───冒険の書330/緑NO日々。それとアイツ───
【ケース818:中井出博光/それでも愛は潰えません】 どーーーーん!! 中井出「どうしよう……」 総員 『いや、アンタが言うな(ニャ)』 中井出「だ、だって!仕方なかったんだ!つい勢いで!」 僕のみ対敵精鋭がここに実現! でもなんていうかはい、言ってから後悔しました。 今やみんな、僕が召喚した自然要塞の砲台広場に集まっておいでです。 天井である木々は既に開かれ、支柱となっている大木の枝にジハードが留まってる。 僕はそんな広場のさらに中心でわざわざテーブルを用意して、 くそっ!やられた!と頭を抱えてるような格好。 ……今更だけど、 ジハードやグレイドラゴンはきちんとワープ装置で転移させたんだからね? こういうところは機械文明に感謝です。 ナーヴェル『ずりぃじゃねぇかよ魔王、俺はまだまだ遊び足りなかったんだぞ?       今からでも遅くねぇ、俺と代われ』 中井出  「うん」 遥一郎  「こらこら……!敵のやる気を削ぐようなことはしちゃいけないだろ……!」 ジハード 『ちぇー、つまんねぇの。なぁナカイデ、俺空から奇襲しちゃだめか?       お前が“竜召喚〜!”とか言って、俺が攻撃するんだ』 中井出  「それだ!」 遥一郎  「よく解らんがそれだじゃないっ!」 中井出  「うう……」 皆様いかがお過ごしでしょうか。ホギーがとても頑固です。 え?僕?ええ僕は元気ですが、どうしたものかと頭を抱えています。 別に戦うなら戦うでいいんだけど……あいつらのことだから無茶しそうで。 中井出「あ、ちなみにキミたちどれくらい敵のレベル上げられた?」 遥一郎「ざっと2000ちょいか……」 閏璃 「俺はもっと低いな。     けどポンポン上がって面白かったぞ。もちろん俺も上がったし」 レイル「腕試しには丁度良かったよな。魔法使い相手に突っ込むのが面白くてさぁ」 悠黄奈「途中から博光さんの様子を見に行きましたからね、     わたしたちの実績はそうないです」 中井出「なるほど。あ、ちなみに僕の方は4000近く上げられたよ?     晦と彰利だけだったけど、レベル差の所為かゴシャー!って感じで上がった」 閏璃 「となると……」 遥一郎「今のレベルは9000くらいか。随分上がったな」 中井出「僕もナーヴェルさんを始めとする霊章に宿りし皆様の健闘もあって、     2レベルほど上がったぜ!」 遥一郎「あれだけコロがしといてたった2レベルか……」 1万レベルのケタは伊達じゃあありません。 にしても……いい加減レベル上がりづらくなったなぁ。 ナギー『のうヒロミツ?それよりもなんじゃがの』 ローラ『ええ、それよりも』 中井出「え?なに?」 然精霊『その者は何者です?(じゃ?)』 サム、と促された方向を見ると、そこにドリアード。 急に視線が集中したためか、顔を赤く…………しない。 然の精霊然として、シャンッ……と穏やかな場の空気を展開。 集中した視線全てにホゥ……と溜め息を吐かせる穏やかさを以って、 にこりと笑みを浮かべ───……僕と目が合った途端に真っ赤に。 ああだめだこりゃ。 中井出「うん、まあそうだよね。じゃあまず紹介から。     この女性は然の精霊ドリアード。───僕の恋人である」 ───……。 総員 『ホエェエエエーーーーーーーッ!!!!?』 全米が泣いた。 毎回毎回泣きすぎだろ全米!何回全米No.1ヒットすりゃ気が済むんだ! ───じゃなくて、総員が絶叫した。 事情を知る数人を除き、皆様混乱超混乱!! 遥一郎「こっ、こいっ……恋っ……!?ままま待て!お前は確か綾瀬と!」 中井出「別れたし忘れられたし七草が夫だし」 遥一郎「ぐはっ……!そ、それはなんて言えばいいのか…………す、すまん」 中井出「いいって、もう吹っ切ったことだよ」 ナギー『お、おぬしが噂のヒロミツの恋人なのかの!?む……むむむむ……!』 ローラ『わたしの方が綺麗です《どーーん!》』 閏璃 「いや」 レイル「それはないわ」 ローラ『し、失礼な!!』 ミク 『マスターの恋人……マスターの……!マ、マスター!』 中井出「え?な、なに?」 ミク 『───なでなでしてください!』 …………ホワイ!? ミク 『シャモンちゃんと一緒に戦った報酬として、まだなでなでしてもらってません!     そういう約束だったじゃないですか!』 中井出「……いや……いいけど……」 な、なぜそんなに必死に? 撫でられるのそんなに好きなの? 疑問に思いつつもとりあず撫でる。 古の言い方だと撫ぜる。 すると─── ミク   『…………《にこー……》』 ドリアード『……《うずり》』 中井出  「……?え?なに?」 なにやら穏やかな空気が一瞬、とても冷たいものに変わったような…… ドリアード『ひ、博光さんっ』 中井出  「なんだハニー!《グボンッ!》うおおだめだハニーだめだ恥ずかしい!!」 ドリアード『は、はにっ……はにぃ……!《ポポポポ……!》』 遥一郎  「……お前らさ、なにやりたいんだよ」 自分で言った言葉で自爆している僕や、 思い切り赤くなって俯いてしまったドリアードを見ての当然の言葉だった。 中井出  「い、いや。ここは某恋愛授業に習い、言葉から進んでゆく愛もある。       ド、ドドドドリアード?あの、ちょっといいかな」 ドリアード『は、はい……博光さん』 中井出  「だ……ダ、だだだ……ダーリン、と言ってみてくれまいか」 ドリアード『だ───《くらり》』 中井出  「アアッ!ダメ!気絶ダメ!持ち直してドリアード!」 ミク   『《なででででででで!!》うひゃあああああああ!!!?       あああのマスター!?撫ですぎ!       撫ですぎで《グキッ!》いたっ!痛いですよぅ!』 閏璃   「……このウヴさでよく産まれたなぁ紀裡ちゃん」 レイル  「提督さんってエロマニアじゃなかったっけか」 閏璃   「見る分にはエロなんだが、いざ自分がとなるとロマンチカなんだよこの人」 中井出  「ロマンチカとか言うな!!」 持ち直したドリアードをとりあえず椅子に座らせて、僕もテーブルを挟んだ正面に座る。 ……あれ?なんで座ってんだろ僕。 閏璃   「……あれ?ここってあとは若い二人に任せて、とか言うところか?」 中井出  「ノ、ノー!置いていかないで!」 ドリアード『い、居らっしゃってください!まだその、心の準備が……!』 レイル  「いらっしゃってくださいって、言葉として適切なんだろうか」 アイルー 『ツッコンだら負けニャ』 ナギー  『むー……のうヒロミツ?ヒロミツはそのー、このおなごが好きなのかの』 中井出  「まっ!な、なに訊いてるのナギー!まったくもうナギー!       それはそのナギー!ななななにを急にナギー!!」 ナギー  『うろたえるでないのじゃー!まったくヒロミツらしくもない!       もっとドカっと構えるのじゃ!』 シード  『そうです父上。お相手に失礼でしょう。       ……初めまして、だな。僕はシードと言う。お前は?』 ドリアード『わたしは……ドリアード。       ここで言う意味では、ドリアードの祖ということになります』 ナギー  『なんじゃと!?』 ローラ  『初代!?しょ……───し、失礼しました!!』 ドリアードの言葉を聞くや、ナギーやローラを始めとする亜人族たちが一気に下がり、 王に敬意を払うようにして跪く。 ……え?な、なに?なんなの? レアズ  『初代ドリアードさまとは露知らず……挨拶が遅れて申し訳ございません』 ドリアード『いえ、いいのですよ。お顔をおあげになってください。       確かにわたしは祖ではありますが、今この世界の自然を広め、       安定させたのはニーヴィレイとドリュアス、そして……博光さんです』 中井出  「?」 ……えーと。 い、一応僕も跪いといたほうがいいのかな。 と悩んでいると、耳に届く声があった。 ……どうやら閏璃とローラらしい。 閏璃 「……お前さ、自分のこと初代初代言ってなかったっけ」 ローラ『しぃっ!ど、ドリアードという名前では初代だ、と言ったでしょう……!     わたしより前にドリアードが居たなんて初耳ですが、     この規格外で圧倒的な然の気配は間違いありません……!』 閏璃 「なんていうか……ちっちゃいなぁあんた」 ローラ『うるさいですね……!』 なにかがちっちゃいらしい。 なに…………ハッ!? 中井出「えーと……よく解らんが大丈夫!ステータスで希少価値らしいよ!?」 ローラ『なにを指して言ってるのか理解しかねますが、     侮辱されていることだけはよーく解りました』 中井出「あれ?」 なんか物凄い誤解をしてしまったような。 あ、あれ?フォローしたよね?僕。 閏璃 「ところでいつまで撫でてるんだ提督さん。     もはやミクが幸せ絶頂で顔真っ赤にしてトロケてるが」 中井出「え?オワッ!?な、なんか静かだと思ったら!」 ミクが僕の腕の中で……って言ったら誤解が産まれるけど、 頭を撫でられて昇天していた。 うおー……頭撫でられるだけで昇天するとは、なんと珍しい……! ……というかですね?さっきからず〜〜〜〜っと視線を感じているんですが。 チラリ、と盗み見てみると、ドリアードがそわそわしながらこちらを見てる。 ぬう……彰利ならば便所がどーとか言いそうなところだが、この博光は生憎違うぜ? 中井出「《スッ……》」 閏璃 「《グッ》」 閏璃をスッと見やると、コクリと頷いてゲッドラック(親指立て)。 そう、愛あるゲッドラックを。グッドラックとか言いたいんだろうが、ゲッドでいいのだ。 だって英語だとゲッドラックって聞こえるし。 中井出  「ドリアード」 ドリアード『《ドキリ》は、はい……博光さん』 中井出  「頭痛にバファリン」 遥一郎  「違うだろ!!」 怒られた。 中井出  「ええっ!?バファリンだろここは!」 閏璃   「そうだよ!バファリンじゃなきゃなんだってんだ!       やさしさナメんなよスーパーフェニックス!」 遥一郎  「誰がいつ頭が痛いなんて言ったんだよ!       ここは───食べものを用意するところだ!」 中井出  「《ガァーーーン!!》そ、そうか……!空腹か……!       な、なるほど……!赤い顔も頷ける……!」 閏璃   「お腹が鳴りそうで、だけど催促するのも恥ずかしかったのか……!」 遥一郎  「そういうことさ……!」 悠黄奈  「いえあの……ドリアードはただ、       撫でられているミクさんが羨ましかっただけですよ?」 ドリアード『《がたたっ!》セ、セルシウスッ!』 中井出  「おいおいなに言ってるんだ悠黄奈さん。       理知的で聡明なホギーアントワネットが間違いを言うわけなかろうが。       ね?ホギーアントワネット」 閏璃   「そうだぞ悠黄奈さん。       あれだけ自信満々に言っておいて、今更空腹じゃないなんて。       きっとこの頭脳プレイで、数多の女性を虜にしてきたに違いねぇ……!       ね?ホギーアントワネット」 遥一郎  「………………《だらだらだらだら……!!》」 中井出  「うおっ!?なんか汗が大変なことになってるぞホギーアントワネット!       い、いや、これはきっと精神安定の一環なんだ!ね?ホギーアントワネット」 閏璃   「だが問いたい!どうしたんだホギーアントワネット!       はっ───まさかあの自信たっぷりの言葉は嘘!?       つい嘘をついてしまったのか!ね?ホギーアントワネット」 中井出  「言葉を慎みたまえ!キミは今ホギーアントワネットの前に居るのだぞ!       ねホギアン」 閏璃   「し、失礼しましたサー!!そ、そうだった……俺が失礼だった。       知性の神もびっくりのスーパーフェニックスにとんだご無礼を……       ねホギアン」 遥一郎  「ねホギアン!?なんかもう無理矢理言ってないか!?       じゃなくて、い、いや、あの……」 閏璃   「なんですかホギーアントワネット!」 中井出  「み、みんな!恋愛の神様ホギーアントワネット様からのありがたいお言葉だ!       清聴!清聴ォオーーーーーーーッ!!!」  ズザァーーーン!!! 僕の言葉に、その場に居た皆様がホギーアントワネットを前に跪く! ……何故かドリアードも。 なんか目をキラキラ輝かせて、ありがたい言葉をうずうずと待ち望んでいるような…… 遥一郎  「い、いや、俺は……」 ドリアード『恋愛の神様……!』 遥一郎  「やっ……だ、だから……な?」 中井出  「恋愛の神様……!」 遥一郎  「…………」 総員   『神様……!』 遥一郎  「お、お前ら……ちょっと落ち着け……」 総員   『神様……!』 遥一郎  「おち……」 総員   『神様……!』 遥一郎  「《キリキリキリキリ……!》うう……」 中井出  「おお!神様が腹をお抱えになったぞ!」 閏璃   「よっ……予言じゃああ……!!きっと予言が産まれるのじゃああ……!!」 苦悶の表情で腹を押さえる恋愛の神様の前に、跪いたまま土下座礼拝を繰り返す。 中井出「ありがたやッハァーーーッ!!ありがたやッハァーーーッ!!」 閏璃 「ありがたやッハァーーーッ!!ありがたやッハァーーーッ!!」 これぞ某アニメで展開された正しき崇め方。 大丈夫!美里優も悪友とともにこうしてグラビアを崇めていた! 遥一郎「……《ぷちり》」 総員 『おや?』 なにかが切れるような音が聞こえたような。 遥一郎  「フ……フフフ…………いいさ……俺は神さ……       恋愛の恋愛の恋愛の……《ブツブツ》」 中井出  「お、おお……神様になにかが憑依なさったのかもしれん!」 遥一郎  「中井出」 中井出  「は、はい神様!」 遥一郎  「ドリアードのことをハニーと呼べ」 中井出  「ラーサー!───ハニー!」 ドリアード『《グボンッ!》は、ははははに……』 遥一郎  「次にドリアード。中井出をダーリンと呼べ」 ドリアード『えぇっ!?わ、わたし、心の準備が……!』 遥一郎  「神の御前である!突き進め青春!」 ドリアード『は、はははいっ!───だ、だーりん……』 中井出  「はうっ!《グボンッ!》」 呼ばれた途端に顔が灼熱! そしてなんとも言えないむず痒さが僕を襲う! 遥一郎  「もっと大きな声で!」 ドリアード『だだだーりん……!』 遥一郎  「もっと!」 ドリアード『だー……りんっ……!』 遥一郎  「もっと!心と愛を込めて!」 ドリアード『愛……心……───すぅ───ダーリン!』 遥一郎  「もっと!」 ドリアード『ダーリン!!』 遥一郎  「中井出も!」 中井出  「ハニー!」 ドリアード『ダーリン!!』 中井出  「ハ、ハニー!!」 ドリアード『ダーリン!!』 中井出  「ハニー!!」 ドリアード『ダーリン!』 中井出  「ハニィーーーーッ!!!」 小さな声はやがて大きな声へと変わり、顔を赤らめながらもテレながらも、 テーブルを挟んだ互いを見つめながら声高らかに。 するとどうだろう……あれだけ恥ずかしかった心が、 今はドリアードを思う気持ちでいっぱいに……! 神様……これが……これが恋なのですね!? いてもたってもいられずに僕とドリアードは椅子から立ち上がると駆け寄り合い、 抱き締め───たりはせず、やっぱり赤面しながら手を伸ばし、ちょこん、と手を繋いだ。 遥一郎「ここに一組の愛の使徒の誕生を宣言しましょう。その愛よ、永遠なれ」 総員 『ハワァアーーーーーーーッ!!!』 閏璃 「すげぇ!あれだけまごついてた提督さんとドリアードをあっさりとまあ!」 レイル「すげぇ!さっすが天下の恋愛の神様だ!」 閏璃 「G・O・D!!G・O・D!!」 総員 『G・O・D!!G・O・D!!』 遥一郎「───ハハハ、いえ。私は当然のことをしたまで───ハッ!?     いやちょっと待て俺なにやって……!?へ?ゴ、ゴッド?ジーオーディー?     待て!なんのことだかさっぱり───!」 中井出「おお……!自分でしたことをまるでやってないように振舞うなんて!     な、なんと懐の広い……!───見たかみんな!神様は驕らない!!」 総員 『神様はおごらない!!』 閏璃 「神様だ!神様の誕生だ!」 レイル「ウォオオーーーーッ!!」 僕らはみんなで神様の誕生を喜んだ。 恋愛ゴッド……その名も、ホギーアントワネット。 僕らは彼を崇め、彼はその後、 グレイドラゴンとジハードに恋愛相談で迫られ、地獄を見たという。 【ケース819:中井出博光(再)/それでも愛は潰えません2】 サワサワサワサワ……チュンチュン、チチチ…… 野鳩が飛んでいた。 いや鳩じゃねーってあの鳴き声。 どっから紛れ込んできたのか、はたまた自然要塞とともに僕が取り込んでしまったのか。 小鳥たちが自然要塞の砲台広場上空を飛びまわっていた。 中井出  「し、静かですねドリアードさん」 ドリアード『はい…………』 熱い溜め息を吐くように、椅子を横に並べて隣合わせに座る僕ら。 その手は繋がれていて、僕らはなんとも甘い雰囲気の中にあった。 他のみんなはこの間にメシでも、とか休憩するニャーとか、 ホギーの杖を鍛えるニャーとか、いろいろやって騒がしい。 でもこの場には僕らだけ。 なんとも甘い雰囲気だった。 中井出  「え、えっと……その……」 ドリアード『はい……』 お互い照れ合いすぎてる所為で話題が出てこない。 だが落ち着くんだオックスベア……こういう時に無理に話題を出すと失敗すると、 僕の頭の中の恋愛の神様が警告を出している。 ホギーアントワネット……!あなたという人は……! ……その神様の悲鳴が、 グレイドラゴンとジハードの咆哮とともに聞こえてきたが、きっと大丈夫。 なにせ彼は恋愛の神様なんだから。 中井出  「いい、天気ですね……───や、やははっ!       地下空洞の天井しか見えませんね!あはははは!!」 ドリアード『…………《ポポポッ……》』 俯きながらも穏やかに笑む彼女にトキメキどきゅん。 や、やばいです、触れ合っている手から僕がとろけてゆく。 なんだというのだろうこの“禁忌”に触れているような感覚……! まるで指先から僕という存在がとろけてゆくような……!
【Side───デバガメッコ】 ゴゾリ。 閏璃 「こちらアナコンダ。そちらの配置は?ドーゾ」 声  『こちらサイドワインダー、スネークじゃ芸がないからってこの名前はどうなんだ』 閏璃 「こちらアナコンダ。アナコンダなんて安直な名前よりよっぽどいいだろオーバー」 声  『もっといい名前ないのかよ……』 閏璃 「ヤエヤマヒバァで手を打とう」 声  『いいなそれ!───こちら……アンフィスバエナだっけか』 閏璃 「違う違う、ヤエヤマヒバァだ」 声  『ヤエヤマ……ヒバァ、か。よし。こちらヤエヤマヒバァ、ドーゾ』 閏璃 「こちらヤマカガシ、ドーゾ」 やあみなさんこんにちは、恋愛デバガメ小僧どもの英雄、デバガメッコ・ウルーリィだよ。 今回はそう、恋愛の神様によって成就した一組のカップルを覗きに来たんだ。 お相手はナビの向こう、レイル=ベルナードの提供でお送りするよ? 閏璃 「で、レイル?そっちからの様子どうだ?」 声  『名前決めた意味全然ねぇな……こちら正面。木に紛れて様子を見ている。     あまりに照れまくってる所為で全然気づいてねー。ドーゾ』 閏璃 「こちら側面。照れて俯くドリアードが可愛すぎて困っている。オーバー」 声  『で、どうするんだ?やっぱ邪魔するのか?』 閏璃 「いや。歴史あるデバガメ野郎の伝統芸は、     ここで物音を立てて見つかるというもの。だがそれでは真のデバガメとは言えん。     つまりだ。……ここは意地でも物音立てずに、最後まで見守るのが仕事だ」 声  『なるほど』 腐ってても構わん。 俺達にはあの二人を見ていたいという欲がある。 義務とかそんなものはどうでもいい。 ただ純粋に、我らの欲を満たすために覗いている。 義務を盾に取るちゃちな覗き野郎とは格が違うのだよ格が。 クズであることには変わりないが。 【Side───End】
……。 中井出  「ドリアード……」 ドリアード『博光さん……』 中井出  「……ドリアード……」 ドリアード『博光、さん……』 名前を呼び合い、両手で相手の両手を取り、見詰め合う。 ただそれだけで胸が温かくなる不思議。 かつて麻衣香ともやろうとした行為だが、麻衣香が恥ずかしがって出来なかった。 ていうか結構いろんなことを断られてた気がする。 でも愛していた。 それは、間違いようのないことだった。 中井出「………」 そんな思い出に、ゆっくりと蓋をしてゆく。 元を正せば空界皆殺し事件から始まった奇妙な擦れ違い。 殺し、拒絶し、受け入れられずに別れて、俺が居なかった歴史の中であいつは七草と。 それが悪いことだと言うつもりもなく、 ただ純粋に……あいつが幸せならそれでいいって思えた。 それをしてやれたのが俺じゃないことが、辛いといえば辛かったけど─── 幸せになってくれるのなら、それでいいじゃないか。 本人が知らないところで、偶像の旦那がなにを言おうがあいつには届かない。 だったらもう俺が出る幕なんてなく、 あいつに託すとかそういう言葉も適切じゃなくなってしまったこの世界で、 俺に出来ることなんてのは……ただあいつの幸せを願うだけに決まってる。 中井出「…………」 やさしく握ったドリアードの手を、静かに撫でる。 手を取り合った状態で、自分の手の甲でさするように。 ドリアード『…………』 ドリアードはくすぐったそうにしながら、 それでも赤く染まった頬のままに俺にやさしく微笑みかけてきた。 中井出(……幸せに。麻衣香) 心の中でさよならを。 そうしてから、俺もようやく歩き出す。 中井出  「ドリアード」 ドリアード『…………はい。博光さん』 中井出  「あなたが好きです」 ドリアード『───』 隙間を空けていた蓋はもう、完全に閉じた。 自分の告白を最後に。 ドリアードは間を置いて一気に真っ赤になったが、 それでもきゅ〜〜っと目を瞑ったあと、数分してからようやく俺を見て─── ドリアード『…………はい。わたしも、あなたが好きです』 そう言って、涙目ながらも本当に嬉しそうな顔でそう返してくれた。 中井出  「…………は、はは」 ドリアード『ふふ……ふふふっ……』 するとお互いがなんだかおかしくなって、見詰め合ったまま笑い合う。 照れくささを胸に、だけど暖かい気持ちのままで。 ゲームとか漫画ならここでチスのひとつでもするところだろが、俺達はやっぱり違った。 繋いだ手を恋人繋ぎにして、もう一度正面を見て穏やかに過ごすだけ。 お互いの指と指が絡んだ状態だと、本当に繋がってるような気がして、心が温かかった。 ドリアード『……暖かいですね』 中井出  「……ん」 穏やかな空気の中に居た。 いつまでもこうしていたいと思える空気の中に。 時間なんて俺には残されてないのかもしれないけど、だからって女を求めるのは違う。 俺はもっとこう、静かな恋愛をしたかった。 手を繋いで、繋ぎ合って、好きだと言って、穏やかに過ごして。 お互いがお互いを必要と思ってる時に相手が居るのって、とても暖かい。 だからこれでいい。 そういう雰囲気だからすぐにチスとか、そういうのはなんか違うのだ。 俺も、きっとドリアードも。
【Side───デバガメッコ】 ゴゾリ…… 閏璃 (いけっ!そこだクレス!ちゅーだちゅー!ぶちゅー!) ナギー『なにをしておるのじゃ?』 閏璃 (いや、ちょっとアーチェ=クラインの真似をうぉおっ!?ナナナギ子!?     し、しー!今いいとこなんだから!) ナギー(いいところ?ふむ……?───!ななななにをしておるのじゃヒロミツは!     お、おおおおなごと手を繋いでおるのじゃ!     早いのじゃ!まだなにもかも早すぎるのじゃー!) 閏璃 (うおっ!?ちょ……暴れるなって!ここただでさえ足場悪いんだから!) つーかなんでわざわざ下からここまで昇ってくるかな! 俺も人のこと言えないけど! ナギー(ヒロミツはわしのものなのじゃー!恋人だろうがどうだろうが、     ヒロミツにとっての一番はわしなのじゃー!!) 閏璃 (あー……そんな考えがあったから、     さっきは余裕みせてなにも口出ししなかったのか) だが甘い。 こと恋愛面においての提督さんはかなり真面目だ。 いや、提督さんは、というよりは原中の連中がだ。 原中大原則に“愛する者は一人のみ”と記されているほどだ。 そして彼ら彼女らの中に、別れただのなんだのという話は一切ない。 さすがとしか言い様のない連中だ。 閏璃 (しかし本当に自分が一番だと思っているのなら、どんな時でもドカンと構えい。     狼狽えていると格下の寂しがりにしか見えないぞ) ナギー(……なかなかザクリと来るモノ言いよの……) 閏璃 (まずは冷静になるのだナギ子。相思相愛なら、貴様が付け入る隙などない。     ドロドロ韓流ドラマじゃああるまいし、相思相愛を引き裂くのは勘弁してくれ) 俺いやなんだよなー、ああいうドロドロした恋愛ドラマ。 恋愛っていうよりは、陰湿な女の嫉妬が炸裂するだけのじめじめしたドラマだ。 そういうイメージがある所為で、 どうせ冬のソナタとかもそんな感じなんだろうと決め付けてる俺が居る。 見たことないけど。 ナギー(じゃが……むー……じゃが………………む、むー……!ヒ、ヒロミツぅ……!) カタカタと震えるナギ子の頭を撫でてやべしぃっ! 閏璃 (あだっ!?) ナギー(気安く触れるでないのじゃ。     わしの頭を撫でていいのはヒロミツだけなのじゃ) ぬおお、こんな時でもどれだけ潔癖なんだ貴様は……! なにも叩くことないじゃないか……! 【Side───End】 
……。 中井出  「さて……じゃあ、名残惜しいけどこの博光は行かねばならん」 ドリアード『……はい。ご武運を』 中井出  「…………うん。大丈夫大丈夫、一応レイルに今この時だけ、       ロマンシングストーンという名の天地の覇紋返してもらったし、       ヤバくなってもレベルアップとかで完全回復!大丈夫!       いざとなったら漢神の祝福もあるし……」 やっぱり照れくさいけど、最初の頃ほどじゃあなかった。 今じゃ禁忌に触れているようなあの感覚もなくなり、 手を繋いでいることが自然の状態という気さえする。 中井出  「……少し、一緒に居すぎたね。はは……メシ食う時間が無いや」 ドリアード『まあ、ふふふっ……』 それでも一緒に居たかったんだからしょうがない。 ドリアードもそれが解っているからか、穏やかに笑っていた。 そんなドリアードが、繋いでいる掌にもう片方の手を添え、霊章を撫でる。 ドリアード『……たとえ何処(いずこ)に在れど、ゆかしき喜びが、貴方と共にあらんことを』 彼女がそう唱えると、霊章の紋様が変化する。 すると───一層に自然の力が体に染み入るような、不思議な感覚に襲われる。 中井出  「えっと……これって……」 ドリアード『……エルフ族に伝わる言葉で、“アーチェ”という意味です。       ご安心ください、霊章にエルヴンロアーを刻み込んだだけです。       博光さんの身体的な能力には影響を及ぼしません』 中井出  「あ、いや、そうじゃなくて。そうでもあるんだけど……えっと。       これって一体なに……?」 ドリアード『霊章に眠る大樹の円冠に、然の精霊の権限を以って楔の加護を。       それはエルフ言語によって刻まれるものでして、その……。       たとえ何処にあろうとも、あなたとともに在りたい……その思いを込めて、       わたしの“核”を埋め込みました』 中井出  「核……なんですって!?え!?じゃあ、えぇ!?」 ぼぼぼ僕の中にドリアードが!? え!?僕とあなたは───一心同体!? ドリアード『大樹ユグドラシルとわたしがひとつになった、と……そうお考えください』 中井出  「なんとまあ…………マジすか」 流石のこの博光も驚愕。 開いた口が塞がらないという状況は、きっとこんな時のことを言うんだろう。 でも、うん。 ついさっきよりも明らかに……異常とも取れるくらいに自然を身近に感じられる。 こ、これが然の精霊の……ドリアードの力なのか……!? ドリアード『この世界は、本当に心地がいいですね。自然が満たされていて、穏やかです。       こんなことが簡単に出来るのも、この場にあるマナのお陰です』 くすくすと笑顔をこぼしながら、楽しそうに僕の手を優しく握るドリアード。 霊章を撫でるように……というかくすぐるように動かされる指が、 なんというか物理的と心内的にくすぐったい。 ドリアード『……契約よりも深い繋がり。勝手に繋げてしまったのはごめんなさい。       けれど、わたしもあなたの役に立ちたかったのです。       あなたのためになにかをしてあげたかった。       殺生を嫌うわたしでは、あなたの敵を傷つけることも出来ません。       期待に添えて、褒めてもらうことも頭を撫でてもらうこともできません。       それでもなにかひとつ。たったひとつでもいい。       ……わたしにしかできないことを、あなたにしてあげたかった』 中井出  「ドリアード……」 ……あれ? もしかしてそのー……ミクを撫でてた時にこっち見てたのって…… う、羨ましかったとでも……いうのだろうか。 グ、グムムギギ〜〜〜〜〜ッ!!な、なんというめんこいおなごよ……! こ、こんな女性が僕の恋人でいいの!?ほんとに!? なんて思いながら頭を撫でてしまいそうになるが、それはなんだか違う気がした。 ここで頭を撫でたら彼女は喜ばないだろう。 でも…………あ、そうだ。 中井出  「ドリアード。俺達や敵が暴れた所為で、ところどころ壊れた自然があるんだ。       それを、治してくれるか?」 ドリアード『え……───はい』 俺の言葉に笑顔で頷き、全の力を解放して、 俺達が暴れたことで壊れた自然の風景を癒してゆく。 その速度たるや尋常ではなく、流石の一言に尽きるものだった。 ……うん。だから。  くしゃっ……なでなで…… ドリアード『えっ……ひ、博光……さん……?』 中井出  「助かったよ。ありがとう、ドリアード」 ドリアード『ひろ………………───……はい……』 頼みごとを実行してくれたお礼に、頭を撫でてあげた。 ドリアードは最初こそ驚いていたようだったが、すぐに俺の真意を受け取ると、 やっぱり穏やかに笑って俺の肩に体を預けて、目を閉じて撫でられるがままになっていた。 ……理由がないのに撫でるのは、ミクに悪い気がした。 だから自然を治して、ご褒美に撫でる。 それはとても回りくどいやり方だったけど、 ドリアードは幸せそうに目を細めてくれていた。 【ケース819:晦悠介/オフの方は“”←コレをクリック】 …………。 悠介 「……うん。体調は万全だ」 彰利 「トランスにあげな後遺症があるなんて聞いてネーズラよ」 長時間のトランスによる衰弱状態も解けた現在。 約束の一時間後が訪れようとする前に、 俺達は大木の傍にみんなを集めて説明を終わらせていた。 ルールは魔王を倒す……ただそれだけの説明だ。 悠介 「みんな、準備はいいか?」 藍田 「いつでもこい!」 悠介 「いや、お前に向かうわけじゃないんだが……」 藍田 「さすがに冗談だ」 彰利 「敵は魔王だけだから、上手くすりゃあボッコボコだぜ?     ……あくまで上手くすりゃあね」 岡田 「戦ってみたんだよな。どうだった?」 悠介 「……この世界じゃ最強かもしれない。ジュノーンにも勝ったって言ってたからな」 岡田 「うぇええっ!!?」 彰利 「しかもレベルは1万4千以上とくる」 藍田 「いちまっ───ふ、ふへぇえ……!!」 悠介 「まともに戦って勝てる相手じゃないのは確かだ。     だから、卑怯でもなんでも全員でぶつかって勝つ。それしかない」 そうだ。 今思いつくことの出来る戦闘方法なんて、 そんながむしゃらで行き当たりばったりなものしかない。 いっそ全員で融合してしまおうか、とも考えたが─── 全ての武具を扱うほどの技術が俺達には存在していない。 これだけの人数の技術を合わせるんだ、 熟練移動を器用に使いこなすには、意識の数が多すぎる。 せめてもっとレベルがあれば───ゾワッ!! 悠介 「───!来た!」 彰利 「ああ……ものすげぇ気だ……!」 敵は待ってはくれないか。 せめてもう少し話を纏めたかったんだが───いや。 全員でぶつかるだけの戦いに、纏める話なんてないのかもしれない。 ゼット「クッ……ククク……!最初から殺気全開でくるか……!」 藍田 「心の準備は出来てるぜ……!」 気配が解らないヤツでも、この威圧感で解る筈だ───敵がすぐ近くに居ると。 感じる気配が一層近づく。 何処から……と首を動かしそうになるが、集中しろ。 集中して敵の居場所を探るんだ……! 声  『クックック……クックックックック……!     揃いも揃ってようこそおいでなすった……歓迎するゼ、小童めらが……』 声は上空から。 おいでなすったのはお前だろうがとツッコミたくなったが、今はいい。 バッと上空を見て、浮遊しているであろうそいつを………………居ない!? 声  『何処を見ている!』 悠介 「何処って───何処に居るんだよ!!」 声  『感じるな……己の目で見るのだ』 悠介 「だから探してるんだろうが!!」 彰利 「ノー悠介!怒りに飲まれるな!これはヤツの作戦YO!!」 悠介 「わ、解っちゃいるが……!」  ヒタリ─── 悠介 「!!───そこか!!」 後方から物の音! 逃さないためにもバッと振り向き、姿を確認───できない!? い、いや、確かに音も気配もこっちから………… ジークン『ギョオ』 全員  『………………』 ……。 全員 『なにぃいいいーーーーーっ!!?』 振り向いた先には……なんとジークン! たった一人でこの場に立って見せたそいつは、 そのハリガネみたいな手の上で剣(分析結果、正式名称ジークスフィア)を弾ませ、 小さな体で俺達を見上げていた……! 彰利  「…………おいおいハゲェ、こげなところになんの用じゃいコナラァ」 ジークン『誰がハゲぞッッ!!?』 彰利  「《ガオオ!》ぬぉぉああ!?なななんだその裂帛の気合いはァア!!」 ジークンが丸い頭に青筋(青くないんだが)を浮かべて叫ぶと同時に、 その場に息苦しくなるほどの威圧感が産まれる! まさか……本当にさっきの威圧感の正体がジークン……!? ジークン『ム……コホム。宿主は今現在愛に走っている故、      我が参上したまでのことザマス。一時間後まであと僅か。      貴様らに最高の恐怖と絶望をプレゼントしにきたのだ!《バーーーン!!》』 彰利  「つーか今まで何処に居たのキミ」 ジークン『農場で麦茶用麦の栽培さ《ゴシャーーン!!》』 ヒターン!と足をズラして格好よいポーズを取ると、 光があるわけでもないのに輝くジークンの頭! どういう身体構造なのかは解らんが、いちいち格好のつかない足音である。 草原の上だろうがジャングルの草叢の中だろうが、 足音は絶対ヒタヒタなこいつは本当に謎生物である。 ジークン『というわけで我の屍を越えてゆくがいい。死なんがな!《ギャーーーン!》』 悠介  「いちいちキメポーズ取るな鬱陶しい!!」 ゼット 「……棒人間か。空界にて最弱を争う生物だと聞いたが、      この威圧感に殺気───噂など当てにならんものだな」 悠介  「って、ゼット?」 ザリ、とゼットが前に出る。 その顔は真剣だ。 ゼット「はっきりと言おう。今の俺達ではあの魔王には勝てん。     しかし……ああ、忌々しいことにこの空洞ではレベルというものが上がりやすい。     が、それも敵が居なければ意味が無いとくるならば、手を拱く理由もないだろう」 悠介 「………」 彰利 「でもねぇ……いくら強そうっつーても姿がこれじゃあ緊張感に欠けるっつーか」 彰利がジークンの頭を鷲掴み、その弾力にキャアと驚いた。 なかなかに低反発な感触らしい。 彰利 「えーと、ほらこう……パソコンのマウスを操る時に手首を乗っけるアレみたいな」 岡田 「スィリコン?」 彰利 「オウスィリコン」 シリコンと言いたいんだと思う。 じゃなくて。 悠介 「やるのか?」 ゼット「やらないのなら貴様は下がっていろ。俺にはまだまだ力が必要だ」 悠介 「……いや。俺もやる」 相手の力がどれほどのものかは解らないが、 確かに俺達には必要だと思う以上にレベルが必要なのだ。 だったら相手がどうであれ、迷う暇なんてなかった。 ジークン『覚悟は固まったようザマスね……いいだろう!      かかってくるがいい!《ドッギャァアアーーーン!!》』 悠介  「解ったからいちいちポーズ取るな!!」 なにはともあれ……魔王が来るまでレベル稼ぎの手伝いをしてもらうぞ───! Next Menu back