さっきからやってる方法でござるが、これがまた思いの他やりづらい! 何故って、忍術とは元々“逃げるための姑息な手段”的なものでござって、 そうそう攻撃には向いておらんのでござるよ! 老婆から買った忍術も大体がそういったもので、 威力はとことん“期待できず”なものばかり。 忍術といっても、使いたい忍術を頭に思い浮かべてTPを消費すると、 ただその忍術に必要なアイテムが手元に現れるとかそんなものでござる。 ……これってほんとにゲームでござるか?と疑ってしまうでござるな。 FFの忍術は強かったでござるよ、うん本当に。  ブンッ───モシャアアン…… グリフォン『グケッ!?』 で!忍術で有名な火遁の術! これはただ微量の火薬で煙を焚きつつそれに紛れて逃げるというもの!! 火を操るとかそんなことは一切無し!! FFで忍術を知った拙者たちにとって、これは相当にショックがデカい!! でも煙なので、吸えば苦しいのは確かなわけで、 これでさっきから時間稼ぎをしていたりする。 ものすげぇ地味な忍術の最高峰かもしれない。 忍者猫『続いて忍法!土遁の術!!』 説明しよう!土遁の術とは土を利用して逃げることを指す! つまりは落とし穴に落としたりとか罠にかけて逃走する敵なことを意味する! 烈火の炎で烈火くんが土門を落とし穴に落としていたでござるな? あれも立派な土遁の術だったということでござるよ。 ……あれ?でも考えてみればここに土なんてねーでござるね。 忍者猫  『………』 グリフォン『………』 忍者猫  『ウェッ……ウェッハッハッハッハ!!《バゴシャア!》ジェーーン!!』 どうしたらいいか解らなかったから、 とりあえず笑ってみたらグライダースパイク(飛翔ぶちかまし)された。 だがご安心!この俺は分身ではない真実の俺ッ……!! だからこれしきのことで消えたりなどしないのだぁーーーーっ!! 忍者猫『さあ来るがいいさ異形の者よ!忍としての本領を見せてやるぁあーーーーっ!!』 今や戦いに誘われてモンスターまで混ざっているこの聖戦。 さっきのヴァルチャーもそうでござるが、下方でもいろいろと混ざってきている。 グリフォンがグライダースパイクの反動で、 反対側の砲台側の外まで飛んでいった隙に下方を見下ろしてみれば、 今やゾンビや召喚獣、モンスターだらけのひどい景色が見てとれた。 そんな中で白い猫が妙な珠からディルゼイル殿を召喚したり、 それに対抗して黒い猫が自分の体から黒で象った飛竜を出したりしていた。 忍者猫A『なにやってるでござるかてめぇ!      今は高見の見物してる場合じゃねぇでござろう!?』 忍者猫B『そうだそうだなにやってんだ本体てめぇ!』 忍者猫 『言われなくてもちゃんとやるでござるよ!!      ていうか本体てめぇってどういう罵倒でござるか!?』 しかししっかりせねばならんでござる! 砲台ばっか使ってたからTPもまだまだ充実! 砲弾も今や物凄い速度で精製されていっているでござる! ならば我らに恐れるものなど……いっぱいある!なんのことかは今だ未知だけど! 提督猫『うむよし!砲弾精製完了!じゃあ僕ちょっと行ってくるから!』 ややあって砲弾を精製した提督も、 状況が状況なだけにテキパキと動いては、 ババーッと見晴台めいたこの場所から地面に向かって飛び降りていった。 執事猫『行くってどこに《ガブシャア!!》いっづあぁああーーーーーっ!!!』 忍者猫『藍田殿!?』 そんな提督になんぞか物申そうかと、 喋るために振り向いた藍田殿の体がヴァルチャーに噛まれた! おお流石は猫!敵が鳥形モンスターでもあっさり体全体を噛まれる小さな体躯! なんて感心してる場合じゃねぇでござるな! 忍者猫『砲台旋回!砲弾装填!』 執事猫『へっ!?いやちょっと待てオイコラ!     こんなヤツ相手にそれ撃ったら俺にまで───』 忍者猫『藍田殿そこどいて!そいつ殺せない!』 執事猫『無茶言うなぁああーーーーっ!!見りゃ解るだろ食われてんだよ俺ゃあ!!』 忍者猫『じゃあもうなんかいいからこのまま撃つでござる』 ナギー『藍田!おぬしの犠牲は無駄にはしないのじゃ!』 執事猫『そ、そうだそれでいい……!俺ごとこいつを撃てぇえーーーーーっ!!     ってうおおおお!!何処までもノリに弱い我が魂が今は憎いぃいいーーーっ!!』 カチッバゴォオオッ!! スイッチを殴り倒して砲弾発射! 煙を上げつつ物凄い勢ドッゴォオオオンッ!!! ヴァルチャー『グエェエエエエーーーーッ!!!』 執事猫   『ギャアーーーーーッ!!』 ……説明が間に合わなんだ。 煙を上げつつ物凄い勢いで飛翔した砲弾は、見事に藍田とヴァルチャーに着弾! ヴァルチャーはそのまま消滅し、HPが残っていた藍田は復活! もちろん藍田は俺の方を見て物申そうかと思ったようだがここは戦場! 暢気にそんなことを続けていられるほどの余裕は無し!! 執事猫『くそっ!この戦い終わったら憶えてろよてめぇ!!』 忍者猫『おお!覚えとくからとっとと終わらせよう!     そして同時に我ら亜人族のしたたかさを見せ付けてやろう!』 執事猫『これが終われば我らは王国より強い猫たちってことになるからなぁ!     じゃなくて!いや確かにそれもそうだが───ああもういいや!     これ終わったら盛大に祭りでもしようや!適当に亜人族祭りとでも銘打って!』 忍者猫『お!それいいねぇ!じゃあまずは───』 執事猫『おおよ!こいつらなんとかしねぇとな!!』 ジャコンと構える砲台が、暗い中で鈍く光る。 さあ来い敵勢力! 盛大な祭りをするため、俺達はもはや負ける気など一切無し! 政を前にした我ら原中がどれほど姑息でしつこくて外道かを身を以って知るがいいさ! ───……。 ドドシュドシュドシュドドシュドシュゥウッ!!! 忍者猫Z『おおお!バリスタもなかなか楽しいでござるな!』 ジョニー『言ってる場合じゃないニャ!どんどん来るニャ!!』 やあ!みんな元気かなー!? 白石稔役の白石稔です!じゃなくて丘野眞人の分身の最高峰、丘野Zです! ドラゴンボールよりも高き存在を自称する丘野Z!丘野Zです!! 今宵はここ、砲台広場の下層に点在するバリスタ広場からお送りします! K・I・L・L!K・I・L・L!ダイヤル37564、殺戮放送です! ゲンボ      『まったく、照準合わせも骨が折れやすぜ……。           これが終わったら一度整備し直さねぇとやってられやせんぜ……』 忍者猫Z&ジョニー『ゲッ……ゲンボさん……ッ!!』 現在ここに居るの( わ)(たく)(し )忍者猫Zとアイルー種の大半、 そしてドワーフ族が誇る最強ダンディのゲンボさんとその他のドワーフ族だ。 アイルーやジニーやダルトロス老や、 レアズ将軍率いる妖精軍はさらに下方の然の魔法空間でそれぞれの癒しに務めたり、 そんな妖精たちを守るべき構えたりしている。 ちなみにゲンボさんは特別ダンディというわけでもないのだが、 そのステキな名前を見込んでダンディってことにして勝手にトキメいている。 それが私、忍者猫Zとジョニー。 ジョニー 『幸い弾なら尽きることなくあるニャ。あとは撃つ者の腕にかかるだけだニャ』 サクパケ 『任せるニャ!射撃なら得意ニャ!』 イッケク 『でもなんだかモンスターまで混ざってきてるニャ!これどうするニャ!?』 ウルンテ 『もうどうでもいいニャ!打ち落として素材を剥ぐニャ!』 ケマル  『それしかないニャ!』 サクイマキ『でも多すぎるニャ!装填だけでも一苦労ニャ!』 ウルンペ 『やれるとこまでやるしかないニャ!』 ノキリペ 『みんな力を合わせるニャ!旦那さんが言った通り、       これは亜人族の誇りと未来をかけた戦いニャ!       今まで販売ルートとしてご贔屓にしてくれてたのにこの有様!       ボクは王国が許せないニャ!!』 イッケタリ『その通りだニャ!もうボクらはここで暮らしていくしかないニャ!       なのにここを奪われたら、ボクらもう生きていけないニャ!!』 チキル  『その通りニャ!必ず勝たなきゃいけないニャ!』 サクンペ 『ドワーフのみんなももうひと踏ん張り頼むニャーーーッ!!』 ドワーフ族『おう任せとけぇっ!!』 アカムト十兄弟の叫びにドワーフたちが呼応する。 気合十分!弾も十分!この調子なら空の敵を滅ぼすことも夢じゃない! 私の胸は……なんだかトキメいております!! 忍者猫Z     『しかしこのバリスタというのは中々強いでござるな!』 アルゴ      『当然じゃ。竜宝玉の力を借りたとはいえ、           ワシらドワーフが整備したんじゃからな』 ゲンボ      『不備があったとするなら、この機能性の悪さだけでさぁ』 忍者猫Z&ジョニー『ゲンボさん……ッ!』 ゲンボ      『なんでおめぇら俺が喋る度にヘンな顔になるんでぇ』 いえ、意味は無いんですが。 と、どちらにせよこのバリスタ広場にはあまり敵は来てない。 どちらかというと威力の高い砲台広場に敵が密集していて、 そこに向かう敵を撃ち落とすのがここってことになる。 砲台のほうが威力が高いっていっても、バリスタだって捨てたもんじゃない。 あくまで砲台のほうが威力が高いんであって、決して弱いわけではないのだ。 普通に高威力だし、しかも連続で撃てる上に弾数もほぼ無限。 これを利用しない手はないであろう。 もちろん空の敵だけじゃなく地上の敵も狙えるわけだから、あの巨大生物も狙えるわけだ。 忍者猫Z     『それじゃあ張り切っていくでござるよ!』 ジョニー     『お任せニャ!』 ゲンボ      『使用中にガタが来たら言ってくだせぇ、           あっしらドワーフ族が即座に直してごらんにいれやしょう』 忍者猫Z&ジョニー『ゲンボさん……ッ!ああ……!困った時に即座に解決してくれるなんて言う彼が頼もしい……! もうなんだかこのまま全てを委ねてしまいそう……! ───……。 ───ゾクゥッ!! 忍者猫『ヒィッ!?』 執事猫『……?どうしたぁ!?丘野ぉっ!!』 忍者猫『な、なにやら知らないけど急に悪寒がッ……!!     決して踏み入れてはいけない領域への憧れと不安を感じさせる微妙な悪寒が!!』 なに!?なんだったんでござるか今の!! ああいやいや今は目の前のことに集中するでござるよ!! 砲弾も充実している今、これら全ての敵を殲滅することも夢ではないのでござるのだから! さあ!どっからでもかかってくるでござるーーーーっ!! 【ケース499:弦月彰利/この悪夢へようこそ】 黒猫 『ぬおおおおーーーーーーっ!!!!』 ゾバァンゾバァンゾバァンゾバァンゾバァンッ!!! 兵士ども『ガァアォアアァアッ!!!』 バシャシャシャシャァッ……ゾブリゾブゾブ……。 黒猫 『うぅっしゃあーーーい!!』 最後の暴走兵士どもを喰らい尽くし、ようやく一息! ゾンビどもはまだまだ残っちゃいるが、区切りがつけたことで結構心が安心に向かった。 っはぁーー、しっかし何人居るんだかねこりゃ。 暴走兵士は倒したけど、まだ奥に弓兵とか魔法使いがごっちゃり残ってんのよね。 ようするにこれ全部コロがさなきゃいけないわけだ。 ……うーん、食いきれるかなぁ。 ウフフ、なんて、そんな心配せんでも僕の黒は無限の黒海さ。 いくらでも食べてあげるさ。 空飛ぶ召喚獣も随分と減ってきたし、この調子ならいけるぜ!? ……ちなみに砲弾やバリスタで打ち落とされた召喚獣やモンスターも、 例外無く美味しく頂かせてもらってます。 この“食べる”ってのがほんとありがたくてねぇ。 食べるたびに黒が妙な能力ラーニングしたり、TPが回復したりHPが回復したり。 いたれりつくせりじゃい。 たとえば─── 黒猫 『焚ッ!!《バッサァアアアッ!!!》』 グリフォンを喰らうことでラーニングしたこの技! 両腕を飛翼に変え、翼から羽を発射しまくる能力!! ゾガガガガガガガ!! ゾンビ『ギャーーーーッ!!』 そして次!! 黒猫 『焚ッ!!《シャァアン……♪》』 謎の召喚獣を喰らったことでラーニングしたオートリジェネ! HPが一定時間毎に最大HPの5%ずつ回復してゆく! クォックォックォッ……!暮らし広がる夢広がる! オイラの能力もまだまだ捨てたもんじゃねぇぜ〜〜〜っ!! でも出来るだけ無茶はしないって決めたの。 だからあのデカブツはホギーと中井出に任せようかと、 僕と悠介はそれぞれ飛竜を召喚して敵と戦い続けております。 まあオイラのは黒で象っただけの存在だけどね? いいなぁディルゼイル……アタイもあんな飛竜が欲しいや。 とまあそんなわけで、小さく召喚した飛竜に乗って敵と戦う猫を見やりつつ、 オイラもまたルナカオスと稀黒装レヴァルグリードを駆使して戦っておるわけです。 ちなみに黒飛竜は適当に敵陣に突っ込ませて遊んでるけど。 でもいい加減ゾンビや召喚獣が邪魔くさいです! コロがした先から後方で待機してる召喚師が召喚してくるんですよ!キリがねぇ! 黒猫 『ねぇホギー!?まだ詠唱終わらんの!?』 魔術猫『……、……、…………、……』 黒猫 『………』 集中してるようです。 これで邪魔したら今まで庇ってた意味まるでなしってこと? ぬう、ままならんものよ。 したらオイラは奥の召喚師どもを強襲しましょう! もちろん召喚獣やモンスターは食う方向で。 クォックォックォッ……!腕も腹も鳴るのぅぉお〜〜〜っ!! 黒猫 『ではGO!!』 ホギーの守護を悠介に任せ、召喚師目指してレッツゴー!! いやむしろ突撃しながらも影を使って一人ずつ端から喰らってゆく! 影を通して引きずり込み、バキベシャと砕きつつ咀嚼してゆくのだ!! この感触がたまらねェYO!! ああ……!俺……俺……! 黒猫 『俺!今とっても輝いてる!《ギシャアアアア!!》』 あまりの興奮に顔を光らせてまで突撃! その風情に召喚獣がたまげてたけど、次の瞬間には我が黒に取り込んでやりました。 美味ェエエ!!やっぱ召喚獣は美味ェエなぁあああ!! 軟骨が美味ェエんだよ軟骨が!! 魔術師 「───弓兵、解っているわね。範囲内に入ったら遠慮無く討ちなさい」 弓兵ども『……ハイ……クロックさま……』 兵士長 「お、おい……さっきから聞いていれば違和感ばかりだ……!      貴様、私の兵たちになにをした……!」 魔術師 「ふん?怖くなくなる魔法の粉を飲ませてあげただけよ。      恐怖も無くなり痛みも無くなり遠慮もなくなる。      だから相手が精霊だろうがなんだろうが攻撃を仕掛けるし、      死への恐怖もまるでない。いわば体のいい操り人形ね」 兵士長 「なっ……貴様ァア!!」 魔術師 「あなたこそこんなところでなにをしているの?武器があるなら戦いなさい」 兵士長 「ふざけるな!こんなものはもはや戦いではない!      ただいたずらに兵が死ぬだけだ!しかも戦士の躯を操り人形にまでするとは!      いったいどれほど戦士を侮辱すれば───!」 魔術師 「脅されて来た兵士長がどのツラさげて戦士口上?笑わせるわ。      あなたこそどれほど兵士長の職を侮辱する気?」 兵士長 「ぐっ……うう……!」 ……?よく解らんが仲間割れの予感!? よし纏めて殺そう!! え?誘導してどっちかを仲間にしないのか?しないよそんなん!だって食事が減るし! 攻めて来たからには敵は敵!必ず食って差し上げよう!! それになにやら話し合いに夢中で、 召喚師がオイラに食われていってることに気づいてねぇ! 召喚師は召喚師で、隣のヤツが食われても騒ごうともしねぇから最高さ! だから食いました。 狂おしいほど食いました。  ゴキゴキッ……ベキンッ、ぞぶ、ぞぶり…… その度によォオオ……腹ン中で骨が砕ける音がよォオオ……。 最初は内心気味悪がってたモンだけどね、慣れちまえばこっちのもんさ。 そうして、走りつつ喰らってたんだけどザゴンッ!! ジュウウウウッ!! 黒猫 『AAAAAAAAAGH!!』 突如として風を切り、我が黒の体に突き刺さるものが一つ! 意外!それは光を帯びた矢だった! 魔術師「うん?……ふふ、どうやら範囲内に入ったようね」 ぬう範囲ないとな!? つまり射程距離に入ったら容赦なく矢を放つようにしてるってことか! じゃあ下がる。 魔術師「懸命な判断ね。いいこと?そこから一歩でも前に進めばあなたは蜂の巣よ」 黒猫 『ガーサー!ところでなしてキミの声ってそげにデカく聞こえんのー!?』 魔術師「ガーサじゃないって言っているでしょう!!     ……特種な魔法を使っているだけのことよ。     脅しをする時も、相手に聞こえなければ意味がないわ。     わたしの傍に居る者の声ならどれでも大きく聞こえる。     いい?このバカな兵士長のように未来無き世界を歩みたくなかったら、     今すぐ妖精と魔王を渡しなさい?そうしたらこの要塞は落とさないであげる」 黒猫 『え?渡しなさいって……もしかして中井出に惚れた?』 魔術師「惚れるわけがないでしょ常識ってもの考えなさいあなた馬鹿なの!?」 いや……すいません。 生憎と常識破壊を常とする集団でして……。 魔術師「わたしは力が欲しいだけよ。魔王を操って世界を変えてゆくだけの力が。     わたしは人間なら誰でも操れる自信があるのよ。     そんなわたしの耳に届いたのが人間の魔王の情報。     最高じゃない?人間にして魔王なんて、まさしくわたしのために誕生した存在よ」 この時僕は思いました。 貴様じゃ無理だ、絶対に無理だ、貴様ごときに中井出提督は操りきれんと。 今や彼は迷惑部結成をほのめかしたこのアタイさえも手玉に取ることがある修羅ぞ? そんな彼を貴様がごときが操るなど……ホホ?身の程を知りなさい。 ああでも中井出だからなぁ……混乱魔法とかかけられたらあっさり寝返りそうだし。 黒猫 『す、するとてめぇ〜〜〜〜っ!!     中井出を利用してこの世界を征服しようとしてるってわけか〜〜〜っ!!』 魔術師「その通りよ。最初はどんなものかって思ったものだけれどね。     見たでしょう?あの凄まじい破壊力の技。わたしは心底震えたわ。     あの力がわたしのものになる。そう考えただけで、     今まで生きてきた中でも最上級クラスの興奮を得たのよ」 黒猫 『最上級……ぬう、つまりスーパーヘビィ級の興奮を得たと?     ちなみにアタイはレタスを初めて食した時、     ジュニアライト級の興奮を覚えましたが?』 魔術師「ジュニアライト級!?」 クォックォックォッ……!こいつ案外馬鹿だぜ? さっき話を長引かせることがどうとか言ってたばっかなのに、 今まさにこのアタイが話続けることで、 後方の弓兵を影から食し続けていることに気づいてねぇ! 弓兵も召喚師同様操られてる所為か、てんで叫びもしねぇし! ドゥフフフフ……!だったら気づかれずに何処まで食えるのか確かめねば〜〜〜っ!! 黒猫 『そ、それで貴様はその最上級クラスの興奮を得た先に中井出を操り、     さらにその先でなにを得るというのだ〜〜〜っ!《ゾジュルゾジュル……》』 魔術師「万物全てを研究してみたいだけよ。世界征服なんてものには興味がないわ。     わたしはね、全てを知りたいのよ。ただそれだけ」 黒猫 『では僕のキャプテンガントレットの秘密、キミだけに教えよう!《ゾブリ》』 クォックォックォッ……弓兵全滅! さあ次は魔法使い達さ。 ……おっと、光属性の武器を吐き出すのも忘れないようにと。 魔術師「や、それはいいわ」 黒猫 『なんだとてめぇ!全てが知りたいんじゃなかったのかよ!』 心の中でほくそえんだ途端にキャプテンガントレットが侮辱された。 ちくしょう!キャプテンガントレットの素晴らしさが解らんとはなんというクズか! 俺も知らねーけど! 魔術師「個人情報だとかそんな小さなことなんてどうでもいいのよ!!     わたしはもっと拾い範囲、広いことを知りたいの!     …………ああ、そういえばあなたも珍妙な能力を持っているわね。     研究素体として、わたしのもとへ下らない?」 黒猫 『グ、グウウ〜〜〜ッ、ぐ、軍門に下ったらなにをくれるというのだ〜〜〜っ』 魔術師「わたしのもとで研究素体になれるんだもの、それだけで光栄じゃない」 黒猫 『だめだ!なにか寄越せ!じゃなきゃ俺は嫌だぜ!!』 魔術師「いちいちつっかかるわね……いいわ。弱らせて強引に連れていけばいいんだもの。     ここで口論する意味なんて最初からなかった。     ええそうね、これがあなたの命乞いか、     生きる時間を先延ばしにするものだったのなら可愛げがあったわ」 言いつつ、手をサッと挙げる魔術師!! その後ろでとうとう食われる最後の魔法使い!! 見れば、あれほど鬱陶しかった景色はかなり見晴らしのいいものになっておりました。 馬鹿だねー、正面だけに集わせるからこうなるんだよ。 魔術師「…………?なにをしているの、わたしが手を挙げたら一斉攻撃を───え?」 振り向けば無人! 隣には兵士長!ただそれだけ!! 貴様にはなにも残っておらん!! 魔術師「なっ……ど、どうして!!───まさか!?」 黒猫 『イエス!命乞いでも先延ばしでもねー!     俺は貴様との会話中に後ろに居た者ども全てを食ってたのよ!!     それをどんな行動と勘違いしたのかクォックォックォッ……!!     さあ残るは主の居なくなった召喚獣とモンスター、そして貴様らだけ!     あの巨大生命体は別のヤツが相手すると豪語するから俺は貴様を滅ぼそう!!』 魔術師「っ……馬鹿にするんじゃないわよ!わたしを誰だと思ってるの!?     この魔法障壁があるかぎり、あなたごときがわたしに触れることなんて」 黒猫 『じゃあチャージ終了済みのオーダー解放。     そんでもって───デスティニーブレイカー!!     こやつが“魔法を使える”という決まりごとを破壊なさい!!』 ギシャアァッキパガシャァアアアンッ!!! 黒から取り出し、振り上げたデスティニーブレイカーから鈍い光が弾け散る!! そして、その光を浴びてしまったからにはこいつはもう───カスである!! 魔術師「え……え……!?ど、どうして魔法障壁が砕けて……!?     い、いいえそんなことどうだっていいわ!また張り直せば───っ……!!     どうして!?どうして魔法が───!?」 黒猫 『クォックォックォックォックォックォックォックォックォッ……!!     ん?魔法が?ン?なにかね?ン?《ジリジリ……》』 魔術師「ひっ!?ち、ちちち近寄らないで!なにをしたの!?     わたしはっ……わたしは魔女で───魔女なのに───!!」 黒猫 『キミが魔法を使えるという“決まりごと”を破壊させてもらいました。     つまり今のキミはただの人間。魔法が使えなけりゃ魔女なんて肩書きはゴミだね』 魔術師「そんなっ……!」 黒猫 『解るかね?キミは僕の手の平で踊っていたのですよ。     最初からこうしておけばキミは能力解放なんて出来ずにさっさと死んでたのだ。     でもそうしなかったのは偏に───経験値とラーニング能力が欲しかったから。     ただそれだけ……それだけなのだよ』 魔術師「お、どらされて……?わたしが───!?」 ヨロヨロとガーサが後退りする。 多分現状が信じきれないのでしょうよ。 じゃけんど逃げられたら意味ないから、 黒猫 『るぅぇえええ〜〜〜ぅうえぇええぅぉおおぅえぇえええっ!!』 その場に屈みつつ、デンテンテンッ!と地面を三回叩いた! すると─── 魔術師「《ぞぶり……!》ひぃっ!?」 ガーサの影が蠢き、手となってガーサ自身の足を掴む! これぞ外道先生流影縛り!!(外道先生=妖怪腐れ外道) 当然ガーサはその場からは動けなくなり、 アタイはといえば歯をガチガチと震わせて怯えるガーサに向かい、 ゆっくり……ゆっくりと近づいていった。 魔術師「こ、こないで……!」 黒猫 『断る!!《どーーーん!!》』 魔術師「えぇぇええっ!!?」 こんな状況で声高らかに断られたのに驚いたのか、状況に似合わん悲鳴を上げるガーサ! そんな彼女の横で震える兵士長をまず影で捕らえてみせ、 ゆっくりとゆっくりと、ガーサの目の前で咀嚼していってみせました。 兵士長「ぐあっ……ぎゃぁああああああっ!!!!《バキベキゴリゴリゾブリ……!!》」 魔術師「ひっ……!!」 ゆっくりとした人の死を目の当たりにし、ガーサは小さく悲鳴をあげた。 まあそりゃそうでしょうけどね? 黒猫 『おやおや……誰が死のうがどうでもいいのではなかったのですか?』 魔術師「つ、次はわたし……!?わたしを喰らうの……!?」 黒猫 『当たり前でしょうが!なに言ってるのかね!?     戦場に辿り着き好き勝手にやってくれっちゃって!     一人だけ助かろうなどなんて虫のいい!!』 魔術師「や、やめて……!なんでもするから……!」 黒猫 『やだ』 魔術師「本当だから……!なんでも───」 黒猫 『やだ』 魔術師「お願い!死ぬわけにはいかないの!お願い!」 黒猫 『やだ』 魔術師「全てを───全てを知るまでは死んだりなんて───!!」 黒猫 『やだ』 魔術師「っ……ガルフビースト!この猫を始末なさい!」 黒猫 『ぬう!?』 ガーサが空に向かってなにかを叫んだ! 慌てて視線を追ってみると、なんとあの巨大生物が僕を見据えているではないか!! ガルフビーストっていうのかあいつ。 つーとあっちはフェンビースト? 黒猫 『クォックォックォッ……やつらを当てにしたのならそりゃ間違いじゃよ?     何故って、やつらはここには来れねぇからのう』 魔術師「そんなこと……やってみなくちゃ───」 黒猫 『解りますよ失礼な!ホギーはどうか解らんが、     中井出───いやさ提督はやるって言ったらやってみせる男さ!     ところで一護くんは勝気な言葉は言わないとか井上さんが言ってたんだけどさ。     毎度毎度勝気な言葉とか無責任な言葉とか言いまくってる気がするよ?     あれってただ井上さんが聞いたことなかっただけなんじゃないかなぁ……』 いやそれはどうでもいいか。 そろそろオイラも召喚獣退治に向かわにゃならんし。 黒猫 『じゃあねガーサ。キミは最後までピエロだったよ』 魔術師「ま、待───《バキャベキャグシャベキゾボボボボボ……!!》…………!!」 ……ほい食事完了!! ピピンッ♪《ラーニング!“夜”を憶えた!》 黒猫 『ややっ!?』 夜とな!?なんと単純な名前! えぇとなになに?場を一時的に夜にする……? ……おおこりゃいい! 思えばアタイの能力は夜にこそ相手に認識されにくい攻撃となるものばかり!  ピピンッ♪《黒、闇、影、夜が揃うことで、新称号“混沌”を得た!》 黒猫 『おお……魔女ちゃんったらこげなステキな称号を僕に残してくれちゃって……!』 嗚呼……食べて良かどごぉおおおおんっ!!! 声  『ぬおおおおおーーーーーーっ!!!』 黒猫 『おおう!?』 ハッとしてみりゃ遠くの方で暴れ出してるフェンビーストとガルフビースト! しもうた!主が居なくなりゃ命令する者も居なくなるからそりゃ暴れるわ! なんか遠くの方で中井出っぽい猫が飛んでったけど、 それよりも要塞を守る方に回りましょう! おっほっほ!最後に巨大生物退治なんて面白いことになってきたじゃねぇの! いっちょどーんとやったるでぇい!! えーと、まずは悠介と一緒にホギーを回収して、 要塞の砲台広場に行こう。 そこならここより安全に詠唱に専念出来るってもんさね。 むしろオイラも砲台で大砲撃ってみたい。 オイラたちはあくまでサポートさ! 巨大生物に向けて大砲撃ちまくったりバリスタ撃ちまくったりするの!最強!! うおお一度でいいからそういうことしたいって夢が叶ったYO!! 黒猫 『よっしゃあ行くぜ悠介ーーーっ!!』 白猫 『さっさとしろ!倒されたら楽しめないだろうが!!』 黒猫 『おおノリ気だね!最強!』 白猫 『おお最強だとも!だからいくぞ!』 黒猫 『オウヨ!?オウヨオウヨ〜〜〜ッ!!オウヨ!!』 途中で悠介と合流して、今だ詠唱中のホギーを二人で持ち上げて飛翔!! もちろん詠唱の妨げにならんように断りを入れてからね? ホギーからの返事はなかったけど、頷いたから連れていきました。 執事猫『ん……おお晦に弦月!下もう片付けたみたいだな!』 黒猫 『任せてくれたまえよ!』 白猫 『ほ、砲台空いてるか!?やらせてくれ頼む!』 忍者猫『たくさん空いてるでござるよ!     分身の一人が使っているのをどれでも一つ使うでござる!』 白猫 『よっしゃあ!じゃあ俺ここもらいっ!』 黒猫 『あぁ!ベストポジションを!───ぬ、ぬうじゃあ俺その隣!!』 ナギー『ヒロミツはどうしたのじゃ!?』 黒猫 『彼奴ならば巨大生物とタイマン張ってる!故に僕らは援護に来た!     この砲弾やバリスタで、敵を足止めするのだ!』 白猫 『うははははははは!!』 どごぉんどごぉんどごぉんどごぉんっ!! 白猫  『はっ……ははははは!!やべぇぞ彰利これ面白ぇ!!』 黒猫  『ギャア!?ずりぃぞキミばっかり!オイラにも砲弾よこせ!』 忍者猫T『これを使うでござる《スッ……》』 黒猫  『お?おお丘野くん、すまんね謝謝!』 忍者猫T『砲弾装填は拙者たちに任せるでござるよ!』 ナギー 『無限じゃないからの!無駄使いするでないぞ!?』 白黒猫 『任せとけっ……!』(既に砲台の面白さに囚われ済み) 黒猫  『というわけで早速撃て!フォイエル!!』 白猫  『ラーサー!』 ドンッ……どごぉおおおおおんっ!! ブルヴァルチャー『ギエェエーーーーーッ!!』 黒猫      『イエス!命中!』 ヒョ〜〜〜〜ッ……グチャア! 砲弾が翼に当たって爆裂し、飛べなくなって落下していった鳥モンスターが地面で潰れた。 な、なるほど!こりゃ面白い!でもしっかりと食うのは忘れません。 忍者猫O『やや?撃てはドイツ語で“ファイエル”ではなかったでござろうか?』 黒猫  『おお、それは銀河英雄伝説や三角形な心などのアレだね?      正式に言うならファイエルはドイツ語で祭典や式典を指すらしいよ?      ドイツでは撃てって言葉をフォイアって言うんだってさ。      だからフォイエルっていって、ファイエルだと意味が違うんだとか。      撃てをファイアって言うのは英語っしょ?多分それと混ざったのよ。      俺もファイエルの方が発音的には好きなんだけどね?      撃つたびに祭典!式典!祝祭!とか叫ぶのって恥ずかしいし……ねぇ?      って、そげなことより丘野くん次!次次!面白ぇこれ!』 忍者猫T『急かすんじゃねーーーっ!!猫の手で砲弾持つのって難しいんだよ!!』 黒猫  『アレェ!?ござる語は!?』 ともあれ僕らはこれでもかってくらい砲弾というものを楽しむこととなりました! いやほんと面白い! 弧を描くようにどーーーんと飛んでいく弾が敵に衝突した途端に大爆発! 中井出のギガボマーとやらのお蔭で、その威力はそりゃもう折り紙つき! その代わり中井出が透粒粉塵ての使えなくなってるみたいで。 ちょっと悪いなぁと思う中でも面白すぎて“もういいよ”なんて言えやしねぇ!! 中井出が爆発系統にこだわりを持つ理由が解った気がしたよ! これすっげぇ面白ぇ!!発射!発射! ドンッ───どっごぉおおおおんっ!! Gバット『ギピィーーーーーッ!!』 白猫  『あっ!てめぇ!俺が狙ってたのに!』 黒猫  『クォックォックォッ……!早いもの勝ちよ……!!      いやしかし俺は今気づいたね!面白さを追求するのが我らならば、      ここはやはりヘンテコに生きるのも原ソウル!      というわけで───祭典(ファイエル)式典(ファイエル)祝祭(ファイエル)お祭りだ(ファイエルァ)ァアーーーッ!!』 お祭りが刻を高らかに! そう!もはやこの戦いはお祭り風味!風味関係ないけど! ともかくここまで面白い状況が揃ってるなら言葉が違かろうが楽しんだモン勝ちさ! 意味が通らなくてもいい!面白ければ!発音がよければ!カッコ良ければいいのだ! 白猫  『くそ!負けるか!丘野!次だ次!』 忍者猫U『猫使い荒いでござるよ!!』 下の方で激闘を繰り広げているであろう中井出なぞほったらかしで、 僕らは敵をコロがす方を思い切り楽しんでおりました。 砲弾が炸裂し、巨大なコウモリが塵となって消えた空に、幾つもの砲弾が飛翔する。 上手く翼だけ破壊すると地面にゴシャアと落ちるんだけど、 これがまた難しくて……でもそれを狙うのがたまらなく面白ェYO!! ありがとうファンタジー!ありがとうヒロライン! 俺……今、慣れちまって忘れてたファンタジーの楽しさを思い出せた気がするよ!! というわけで満喫しよう! おそらくこの一時のみトキメいた僕のハートを!だからどんと来い敵勢力! もうモンスターでもなんでもいいから標的が欲しいよ俺! Next Menu back