───海翔人閃/武器……好きですか?───
【ケース650:ルミエール=D=カーナ(再)/(ウォ)ーミル麦】 ワヤワヤワヤ…… 漁師1「うわはははは!今日も大量だのう!」 漁師2「わしらの力にかかれば魚の重みなど筋肉トレーニングの一環よ!」 漁師3「じゃが今日はカブラウィリブがおらんな」 漁師4「なんだか嫌な予感がするのう」 漁業の町アッサラント。 辿り着いてみればとても魚くさい町で、 なにがあったのか漁師たちが男塾キャラのような喋り方をしている。 意味は無いんだろう。 ナギー『魚臭いの』 ルミエ「魚臭いな」 そして男臭い。 マッスルたちが魚を掲げてウォーと叫んでるところは素晴らしいが、 あの素晴らしき肉体美が全てを男臭くしてしまっている気がする。 ……そうだ、せっかく頼みごとをしに行くんだ。 なにもお土産が無いんじゃああんまりだ。 あの立派なお魚さんをいただいていこうじゃないですか。 ナギー『ヒロミツ?』 ルミエ「待っといで」 男たちの方へと歩きだしたこのルミエールに、 首を傾げて声を投げるナギーにニコリと微笑み歩んでゆく。 さて……果たしてタダでくれるかどうか。 ルミエ「もし、そこの方」 漁師1「あ〜〜〜ん?なんじゃあ」 漁師2「おおっ!女の子じゃ!とびきりべっぴんな女がわしに話し掛けてきたぞ!」 ルミエ「かわいくないから話を聞いて?」 漁師3「おお謙虚じゃのう!これだけべっぴんなのに可愛くないと言ったぞ!」 漁師4「なんだか嫌な予感がするのう」 ルミエ「聞けこの野郎!」 早くもダメダメな予感がひしひしと。 こういう方々は騒ぎ始めると仲間内の言葉しか聞こえなくなります。 ……我らもそうかもしれんけど。 漁師1「フフフ、俺は気の強い女が大好きだ。何の用だ」 ルミエ「さりげなく俺って言ってしかも自分の好みを暴露しないでください。     そしてそのお魚をあたしにください」 漁師1「タダではダメだ」 ルミエ「………」 いきなり条件持ち出そうとしております。 どうしようこのマッスルたち……何故だとか言わないのは男らしいのに、 最初から交換条件持ち出そうとするところか物凄く男らしくない。 ……あたしもよくやるから強く言えないけど。 漁師1「僕と、その……つ、つきあってください!」 ルミエ「既婚者だからごめんです」 漁師2「なんだと!?だったら不倫でもいいぜ!」 ルミエ「ほんの僅かなポリシーに反するので嫌です」 漁師3「俺の子を産め」 ルミエ「死んでください」 漁師4「なんだか嫌な予感がするのう」 ルミエ「松尾と呼んでいいですか?」 一言。話が進まん。 ルミエ「で、くださる?」 漁師1「条件全部けっぽっといて、あげるわけがねぇじゃろ」 漁師3「それともぐえっへっへ、     お嬢ちゃんがわしらの夜の相手になってくれるな《ベパァン!》たわば!!」 漁師2「うおお!?なんちゅうやっちゃ!叩きおった!」 ルミエ「ええいこのクズどもめらが!女と見れば身体か!そこまで盛っておるのか!     自分が言われてみて初めて解るこの苛立ちに、今まさに怒髪天!     よろしい!貴様ら全員ブチノメしてやる!武器無しで!」 漁師1「がっはっはっは!嬢ちゃん一人でわしらに敵うつもりか!」 漁師3「仕方ないのう!な、なにせ挑まれたんじゃからのう!     つい妙なところを触ってしまうかもしれんのう!」 漁師2「今晩はハッスルじゃーーい!!」 漁師どもが手をワキワキさせながら下衆な目で僕を見ます。 いやァ……その時ばかりは男ってヤローは……と溜め息を吐いたものです。 だから使います。あたしが気に入らんからという一方的な理由で、手に入れた力を存分に。 ルミエ「人器解放40%ォオオオオオオオッ!!」 すまん、存分にってのはウソだ。 武器無しのあたしは確かに弱いが人器を解放すれば別! これも結局武器が無けりゃ出来ないけど、使ってるわけじゃないからOKってことで。 ……誰に許しを得てるんだろうなあたしは。 漁師3「な、なにーーーっ!?」 漁師2「きゅ、急に嬢から威圧感のようなものが現われたーーーっ!!」 案の定男どもは驚き、隙を見せる。 あたしはそこを逃さず突くと、───魚を奪って即逃走!! 漁師1「あれ?───あ、ああっ!」 漁師2「魚が盗まれたーーーーっ!!」 漁師3「な、なにーーっ!?や、やり合うんじゃなかったのかーーーーっ!!」 ワハハハハハ!!馬鹿どもめらめっ! あたしはそもそも魚さえ手に入ればどうでもよかったのだ! さあ走るさなかでナギーにアイコンタクト! バッチリのタイミングで跳躍したナギーが我が肩に乗り、変形合体トーテムポール! 変形関係ねぇ!! ナギー『何故いきなり魚を盗むのじゃー!?』 ルミエ「暴力に訴えるのがつまんねーからである!」 盗んで済むならそれでよし! いやもちろん盗みはよくないけどね、それを解っててやってます。 良い子のみんなは真似すんなよ! 周りからどう思われても構わないってヤツだけやりなさい! ナギー『ヒロミツ!おぬし苛立っておるであろ!     無礼な輩だったのなら成敗すればよかったのじゃ!』 ルミエ「暴力に訴えるのがつまらんかったんだってば!     力があるから殴って奪うとかってあまり好きじゃないの僕!     どうせ訴えるなら言葉と足とで奪いたい!……訴えてねぇよこれ!」 今更気づいた!けどもはや遅し! 走り出した情熱は止まれないのさ! ルミエ「よ〜し魚はバックパックに入れて!距離も大きく稼いだところで!     いっくぜ〜〜〜ナギ〜〜〜〜〜ッ!!」 ナギー『なんのことだか知らんが解ったのじゃ〜〜〜〜〜〜〜っ!!』 助走距離は稼いだ! 追ってくる男たちも既にぜーはー状態! かなり遠くだけど、ふらふらしてるから間違い無い! そう!人器とは人の能力を最大まで解放するもの!当然視力も上がります! 嗅覚も上がってて、男臭さと魚臭さがたまりませんが……ともかくフラフラ! 知ってるぜ!?筋肉には力ばっかで持久力の無い筋肉と、 力はそう強くはなくても持久力がある筋肉があるって! お前たちのは前者だ!……どっかで聞いたことある言い回しだね、これって。 首絞めながら屋上から生徒を落としてしまいそうな言葉回しだ。 そしたらね?箒に乗った金髪ツインテールのねーちゃんが助けてくれるの。 ヘンな鳥と一緒に。 と、そんな虹と贈り物物語のことはいいとして。 今まで走ってきた道を再び戻る! AGIマックスで!人器も40から80%にして! さあ風になれ俺!目の前に生じる風の壁なぞ、ジークリンデの風で掻き消してゆく! 今こそ毬栗流忍術水蜘蛛の術で海を渡る時だぜ!水蜘蛛履いてねぇけど! ルミエ「いっしやぁ〜〜〜きぃ〜〜〜───」 声  「……ぉお!いたぞ……!……っちだぁ〜……!」 ルミエ「イモッ!!」 男ども『《ドゴンガァッ!!ぎえええええええええっ!!!』 遠くから聞こえてきた声に、サイボーグじいちゃん流ぶちかましを進呈! 吹き飛ぶ人垣!散りゆくマッスル! 暴力じゃない!事故だからこれ言っとくけど! なんて今時の若人チックに言ったところで誰が信じてくれよう!少なくとも俺は信じない!  ───そうしてあたしは風になった。 ゴブリンには負けるかもしれないが、それなりの速さで大海原を駆け出したのだ。 脳とは発想の母だな、水面を走るだなんてよくも考えたもんだ。 発想したからって走ってみせることこそが非常識なんだろうが、 出来ちまうもんはしょうがない。 神には神の、死神には死神の、天界人には天界人の、空界人には空界人の能力がある。 あたしはその中で人であることを選んで、武具があれば能力を引き出せるようになれた。 それが勝利なんだ……それでいい、ジョルノ……。 そりゃ、どの世界のやつらも人型で、“人間”であることには変わりはないわけで。 やろうと思えば地界人なんかよりよっぽど効率のいいやりかたで、 人体能力解放なんてことが出来るのだろう。 しかしながら俺は俺自身がそんな能力を持つことを良しとしない。 俺自身がなんの能力も持たない村人のまま、武具のおかげで能力を使用出来る。 そんな生き方こそがあたしの勝利なんだジョルノ……。 何度でも何度でも心に刻みなさい、あたし。 これがあたしの生き方だ。特訓なんて知らん。 もしこのあたしの生き方の所為で世界が結局崩壊しても、 後悔はしてもその先で楽しみを見つけてくれよう。 ボロボロの死体だらけの世界で、の〜んびりと出来ることを見つけてみよう。 あたしが生きてたらの話だけどね。 【ケース651:ルミエール=D=カーナ(再々)/げんま1/2】 さくさくさくさく…… ルミエ「お湯をかぶれば男に戻れないだろうか」 ナギー『なんじゃ?それは』 ルミエ「なんだろ……」 ウェルドゥーン山に辿り着き、旅行けばエルフの森。 軽い筋肉痛に軋む身体を庇いながら歩きゆく……こんにちは、ルミエールです。 エルフの里が何処にあるかまでは詳しく知らないために、 こうしてエルフの森(?)をてくてくと歩いている所存。……所存? さて、ふと男に戻るにはどうすりゃいいのかな〜なんてことを考えてみて、 第一に浮かんだのが“らんま1/2”だった俺はおかしいですか? でもあれって性転換漫画の代表的なものな気がするし。 え?柿野くん?おぼっちゃまくんは度外視しましょう。あおお……!とは叫びません。 ナギー『それで、エルフは何処におるのじゃ?』 ルミエ「自然に訊くのが一番さ!何故って僕らは自然と話が出来るのだから!」 さあ!意識を解き放ってレッツゴー! 自然よ自然よ自然さん!?エルフは何処にいらっしゃる!? ルミエ「……え?磁力の洞窟にいらっしゃる?いやそれFF4ネタでしょ!?     なんでそんなこと知ってるの!?ねぇ!───え?ヤムベリング氏に訊いた?     あの人こそ何処でそんな情報を!?     しかもそれエルフはエルフでもダークエルフだよ!」 ナギー『なんの話じゃ?』 ルミエ「う、うむ。なにやら向こう側でエルム原木が摂れるとかで……FFネタはいいよ!     違うよ!この世界のこと訊いてるんだよ僕!───そう!そうそう!     いやグラムバルドさんじゃなくて!     ダメェーーーーッ!!何故だかこの森茶目っ気ありすぎぃいいいいっ!!」 きっとウェルドゥーン山が近いってことが一番の原因だろう。 自然たちがすっかりヤム子さんに毒され、話にもならない。 い、いや!きっと話せば解る自然だって居る筈さ! まともなことっぽいこと言ってるやつの通りに進んでみれば───失敗しそうだ。 何故だろう……そんな予感が僕に襲い掛かっている……! でも行きます。騙されてもそれはそれで面白いかもしれないし。 ルミエ「よしナギー!こっちだ!」 ナギー『む?しかしのヒロミツ、この種の木はウソが好きでの』 ルミエ「大丈夫!騙されても楽しめばいいのさ!それが相手への報復にもなる!     何故って残念がる顔や悔しがる顔を見るのが好きな嘘つきにとって、     楽しそうにされることほどムカつくことは無いと思うからだ!」 ナギー『おおなるほどの!』 ならばこそ、森の奥へ奥へと行進! ナギーを抱き上げることもなく、二人で一緒に駆けてゆく。 それは珍しくも“自分で走るのじゃ〜”と言ったナギーからの提案だった。 ルミエ「おお!小さいのになんと速い!」 ナギー『フフフ、わしはもはや以前までのわしではないのじゃ!     今のわしは、小さいと言われようが小ささを利用して楽しむ猛者よ!     小さいことも利点になるのじゃ。     なれば、小さいうちはたっぷりと小ささを堪能するのが最高なのじゃ』 ルミエ「うむ最高!」 それはとてもとても素晴らしいことなのよ。 とでも言うかのように、胸を張りながら走るもんだから変な格好になってる。 だがその意気やよし。 人ってその時その時で輝いてるものに気づけないヤツばっかだからね。 子供の頃には子供の頃のよさがあるものさ。 だから早く大人になりたいだなんて思うもんじゃない。 子供は子供のまま、そこにある青春を存分に謳歌するべきだ。 ルミエ「よし!この密集した木を抜けた先だ!一気に行くぜナギー!」 ナギー『う、うむ───!?ま、待つのじゃヒロミツ!その先は』 ルミエ「なにぃ!?《ボサァッ!》───……ぉおおおおおおおおおおおっ!!?」 勢いよく緑の密集を抜けた先! そこは…………崖でした。 ……しまった!ウェルドゥーン山を抜けてくるんだから、 これだけの高低差があることくらい想定しておくべきだった! あ、でもこの景色って晦が落下した、モモンガの森のあの景色に似てるかも……。 なんて思ってるうちに僕落下! 広大な景色の果てへと落ちてゆく! ルミエ「ジィイイイイイイク!!───ハイル!」 霊章からジークムントとジークリンデを取り出し、崖の壁に突き刺───せねぇ! しまった!勢いよくジャンプしたりするんじゃなかった! でもね!丁度抜けられそうな空間が木々の間しかなかったからね!? わざわざ草掻き分けるのもイヤだしさァアア!! ルミエ「奥義!アニメ的特撮的漫画的空中スイミング!!」 だから結構動揺してたんだと思います。 フロートなりなんなり使えばいいものを、あたしは空中を掻いて壁へと向かったのです! そしてなんとかジークが届く範囲にまで、空気抵抗の賜物もあって辿りつくと、 双剣を壁に突き刺し安堵をォオオオオオオオオオオオオオオオオウ!!!? ルミエ「ぎえええええええ!!斬れ味が良すぎて止まらねぇえええええええっ!!」 だったら反対側の刀背(むね)で───無理! 今から抜き取って裏返したところでストッパーになりません! ───ぬうう!だったら根元まで突き刺して柄で止める!! ルミエ「そぃやぁああああああっ!!《ゾガガガガガガ!!》ぎゃああああああっ!!     柄にまで攻撃判定ありすぎだぁあああっ!!砕いてる砕いてる!!」 柄も生物素材。 しかもハンパな雑魚のとかじゃないから出っ張ってたりもして、 それが落下の速度に合わせて崖の岩を砕いてゆく! すげぇ!すげぇよジーク! でも今その破壊力の所為で落下し続けております!たっけてポッパァーーーイ!! ルミエ「なんの足で踏ん張る!《ギョギャギャギャギャギャギャ!!!!》     おわ〜〜〜っ!!ドンナーが雷光放ちながら壁を砕いてゆく〜〜〜〜っ!!」 なんという……!なななんという……北斗神拳!! なんて言ってる場合じゃボッチャァーーーン!! ルミエ「ぐわぁーーーーーっ!!」 ……見事に落ちました。 ああしょっぱい!海水しょっぱい! やっぱどの世界でも海水ってしょっぱいのかなぁ!! あっ!水被って……じゃなくて水に入って頭冷えた!空飛べばよかったんだアホですか俺! ルミエ「パウッ!《ジャパァーーーン!!》」 独特の呼吸法により体内で波紋を練りッ!! 水に手を付き一気に水面へと飛び出るッ!! ……波紋はウソですごめんなさい。 ルミエ「爆破(ばっぱ)ァッ!!《ガンババババババォオオンッ!!!》」 フロートで宙に浮きつつ霊章爆破で水気を蒸発! 水もしたたるいい女なんて言葉は知らねー! いい男じゃなくてよし!いい女じゃなくてよし! ようはこのルミエールが自分らしくありゃあいいのよ! 自分に不満ってあんまり持ってないし、 持ってたとしてもそれを無理矢理長所にしちまえばそれでOK! 楽天的でいいじゃないか!そう考えられる脳があるんだから! ルミエ「というわけで戻ってきました」 ナギー『ほんに無駄に逞しい男よの、ヒロミツは………………今は女性じゃが』 ルミエ「男でも女でも呼び方は好きで了。性別なんて気にしません。     さ、とっととエルフの里を発見してエルフの協力を求めよう」 ナギー『そうじゃの』 まずエルフの里を見つけるところから。 水鏡ユミルじゃああるまいし、なんでこう解りづらいんだこの森は。 や、ユミルはとても簡単でしたけどね? ルミエ「ふう」 ナギーの隣に着地し、再び歩き出す。 さて……ウソをついた自然さんに報復のひとつでもしてやりたいところだが、」 やっぱり今はエルフの里。 武器を作るための準備だというのなら、水に落ちるくらいなんだい。 ナギー『む、むむむむーむむむ…………うむ。ヒロミツ、こっちなのじゃ』 歩きながら……というか軽く宙に浮きながら前に進んでいたナギーが、 自然に訊ねたのかしっかりとした方向を指差す。 おお素晴らしい。 でも漫画とかだと大抵、実は間違いでしたってオチなのよね。 そしてこう考えていると正解だったというオチ。 ウウム、ならばどうでる森の神秘。 【ケース652:ルミエール=D=カーナ(超再)/エルフを駆る者たち】 サラサラ………… ナギー『…………』 ルミエ「………」 小僧 「?」 小僧が居た。 うん、エルフの小僧だ。 そしてその傍らにはここで精製しているらしい“砂糖”が……。 あ……ナルホド……エルフが作る砂糖だから“エルフの砂糖”ね……里じゃなくて……。 いや……でもさぁ…………空界でも砂糖は砂糖なの……?ねぇ……。 小僧 「な、なんだよお前ら……ここはニンゲンが入って来ていい場所じゃないんだぞ」 ルミエ「な、なにぃ!?それはいったい誰が決めたんだ!?」 小僧 「そんなことも知らないのかよ……レファルド皇国の王、     リヴァイアとエルフの長とドワーフとで決めたんだ。     例外はリヴァイアに認められていて、その証を持ってるヤツだけだよ」 ルミエ「ならばこれをどうぞ。リヴァイア王の許可証です」 女王じゃないのはどうしてでしょう。 みんな女王じゃなくて王って呼んでるんだよね。 やっぱりその方がカッコイイからかな。 ……だが……ククク、ただ渡すだけだと思うなよ小僧。 貴様のような小僧が取る行動なぞ、お姉ちゃんお見通しなのですから。 小僧 「……?許可証〜?なんだよこんなもんなのかよ〜。     ウソじゃないだろうなお前〜……」 ルミエ「ごらんなさい!ちゃんとリヴァイア氏のサインと、皇国の御爾(ぎょじ)があるでしょう!」 小僧 「オレそんなの知らないも〜ん!なんだよこんなの!破っちゃえ!」  ビリィッ!! ルミエ「ギャーーーーーーーッ!!!」 やっ……破きおった! レバイアタンが時間を割いてまで作ってくれた許可証を! こっ……この小僧め!なんて面白いことを!! ルミエ「キッサマなんてことをォオーーーーーーーッ!!」 小僧 「うっわ怒った。だっせぇ〜こんなことくらいで怒ってやんの。     気持ちわりぃ〜、ついてくんなよあっちいけ〜」 あたしが言葉だけで怒ってみせると、小僧は踵を返してとある方向へと走り出そうとする。 ルミエ(《ピキィーン♪》───そっちか) その時、あたしの眼光は光った。 光ってないけど光ったってことにしといてお願い。 だから“ついていく”のではなく“追い抜いて”激走!! 声  「あっ!おいっ!何処行くんだよ!」 ルミエ「ワハハハハハ!!ついていかなければいいのだろう!?     愚かなヤツめ!逃走経路を自ら明かすとは底の浅い小僧よッッ!!     日々人々の裏を掻かんとする者の観察眼を甘くみるでないわぁーーーっ!!」 ナギー『おお!こっちにエルフの里があるのじゃな!?さすがはヒロミツなのじゃ!     日々人を欺いては高笑いをしてるだけのことはあるのじゃー!』 ルミエ「それって褒め言葉!?ねぇそれって褒め言葉なの!?ねぇ!!」 ともかく走るッッ! 精一杯走る小僧を置いてけぼりにして、一直線にッ!! やがて景色が段々と色濃く…… 早く言えば緑が深くなってきたと思えた頃、ついに視界が開けたのだッッ!! 声  「止まれぇぃ!!」 けどそれに感動する間も無く目の前に槍が向けられ、 あたしは勇み足を止めることとなった。 あ、危ないお方だ……! 止まれなかったら串刺しですよ顔面に。 エルフ「ここは亜人族以外の立ち入りを禁じている。何用でここに来た」 ルミエ「ちょっと聞いてくださいよ奥さん!おたくの子供エルフがね!?     リヴァイア国王にもらった通行許可証を破っちゃったのよ!ほらぁ!」 エルフ「な、なにっ!?これはっ……」 バサリと、見事に破かれた許可証を青年エルフに突き出す。 その御璽とサインを見て青年エルフは真っ青になるが、 それでも根が頑固なのか切り返しをしようと声を張り出してきた。 エルフ「ま、待て。これをエルフ族の子が破ったという証拠は……!」 ルミエ「そう来ると思ってました。では聞いてください、     我がボイスレコーダーの録音機能の素晴らしさを」 カチッ、キュルキュルキュル…… 声  『な、なんだよお前ら……ここはニンゲンが入って来ていい場所じゃないんだぞ』 声  『な、なにぃ!?それはいったい誰が決めたんだ!?』 声  『そんなことも知らないのかよ……レファルド皇国の王、     リヴァイアとエルフの長とドワーフとで決めたんだ。     例外はリヴァイアに認められていて、その証を持ってるヤツだけだよ』 声  『ならばこれをどうぞ。リヴァイア王の許可証です』 声  『……?許可証〜?なんだよこんなもんなのかよ〜。     ウソじゃないだろうなお前〜……』 声  『ごらんなさい!ちゃんとリヴァイア氏のサインと、皇国の御爾があるでしょう!』 声  『オレそんなの知らないも〜ん!なんだよこんなの!破っちゃえ!《ビリィッ!》』 声  『ギャーーーーーッ!!』 ……。 エルフ「こ、この声は……ロラン……」 ルミエ「どうです!?困ったものでしょう!?これは国際問題ですな!     王の御璽とサインを綴った許可証を、あろうことか破るとは!     これはなんです!?あなたがたがこれだと決めたルールではなかったのですか!?     それをよりにもよってあなたがたが破るなど!許されることではありません!!     しかもほら!こんなことくらいで怒ってやんのと!     それはなんですかね!?この許可のルールを飲んだ王!     そしてドワーフ族とが気持ち悪いという意味だと受け取ってもいいのだね!?」 エルフ「い、いやそれは……っ!」 ルミエ「でも言うのも面倒なので、     この破れた許可証でも通れるように話を通してくれません?」 エルフ「え───それはつまり…………だ、黙っている、と……?」 きょとんとした顔で言うエルフさん。 名前は知らないが、エルフだからって理由で整っている顔が憎たらしい。 タレ目にしてみろタレ目に。 ルミエ「あたしは用件を伝えに来ただけなのです。     別に国際問題だとかそんなのに興味はありません。     どこも平和で楽しいのが一番ですから。それに、あたしは自然を愛しております。     時折壊してしまうような一方的な愛ですが、それでも。     ここは緑が豊かだ。こんなところが諍いに巻き込まれる姿なんて見たくない」 エルフ「……脅しのつもりか?」 ルミエ「脅し!?冗談ではないわ!このルミエールが脅しをしたら貴様!こんなものは挨拶     以外の何物でもないぞクラースくん!なんなら貴様に脅しの極意というものを刻み     込んでくれようかグオッフォフォ……!!」 エルフ「《ぞくぅっ!》ひぃっ!?い、いやいい!なにやらとても嫌な予感がした!」 ルミエ「えぇ……?」 そこでやってみろって言ってくれたら、エルフ公認で散々っぱらからかえたのに……。 ルミエ「じゃあ、了承ということで?」 エルフ「あ、ああ。族長や他のエルフには話を通しておこう」 ルミエ「了。じゃあ遅れて来るエルフの子供の問題も不問ということで」 エルフ「それはダメだ。いけないことを教えるのは大人の仕事だ」 ルミエ「や、ああいう存在はそれだけで貴重だよ?     きっと“オラ町に繰り出してロックミュージシャンになるだよ!”とか言って、     皇国とかに行って自滅するタイプだ」 エルフ「なにがなんでも教育する。今そう決めた」 ルミエ「えぇ……?」 そりゃもったいない。 ああいうタイプはあの軽さがウリで自滅するタイプなのに。 危険なクヌソとかに手ェだして、ヤクゥザのお世話になって東京湾で魚の餌になるの。 そして僕らはそんな魚を食べて日々を生きてゆく。 僕らの命は僕らだけのものじゃないだッツ!! ……不毛なのでこのへんにしとこう。 ともあれ通してもらえることになったので、 僕とナギーはエルフ氏の案内のもと、歩き出した。 大木を削ったような、自然感溢れるエルフの家が並ぶ里へと……! …………。 ……。 族長 「だめだ」 即答でした。 テイルズオブファンタジアに習って、 きっと属性武器とジークとを無の力で合成させるんだろうと思っての提案だったんだが、 あっさりとまあ断られてしまったのだった。 それは。四十五秒未満の邂逅だった。ってそれはいいとして。 ならばと、あたしもあらゆる武器を振りかざして族長の説得を試み始めたのです。 沢山の努力をしたよ?僕、努力とか苦手だし、頭もよくないからいろいろ難しかったけど。 それでもたくさん考えたよ? そしたら─── 族長 「わ、わかった……勘弁してくれ……もういい……頼む……」 頭を下げさせることに成功しました。 え?どうやったのかって? グオッフォフォ……!!そんなのこのルミエールの口を持ってすれば造作もないこと……! ノーをイエスに変えさせる女……ルミエールです。 まあようするにあることからないことまでを栽培して、散々と脅迫したのです。 もちろん苗床の種は許可証を破った件から。 族長 「なんというヤツだ……ああいや、     ここまで出来るからこそリヴァイアも認めたのか……?     私が族長だということをまるで意識していない口ぶりだ……」 ルミエ「あたしは誰が相手でもこうですが」 ナギー『そうじゃの。初対面の偉い者にも丁寧語なぞ使わず、     クズがクズがと叫ぶクズなのじゃ』 ルミエ「それがこの僕ルミエール」 族長 「そ、そうか……まあ高い地位に上がってしまった者としては、     これで馴れ馴れしい者の存在は逆にうれしいものだが。     ではオリジンの石碑がある場所へ行こう。そこで融合の儀式を行う」 ルミエ「あれ?スピリットオブノートの石碑じゃなくて?」 族長 「同じ場所に存在している。オリジンがこの世界の無と根源を強くするために、     同じ場所に精製してくれたのだ。     ……まあ、そのくせ棲んでいるのはマナの大樹なわけだが」 それもまた、根源の一つだからだと思いますよエルフィンさん。 ルミエ「なるほどと納得したところで待っていただきたい。     実はまだ合成だの融合だのをさせるべき武器が完成していないのだ。     だからそのー、それが完成したらまた訊ねていいですか?」 族長 「む……しかし」 ルミエ「なんならこのルミエールの全能力を駆使して貴様の地位をズタボロにし、     空界大戦争を巻き起こしても構わんのだぞ」 族長 「つくづく外道だな貴様!!」 ルミエ「だって外道だもん!!外道のヒロミチくんと呼ばれ、     そのあまりの外道っぷりをリヴァイア王に認められて     許可証を貰ったほどのクズだもん!笑うがいいさ!こんな僕を!」 ナギー『わーーーはははははーーーーっ!!』 ルミエ「笑うなぁあーーーーっ!!」 ナギー『《こちゃちゃちょちょ》ぷわはははははぁああーーーーーーっ!!?     ややややめるのじゃやめるぷふぁぁあーーーーーーっ!!』 アセリア暦4192年……あたしたちは、どうしようもなく平和だった。 ……暦に意味はありません。 【ケース653:ルミエール=D=カーナ(再ロック)/武具のために出来ること】 ドギャァアアアアアォオオオオオオオオオッ!!! ルミエ「飛ばせ飛ばせぇええ!!目一杯飛ばせぇえええええええええええっ!!!!」 ナギー『ひぎゃあああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!     ひひひひヒロミツぅうう!!はやっ……速すぎるのじゃぁあああああああっ!!』 速くもなります! だって武具が!武具が完成するんだ! 許可を得たのだ!合成してもえ〜よと! だからあとはドワーフの皆様の腕を信じ、時の剣の完成をこの目で見るばかり! あとはオリジンのパゥワーで武具を合成させるの!ゴシャーンと! ……って、こう考えると、怪盗ペリカンの合成能力ってオリジンの能力によるもの? おおお!舞台の裏側を垣間見た瞬間だ!予想にすぎねーけど! ルミエ「ふははははは!よぅし見えてきたぞ!     ドワーフの里へと続く隠し洞穴がそいやあーーーーっ!!」 ナギー『ふわぁーーーーーっ!!?』 そこまで来るとズヴァーと跳躍&落下。 洞穴の横にベゴキャア!!と着地して ルミエ「アォオゥウヲワァア〜〜〜〜ッ!!!     オワァアア〜〜〜〜ウハハハハァ〜〜ハァ〜〜〜〜……!!」 ……無駄に足を骨折しました。 しかも自然と苦しがる外国人男性(映画っぽい)のような声になってしまい、 女としてのあたしは裸足でどらねこを追いかけていってしまった。 ……。 そんな傷も何処吹く風。多分イーディンジルドあたりに吹き荒んだんだと思うが、 ともあれさっさと傷を治した俺は洞穴に入ってドワーフの皆様に経過を訊いた。 麻衣香に汚れた服のことを指摘されたけど、 マドハンドに“僕と握手”されたと適当なことを言って誤魔化した。 誤魔化す理由?…………ないね、そういえば。 ドワーフ「武器?こんなに早く出来るもんかい」 総員  『まったくだ!!』 我らとドワーフの、総意であった。 武器という素晴らしいものが、こんな短時間で出来るのなら苦労はしない。 しかも予想通りというか……刻震竜素材は滅茶苦茶硬く、加工が難しいらしい。 そりゃね、ジークフリードでも斬りつけるの大変だったし。 紀裡 「お父さんお父さん!あ…………マ、ママ……」 ルミエ「いえ……なんかもうお父さんでいいから……。     楽しげな表情に陰が差した途端に罪悪感出てきたからお父さんでいいから……」 紀裡 「じゃあお父さん!あ、あのねあのね!?     ドワーフの皆さんがこれをわたしに、って!」 ルミエ「ぬう!?」 紀裡が、サムッと掌に乗っかった何かを見せてくる。 それはどうやらなにかの石かなんかのようで…… ナギー『……?おお、太陽石じゃの。フェルダールにもかつては存在しておったがの、     天地崩壊の際に全部砕けてしもうたものじゃ』 ルミエ「なんですって!?」 太陽石!?太陽石って……あの!? ルミエ「虹色の貝殻!虹色の貝殻は!?」 シード『あ……それでしたらノヴァルシオという古の大陸にそれらしいものがあったとか』 ルミエ「ほんとか!?」 ナギー『うむ。じゃが帝国の技術を駆使しても、ノヴァルシオの力を借りても、     それが安置されている空洞には入ることが出来なかったのじゃ。     ……どうやら特殊なバリアが展開されておるようでの』 ルミエ「ほほう……」 だがいいことを聞いた。 ───待て、まだだ。喜ぶためにはまだあとひとつ。 ルミエ 「ドワーフ殿!太陽石はまだあるか!?」 ドワーフ「ふむ?いや。こればかりは流石にな。      欲しいのならば錬金で作る他あるまい」 ルミエ 「よし僕晦を呼んでくる!そして工房で作ってもらうか、      もしあったら純度100%のソレを貰ってくる!」 麻衣香 「晦くんでしょ?くれないと思うけど。      あれで精製物は等価交換じゃなくちゃくれないような人みたいだし」 ルミエ 「あ、そか。じゃあ盗むね?」 麻衣香 「買おうとか対価のものを渡すとかそういうことは考えないの!?」 ルミエ 「そうか!では元気ドリンコを渡そう!だって創造で作れるようなものだし、      だったら体力分のブツ渡せばオーライ?」 麻衣香 「うあ……そうきたか……」 問題は今の晦がそれを創造、複製できるかだが。 ……訊いてみれば解るね。 さあ!今日は忙しくなるぞう! …………アレ?そういえば穏やかな休日は? ───よし!なんでもよし!気力充実してるし───あたし、オフ日を満喫してる! それでいいってことで今はGO!! ルミエ「じゃあ僕行ってくる!完成したらメールかtellで知らせてくれ!ではナギー!」 ナギー『む……すまんがの、ヒロミツ。ああ言った手前、こう言うのもなんじゃが……     少し考える時間をくれんか。ヒロミツに言われたことを、少し整理したいのじゃ』 ルミエ「オッ……そうか。そりゃ確かに整理が必要かもしれん」 急に死ぬかも〜だとか言われりゃ、そりゃね。 ならば……此度の出向き、我だけどなるか? ルミエ「シードよ!貴様はどうか!」 シード『ハッ!父上!申し訳ございませんが僕はブラックスミスのことについて、     常々勉強してみたいと思っていたもので……!』 ルミエ「ぬうそうか!励めよ我が息子よ!」 シード『ハッ!ありがたき幸せ!』 ルミエ「ならば紀裡よ!貴様は───」 紀裡 「う……いきたいけど、     ドワーフさんにこの太陽石をネックレスに加工してもらう約束してて……」 ルミエ「じゃ、じゃあ麻衣香!」 麻衣香「ごめんねヒロちゃん、紀裡のこと、見ておかなきゃ」 ルミエ「…………うわぁあああん!みんなだいっきらいだぁあーーーーーっ!!!」 こうして僕は走り出しました。 憧れのお姉さんにやんわりとフラれた純情少年のように。 ジークフリードに乗って、天井に存在する隠し洞穴へとひとっ飛びし、 さらに天空にあるラピュウタ……じゃなかった、サーフティール目指して飛んでった。 まずは晦を捕まえないとなあ。地界のどのへんに居るのやら。 ……いいや、メールかなんかで召喚しよう。 たとえば貴様の部屋の焼き物を壊されたくなければ今すぐ部屋に来い、って…… ………………そんなメールを、サーフティールから工房、 工房から晦ルームに出てからすぐに送ってみた。 するとワッシャァアアアアアアンッ!!! 悠介 「テメェエエエエエそこ動くなぁああああああっ!!!」 一分かからず窓ガラスブチ破って現れました。 ルミエ「やあ」 悠介 「やあじゃねぇ!や、やめろよ!?それ壊したら本気で怒るぞ俺は!」 ルミエ「それってなに?」 悠介 「それって───…………あれ?」 興奮状態の晦氏は、あたしがなにも持ってないことに気づくときょとんとした。 しかし理解に至ったのか、 だはぁと溜め息をつくと片手で額を押さえながら俺を睨んできた。 悠介 「あのな、提督……べつにこんなことしなくても俺はだな……」 ルミエ「仮にも女であるこのルミエールの誘いのメールを、     横に居るルナティックフェノメノン氏が黙って見過ごすと?」 悠介 「すまん俺が間違ってた」 さすが亭主だ理解が速い。 悠介 「と、とにかく。その……じゃなかった、     あそこの壷の焼き物は知人が焼いてくれたものなんだよ。     いくら分析して複製したり、復元したりしても“壊れた”って結果はついて回る。     だからアレを壊したりするのは勘弁してくれ。大事なものなんだ」 ルミエ「するつもりなんて微塵にもないから大丈夫だ」 悠介 「…………はぁ。それで?こうまでして呼んだ俺になんの用だよ……」 ルミエ「太陽石をくれ。無かったら錬金で精製して?」 悠介 「めんどっちぃから断───待て待て待てえぇええええっ!!     やめろ!なんで焼き物に向けて剣構えてるんだよ!」 向けてるだけじゃないがね。 うっふっふ、下準備……完了! ルミエ「ククク、いいか晦。このルミエールはやると言ったらやるぜ?     もう一度言うぜ?貴様に拒否権はあるけど拒否したら破壊する。     太陽石、ちょーだい?無かったら錬金で精製して?」 悠介 「あ……あのなぁああ……!これってただの暴力で───」 ルミエ「武具のためならポリシーだってドブ川行き!……ルミエールです」 悠介 「クズだな、普通に」 ルミエ「クズだとも」 彼は快く頷いてくれました。 さすがだ!なんてやさしいヤツなんだ! そんな彼だから僕は武器を仕舞い───途端! 晦が疾駆し、焼き物を手に入れると、ズシャアとあたしと向き合った! 悠介 「はっ───残念だったな提督……!これでもう焼き物質はないぞ……!」 ルミエ「あ、その壷の中、俺の粉塵がいっぱい入ってるからあまり動かさんほうがいいよ。     火属性の粉塵だからちょっとの衝撃でどっかーーーんって」 悠介 「ごめんなさい俺が悪かったです是非やらせてください」 彼は、今度こそ素直に頷いてくれたのでした。 Next Menu back