番外のじゅうに/騒がしくて、無口

 絵本が好き。
 彼女はそう言った。
 母に似た黒く長い髪と、母とは違う肌色の女の子。
 無口で、絵本が好きで、眼鏡はつけず、長い髪は腰あたりでひと房に纏められている。
 どういった原理か、常にふよふよしている羽衣のようなものを体に軽く絡ませている彼女……名を、周循(しゅうじゅん)といった。

「………」
「………」

 さて、そんな循。
 普段は孫紹(そんしょう)に連れ回されて、ボランティアめいたことに精を出しているのだが。
 かつての時代、道場や私塾などに迎えに行った時は、手を繋ぎながら歩いたものである。じゃなくて。
 ともあれそんな循だが、本日……祀瓢とのデートがあった翌々日、何を言うでもなく執務室にて仕事中の俺の傍へと歩み寄り、傍に椅子を用意、ちょこんと座ると、黙々と本を読み始めた。

「循?」
「?」

 声をかけると本をノタムと閉じて、俺を見て首を傾げる。
 ……本って、閉じる時……結構独特な音、鳴るよな。
 俺的にはノタムって聞こえたりするんだが、他のみんなはどうだろうか。
 パタンではない気がするんだ。ノタムだよな、うん。なんか。
 いや、モトンって感じでもあるか? “ポッ”……って感じでも……ううむ。
 ラノベとかだとカバーがいい音を鳴らすからちょっと違うんだ。
 ページが薄いと音も高いっていうか……逆に分厚いと“モ゛ッ!”って感じで…………どうでもいいか。

「今日は手伝いはいいのか?」
「……《こくり》」
「そか」

 話が終わると、少ししてから首を傾げ、“もういい?”って顔をする。
 頷いてやるとこくこくと頷いて、本を開いて集中しだした。

「………」
「………」

 静かなものである。
 軽く俯き、本を見る姿は冥琳のそれとひどく似ている。
 娘であるって部分を抜いても、肌色が違えばむしろ冥琳である。メガネはかけてないが。
 ああ、あと声を聞くことがひどく珍しい。
 積極的に言葉を発しようとしないから、俺が黙れば循の隣はいつでも静かだ。

「───」
「? ───」

 そんな静けさに、久しぶりにのんびり出来るなーなんて思っていたら、人の気配。
 俺が外に意識を向けると循も釣られて意識を向けて、少し眉間に皺を寄せた。───ところでノック。

『父さん父さん、こっちに循は来てる?』

 聞こえた声は紹……孫紹のものだった。循を探しに来たのだろう。
 対する循は、その言葉を聞いて眉間に皺を寄せたまま椅子から立ち上がると、ごそごそと机の下に潜り込んだ。
 そして怯えた小動物のような目で、俺を見上げてくるのだ。
 言わないで、言わないでと。
 くそう可愛い、相変わらず可愛いなこの娘は。外見が冥琳とそっくりなのも相まって、やたらと甘やかしたくなる。
 しかしそれと娘に嘘をつくか否かは別なので、その頭をひと撫でして、紹には「居るぞー」と返事をした。
 途端、「!《がーん!》」と驚きの顔をしたのち、足に抱き着いてくると太ももをズボンごとがぶりと痛ァアアーーーーーーーッ!!?

「居るというなら話は早いわ。父さん、循を同行させる許可を頂戴、いますぐよっ」

 太ももを噛まれた俺のことなぞ知ったことないと、部屋に入るなり俺に自由な時間を奪う権利を寄越せと言ってくる。
 許可を得ようとするあたり、雪蓮よりは常識的ではあるが。

「そりゃだめだ。循が行きたくないって、俺の足にしがみついてる」
「む。そう。行きたくないなら仕方ないわ。嫌なことの押し付けは迷惑だものね。解ったわ、諦める《ポム》」

 で、物分かりも良いわけだ。ほんと雪蓮の娘とは思えない。
 あとこの娘、なにかと手を胸の前で叩き合わせるのが癖である。ぽむ、って。

「ならなら父さん、私と一緒に時間を潰さない? 私今とても暇してるのよ。いいでしょ?」
「仕事中。ほれ、今朝届けられた仕事の山がそれだ」
「む。じゃあ私も手伝うわ。仕事はさっさと片づけるに限るもの。うん《ポム》」

 ぽむと手を軽く叩き合わせてから腰に手を当て、うんうんと頷く。
 すぐにさっきまで循が座っていた椅子に腰を下ろすと、書類を広げてにっこり笑った。

「ふんふん……なんだ、ようするに父さんの確認が必要な書類なのね。いいわ、任せて、許可不許可を父さんの性格で仕分けていくから、軽く目を通したらさらに分けて。循、落款落とすくらいの作業は手伝ってもらえる?」
「《こくり》」
「ん、いい返事だわ。じゃあやりましょうはい開始」

 ぽむ、と手を叩いて作業開始。
 早速一枚目からざーっと目を通して、はいこれはいこれと分けていく。
 俺はさらにそれを分けてゆき、許可、確認完了のものには循が落款印を落としてゆく。
 作業は思ったよりも効率よく進み、普段の倍の速度であっさりと終了。
 そうなると紹は「んん〜〜〜っ!」と伸びをしながら席を立ち、俺を見てはにこっと笑った。

「さ、これで父さんの時間が浮いたわ。その空いた時間を私にくれない? もちろんやることがあるなら手伝うし、だめっていうなら諦めるわ」
「即断即決は大事だな。よし譲った。なにがしたい?」
「話が早くて嬉しいわ父さん《ポム》言った通り暇をしているのよ。手伝ったことで父さんの笑顔が見れたのは、巡り合わせに感謝ってやつね。けれどそれはそれ。父さん、言った通り暇をしているの。付き合ってもらえない?」

 暇しているを何度も言うくらい暇しているらしい。

「明確になにをしたいって言わないってことは、特に目的があるわけじゃないんだな。純粋に暇つぶしか」
「うんそう。言葉をすぐに返してくれて嬉しいわ。それで父さん、なにかない? ここ最近、姉さんたちとでぇとをしたと聞いたわ。私も結構興味がある」
「お前もしたいって?」
「うーん、でぇと自体にそれほど求める思いはないの。問題はその中身。丕姉さんと柄姉さんに真名を与えたのよね? 率直に言うなら私も欲しい」
「そか。紹と循と、続の真名ならもう考えてあるんだが……」
「もう、それを先に言って。《ポム》最高の暇潰しじゃない。《ポム》それで?《ポム》どんなものなの?《ポム》教えて?《ポム》聞きたいわ《ポム》」
「まず落ち着こうな」

 ポムポムやかましいわ。
 あと循も。噛んだところを撫でたりしない。くすぐったいから。

「ああけど待って。確か二人の話じゃ、真名を貰ったならお返しに身を捧げるのよね? 困ったわ。今日はお風呂、沸かしてないのに」
「おいこら待て、誰だそんなデマ情報流したのは」
「? 事情を知った桂花が口にしていたわ。御遣いに真名を授けられるということは、やつの白濁に塗れ、純潔を散らすことであるって」
「………」

 おのれ猫耳フード。

「でもべつにどうってことないわ。父さんなら怖くないし、許せるし。そもそも真名が欲しいから身を捧げるなんて、子供が欲しいから身を捧げるあの時と同じようなこと、頼まれたって嫌ね。ごめんだわ。私は私の意思で、きちんと望んで父さんと結ばれたいの。そこにそういった、なにかを捧げるから何かを寄越せ、なんてものは必要じゃないわ。だから、父さん《ポム》」
「……ああ、なんだ?」
「真名、ちょうだい?《ポム》」

 誰かを巻き込んでは、一応同意の下でボランティアに走ってばかりのこいつにしては珍しく、“パパ、わたし頑張ったよ? 褒めて?”と言うようにねだってくる紹。
 なんか可愛かったので頭を撫でようとしたら、その手がべしりと叩き落とされる。

「そうじゃないでしょ父さん。欲しいのは真名。別の褒美をもらったら、別の何かを頑張らなきゃいけないじゃない。それはだめ。手柄一つに対して数多くを望むのは賢くないわ。その生き方は嫌い。一つには一つで、よ」
「価値が一緒ならべつに多数とひとつでも交換していいんじゃないか?」
「価値なんて人によって違うじゃない。たとえば私は父さんが作るお菓子が好きよ。とても好き。けれど同じくらい好きなものを一つと、相手がそれを嫌いだから二つあげると言ってきたなら、私は相手の好物を二つ渡す。好きというものに対して、金銭的な価値の問題なんて二の次。好きだから欲して、あげてもいいからあげるの。日本で言う10円のお菓子と、100円のお菓子があったとして、こちらは100円だから10個と交換だ、なんて言われたって、そんなのは嫌。私は好きなものは“好き”で交換する」
「ん。つまり?」
「父さんの時間を私の時間と交換したい。真名に対する対価が仕事の手伝いっていうのは“好き”と釣り合わない気がするけれど、残念なことにまだ私、真名を授かる喜びを知らないの。それがどれほどの好きになるかが解らないから、まだなにも言えない。だからちょうだい? ひとまずは手伝いの見返りとして」
「とんでもなく好きが大きかったらどうするんだ?」
「父さんの“好き”の思う通りに動いてくれればいいわ。私が抱いた好きを越さない限りは全てを受け入れてみせるから」
「既に嫌な予感しかしないんだが」

 話の流れで後の展開が読めるっていうか。
 まあでも、せっかく考えた真名だ。きちんと贈らないとだな。
 じゃあ紙と筆を用意して、慣れた手つきでドシュドシュと筆を走らせて文字を書く……なんてことはせず、丁寧に心を込めて文字を線を連ねた。
 書いた文字は二文字。それを紹に見せると、

「……風蓮(ふぁんれん)?」

 ……読み方を口にする前に言われてしまった。
 断じて“かぜはす”でも“ふうれん”でもない。

「ああ。いろいろと悩んだんだけどな。突然やってきては場を掻き回すくせに、落ち着いている時はいやに心地いい。風みたいなお前にはよく似合ってると思う」
「程cと被ってない?」
「それ言い出したら孫家なんてどうするんだよ」
「あはは、うん、言ってみただけ」

 にぱっと笑って、珍しくも紹が左腕に抱き着いてくる。顔はほにゃんほにゃんに緩んだままで。

「そっかそっか、悩んだんだ。へー? へーぇ? へ〜〜……?」
「顔が緩みっぱなしだぞ」
「喜ぶ時くらいは気を緩めるべきだって教えてくれたの、父さんじゃない。なら喜ばなきゃ孝行娘じゃないわ。私は自分の気持ちには素直でいたいの」

 右手を胸に、左手を腰に当てて、にこりと微笑み胸を張る。
 こいつはどうも芝居がかったポーズが好きなのか、言葉の区切りごとになにかしら違うポーズをとっているような……まあいい。
 それよりも、俺の足元で循が俺を期待を込めた目で見てきてる。
 ズボンくいくい、首はこてり。ようするに“まだ? まだ?”と言いたいのだろう。むしろ言いなさい。きみはちょっと無口すぎる。ある意味、恋より無口ってすごいことですよ?

「循の真名はな……こう……」
「ふんふん……?」
「いや、お前は見ないでいいから。こういうのは一番に本人に見せるべきだろ」
「はーい。……えへへー……♪」

 ほれ、と風蓮の文字が書かれた紙を渡すと、それを手に隠すことが出来ないほどに顔を緩ませる紹……風蓮。
 そんな彼女は席を離れて、執務室の机の正面、ようするに俺の正面の奥側まで行くと、紙を両手で抓むようにして喜びの舞を舞い始めた。
 その隙にほれ出てこいと循を促して、横に座らせると文字を連ねてゆく。

「……、……」
「《くいくい》やめなさい、体が揺れると文字がブレるから」
「…………《……そわそわ》」

 どうやらかつてないほど期待しているらしい。
 書いてるのに“まだ? まだ?”と子供にせっつかれているような気分だ。
 ともあれ文字を書き、心の中でタッピーツと自己満足に浸る。
 だってどれだけ文字が上手くなっても誰も褒めてくれないし。

「擁冥(ようめい)って読む。心の奥底を抱きかかえるって意味だ」
「……! ……!」

 文字の意味を教えた途端、紙を手に“ぱあああっ……!”と笑顔を咲かせる循。
 そして立ち上がると、紹……もとい風蓮の隣へ小走りして、同じく喜びの舞を舞い始めた。いやなんなのその踊り。誰から習ったの? え? 美以? アー……部族的な踊りでございましたか。

「なんにせよ、喜んでくれてるみたいでよかった」

 内心、嫌だとか変えてくれとか言われたらどうしようかと思っていた。
 自分の娘には名前をつけてやれなかった俺だ、真名くらいはしっかり考えたかった。
 だって俺が考えるまでもなく、母親が名前はこれだとばかりに決めちゃうんですもの、出る幕もなにもなかった。
 あれも一種の歴史の強制力ってやつなのかな、と何度思ったことか。
 まあそのあたりはきちんと……華琳だけじゃなく、全員とも話し合って決めたから、それはいいんだ。
 ただ、歴史の中で子供が居たって話がなかった人との間には、子供が出来なかったって問題。
 黄忠の娘である黄敍は、名前くらいしか残っておらず、黄忠よりも早く死んでしまったって話だ。
 ああ、ちなみに璃々ちゃんは長生きだった。
 さらに言えば、璃々ちゃんとの間にも子供は出来なかった。
 そうなると、ああいった辻褄から外れそうになった途端に頭痛が起きるような世界の先……様々を都合のいいように纏めたこの世界なら、そういった心配はどうなるのか。
 ……たぶんだけど、もう歴史をなぞる理由なんてないんだから、普通に子供は出来ると思う。
 だから、いつかの日のように、璃々ちゃんが“自分の子にお母さんがしてくれたのと同じくらい、愛情を与えたかった”って泣くこともないんだ。

(……ん、頑張ろう)

 いや、夜のアレコレを頑張るってことじゃなくて、そんなみんなを支えられるようにって意味で。

「ああまずい、これはまずいわ。父さん、嬉しい。これは嬉しいものね。好きの対価が見つからない。私の人生でこれほど嬉しかったことはなんだった? 解らないわ。うん。というわけで父さん、言った通り父さんの思うように私に願いをぶつけて」
「そうか。じゃあひとつ命令してみていいか?」
「願いがあるのねっ? いいわいいわねいいじゃない! 言って言って、全力で叶えるわっ!」

 机を挟んだ向こう側、循……擁冥と一緒に喜びの舞を舞っていた風蓮が、机にバンッと手をついて元気に笑う。
 身を乗り出すって言葉がとてもよく合う姿勢である。

「そか。全力か。じゃあこっち来て擁冥の真似を完全にしながら一日過ごしてくれ」
「解ったわっ!」

 にぱぁっ、と弾ける笑顔って言葉そのままな表情で、隣へ回り込む、なんてことをせずに机に片手をついたままシュパァンッと机を飛び越えてきた風蓮が、隣の椅子にシュタッと座ると……沈黙した。

「………」
「………」
「…………《バッ、ババッ》」

 静かな時間の訪れである。
 無言。実に無言。
 でも机の向こう側では擁冥がまだ喜びの舞を踊っているわけで。

「………」
「………」
「………?」

 静かだ。……が、同時に暇だ。
 擁冥ごっこは別のなにかが無ければ辛い。
 なので仕事も終わったことだし、書類を整理して届けることにした。
 こんな場所でもきちんと輸送便というものがあるのだ。毎日運送してくれる人が居る。
 データだけじゃあどうにもならないものってあるもんな。
 そういう時は、日に数度やってくる絡繰運送業の人に書類を預けるのだ。
 ちなみにこの運送業、べつに一人がやっているわけではなく、この町からこの町まで、っていう距離を数人で決めていて、受け渡しては移動してっていうものだ。あとは空港から空輸される。
 データだけで済むものならスキャンして送ってで済むんだけどな。それじゃあダメっていうものが世界には多すぎる。
 あと、自分で行って、目の前で書いて、証明しなきゃあいけないものとか。日本でいうと、役所等でする手続きの大半っていうのはそういうものだろう。
 というわけで預ける作業も終わって、執務室じゃなく自室に戻ってきたわけだが……なんでか二人が離れない。
 自室に戻ってもどこに行くでもなく俺の横に来て、まるでシューティングゲームのビット的オプションのように、二人して一定距離を保ってついてくる。

「《くいくい》ん? どうした? 風蓮」
「………《ぷるぷる……!》」

 服を引っ張られて隣を見れば、無表情を維持し続けようとする風蓮の顔がぷるぷる震えていた。
 ……それだけでなんとなく察する。こいつに……というか、孫家の人に喋らずに黙って居ろっていうのはほぼ拷問だ。
 でも全力でって言っちゃってるもんなぁこの娘。

「……全力」
「……《ギクリ》」
「………」
「………《ク、クワッ》」

 続行するようだった。
 気合を込めて無表情ってどうなんだろうな、うん。

(……循、循ね。ええ、解ってる。循はいい娘よ。私の我が儘にも付き合ってくれて、引っ張り回したって愚痴もこぼさない。そんな循だから、私だって遠慮なく振る舞えるし、循が何かを願ってくれたら全力で叶えるつもり。そんな循の真似を、と思ってみたけど、ああ、悔しいったらない。私、循の外のことしか知らないじゃない。なにが好き? なにが嫌い? 趣味はなに? なりたかったものは? ああなんてこと、なにも知らない。あれだけ一緒に居てあれだけいろいろなことをしたというのに。情けない。ああ情けない)
「?」

 なにやら無表情のままぶちぶちこぼし始めたんだが……小声すぎて拾えない。

(母さんと瑜母さまは仲が良かった……のよね。なんだか母さんの耳を引っ張っていたような思い出しかないけど。自由で、自由すぎて、お酒が好きでちゃらんぽらんで。でも、誰よりも呉を愛していた。そこはいいの。ええそこは。問題なのは……)
「《ドヴァーーーンッ!》はぁ〜〜いっ、か〜ずとっ♪ 今日の分の書類、もう渡したって聞いたから遊びに来たわよ〜っ」
(───この、相手の都合ってものを考えないところと───!)
「あれ? 紹に循も居たの? やっほ、一緒に飲む? って、あれ? 紹? ちょ《しゅるしゅるぎゅぎぎぎぎぃいいっ!!》いたぁーーーったたたたたあぁーーーっ!!?」
(このっ! 無駄に高い露出!!)

 ……急に来訪した雪蓮を前に、目を鋭くさせた風蓮が急に立ち上がり、ふよふよと浮いていた擁冥の羽衣みたいなものを手に取ると、それを雪蓮の体に巻いて思いっきり締め付けた。
 ああ、なんか懐かしい光景。
 前の時も、やたらと雪蓮の体を拘束したがったっけ。や、拘束が目的じゃないっていうのは解っているんだが。
 ああ、擁冥が取られた羽衣もどきを取り返そうと引っ張って……あ、おーい? そっち引っ張ると余計に「いたたいたいたいたぁああたたたた!! いたっ……いたいって言ってんでしょーがぁっ!!」……怒号が落ちました。

……。

 で。

「それでなに? なんだって急に人のこと縛ったりしたの。いつものあれ? 露出がひどい〜ってやつ?」
「………」
「………」
「……二人とも。なんで俺の背中に隠れるかな……?」

 流れからして正座してるような場面でしょーが。ああいや、これ、風蓮は擁冥の真似してるだけだよな、絶対……。
 擁冥は完全にとばっちりだし、怒られる謂れといえば、間違った方向に引っ張ったってだけで。

「………」

 それにしても、ほんと似ている親娘である。外見と、元気ってところはこんなに似てるのに、中身は結構違う。
 町人と果実とかの収穫をするのが楽しみのひとつっていうのも同じなのに、肌を晒すのは嫌いだしお酒は苦手だし。外見年齢が同じな所為で、双子って言われたらなるほどって頷けるレベル。なもんだから、怒る雪蓮も少し調子が狂うって様相で溜め息を吐いた。

「……昔っからだけど、自分を叱ってるみたいですっきりとしないわねー……あの頃はそれこそ昔の自分をって感じだったけど、今じゃ鏡を見て自分に文句言ってるみたいじゃない……はぁ。まあいいわ。それより一刀、暇してるならお茶しない?」
「お茶? 酒じゃなくて?」
「お酒の方がいいならそうするけど。紹がいるならお酒はまずいでしょ? なにも先に来てるコ追い出して、一刀のこと独占しようとか思わないわよ。このコ、そういうこと嫌いだし」
「………」
「えとー……ねぇ? 紹? せめてなにか喋らない? 人のこと縛る時もそうだったけど、なんだって無言なのよ」
「ああ待った待った。今、ふぁん───こほん。紹は、いろいろあって俺の提案を受けて静かにしてるだけなんだ」
「一刀の提案? んー……この、対価にうるさい紹が、よね? ……ははん? 紹、あなた……真名でももらった?」
「!!《びくーーーん!》」
「あっはははははっ、わかりやすいわねー♪ ん、いい反応いい反応っ! あ、ところでどんなの? 教えてもらえるのよね?」

 楽しそうに笑う雪蓮を前に、にこりと笑って言ってやる。

「ああ、それは無理」

 もちろんNOである。だって真名だもの、親だろうが知りたければ本人の許可を得るべし。

「へ? な、なんで!? 私、母親よ母親! いーでしょべつにー!」
「真名はもう紹に預けたし、俺の一存ではいどうぞは違うだろ。知りたきゃ信頼勝ち取ってきっちり受け取れって。俺だって初めて呉に来た時は、“どっちでも”そうして苦労したんだから」
「んっ……うー……まあ、そう、ね。そりゃそっか。じゃあ紹? 真名を───」
「《ぷいっ》」
「うわはー……こんなあからさまな顔逸らしとか初めて見るわー……しかも自分がされるなんて。小さい頃の小蓮だって、まだこっち見ながらの逸らしだったわよ……? あ、じゃあ循。循は教えてくれるわよね?」
「……!《ソソッ》」

 質問をされれば、ぴくりと肩を弾かせて俺の背にさらに隠れる循。

「……雪蓮。普段この二人にどんな接し方してるんだよ……」
「なんでー!? や、やさしいわよ!? やさしいわよぅ! 暇さえあれば声かけたりお酒誘ったり遊びに誘ったり!」

 それを真似てさらに隠れる紹の姿を前に、今日も雪蓮は元気である。そんな元気が有り余っている雪蓮へ、質問を投げてみよう。

「……雪蓮の暇じゃない時っていつ?」
「…………《ソッ》」
「言った傍から自分が目を逸らすなよ……」

 最近は真面目に仕事してるんだから、きちんと胸張って言えばいいのに。
 ……あれか。遊んだり酒飲んだり町人の収穫を手伝ったりばっかりだったのが長く続いた所為で、働いても足りてる感じがしないとかそういうやつか。

「こういうのってあれよね。きっと冥琳にはあ〜っさり教えちゃうとかそういうのよね。ぱたーん、とかいったっけ?」
「まあ、俺もそうなるんじゃないかなとは思ってるけど。……紹? 雪蓮にやってほしいこととかはないか? 循も、隠れてないで出てきなさい」
「………」
「………」
「紹、循の真似、もうやめていいぞ」
「ぷあぁっはぁあっ!! 素直に受け取るわ! ありがとう父さん! うん、無理ねこれ! 黙ってるとか私には向かないわ!」
「ていうか一刀? なんで私がなにかすることになってるの?」
「そりゃ、真名を聞きたいなら信頼と……紹の場合ならもひとつ、対価だろ」
「あ、そゆこと? んー……でもなぁ、この娘ぜ〜ったい、とんでもないこと言ってくるでしょ。私だってもし真名を決めてくれたのが一刀だったら、その対価は結構なものになるわよ?」
「さっ……《ごくり……!》酒か……!」
「違うわよ失礼ねー!」

 もちろん冗談だと返すと、雪蓮も解っていたのか笑って返す。
 そんな俺達を見て、紹は警戒を緩めるように頬を緩め、循は俺の腕に抱き着いて……いやちょ、離れなさい、甘えられるのは正直嬉しいけど、誰かの前だとやっぱり少し恥ずかしい。

「と。気も緩んだところで、ぱぱーっと真名を教えてくれる気に───」
「ならない《キッパリ》」
「なによケチねー。これから一緒に呉を盛り上げていく仲だっていうのに、なにが気に入らないんだか」
「かつて、親族に鏡映しとまで言われるくらい母さんに似ているって言われた私なのに、その親が! そそっ、そんなちょっと激しく動けば胸がこぼれそうな恰好とか、お腹とか見えてるし足なんて丸出しみたいなもんだしととととにかくそういうのが嫌ほんと嫌ぜったい嫌! 民と一緒に汗だくになりながら収穫の手伝いをした頃のこと、今でも覚えてる! 初めてやった時、民の笑顔がすごく近くて嬉しかった! 自分の母親が誇らしいのと一緒に、そんな瞬間にもいやらしい目で見る男が居るのが悲しかった! それが自分の母親なら猶更なのは当たり前でしょ!? 衣服はちゃんと着て! 肌を軽々しく人にさらさないで! 自分と鏡映しってくらい似てるっていうのを置いておいても、あなたは私の母親で! 私にとっての憧れなんだから! っ……あんな目で見られることを、自分が惚れた男性以外に許すな!!」

 びっしぃーん! と。
 指さしてまで、怒鳴るように言い放つ紹は、既に俺の背から離れて立ち上がり───雪蓮と同じ目線の高さで己の気持ちをぶちまけ───…………やがて、ゆっくりと表情を落ち着かせ、ずびしと指さしていた手を下ろし、頭を抱え、その場に蹲った。

「あ、あぁえっと……お前まだその癖直ってなかったのか? そ、そうだなぁ、余計なこと言っちゃったかもだなぁ。特に最後あたりのことは、思ってても言うつもりとかなかったんだよな? だだ大丈夫だぞ? 父さんはほら、ちゃんと解ってるから」

 孫紹。元気っ子。即断即決大好き。喋るにも遊ぶにも迷うよりは突っ込むタイプ。
 その所為なのか隠し事には向かず、いや、むしろ本人は隠したいことが結構あるのだが、感情的になると口が滑りやすいっていうか……まあ。
 でもそればっかりは言わなきゃきちんと伝わらなかったと思うし、みんなも懐かしいこの大陸に戻ってきてからというもの、日本で買った衣服よりもこっちの衣服を着ることの方が多くなったし……そうなれば、その見た目もいつかの服のようになっていくわけで。
 そうだな。そうだよな。いろいろきわどいよなぁ呉の皆さまの衣服。
 おぉよしよしと紹の頭を撫でてると、雪蓮が“たはー”と溜め息。
 初めて出会った頃よりもよっぽど幼いその姿に、その態度はあまり似合っていないのだが、それはまあ経験からくるアレコレなのだろう。

「あーもうはいはい、わかった、わかったわよー。ただ暑い日とかは勘弁してよね?」
「厚着に慣れてる人から見れば、雪蓮の服って年中無休で水着を着てるようなものだと思うぞ?」
「……ちょっと待って一刀。それほんと? 一刀から見ても?」
「まあ、そうだな」
「………」
「………」
「そっ……そ、そうね。確かに。どうでもいい男に見せていいほど自分を安く思ったことなんてないし、ええっと……一刀」
「ん、なんだ?」
「……今すぐ服、作って。肌を隠せるくらいの、でも暑くないやつ」
「そりゃ頼めばやってくれるとは思うけど……また急だな」
「一刀がそう感じるってことは、日本の人とか、あ、ううん、言っちゃえばこの時代の人から見れば年がら年中水着で歩いてる人って認識ってことでしょー!?」
「え……あ、まあ……そうな」

 そうな、なんて“戸惑ってます”な返事をこぼしながら、「なんで早く言わないのよもー!」と怒る雪蓮を前に頬を掻く。
 それから町へ繰り出して呉服へ直行。
 “服のことならなんでもお任せぇん!”と仰る筋肉ゴリモリマッチョな店員さんと相談をして───……いや、俺この人知らないヨ? 貂蝉? チガウヨ? だって貂蝉は日本で及川と一緒に居た筈だし、ねぇ? ハハハ、気の所為気の所為。

「〜〜……!」

 あとなんか雪蓮が可愛い。
 今さら気になり始めたのか、やたらと肌を隠すようにして歩くようになって、見られてる感覚がいやなのか、顔を赤くしてきょろきょろしてる。

「なんだってまた急にそんな恥ずかしくなったんだよ」
「しょっ……しょうがないでしょ……! なんかこう、肉体的っていうの……? 若返った反動っていうのか、肌を晒すーとか、一刀以外にーとか意識してみたら、急に恥ずかしくなっちゃったんだから……! わ、私だってね、相手が一刀か冥琳じゃなきゃ、肌を晒すなんて……!」
「そこに冥琳が入ってるあたり、ああ雪蓮だって感じだよ」

 店員さんと相談、とにかく肌を隠せる、ぴっちりとしてなくていい余裕のあるものを欲した。
 下はどうするって話になった途端、迷うことなくズボンタイプを選んだ時は少々驚いた。
 そうして理想の全てを追及した、今この店にある服で選ばれた雪蓮の服装が───!

「………」
『………』

 なんか自室で怠惰の限りを貪らんとする、働きたくないでござる系のファッションがそこにあった。

「却下」
「なんでー!?」

 顔に“楽でいいわ!”を滲みださせていた彼女にキッパリ言ってやった。
 他の男の視線が気になるくせに、なんだって女性としての立ち方を靴の底で蹴るような恰好を好むのか。

「紹」
「《ザッ》ここに」
「循」
「《ザッ》……にー」
「好きに決めてやれ」
『御意』

 指示してからは早かった。
 女性としても母としても恥ずかしくない存在にすべく、二人はともかく雪蓮の改造に目を輝かせる。
 「え? や、べつにちょっ、このままでひゃんっ!? いいでしょってやめなさいってのちょっと! あ、あーーーっ!」と騒ぐ雪蓮の声も右から左。
 知りなさい、かつての呉の王よ。
 女性に服を選んでもらうということが、どれだけ疲労するものなのかを。
 いや、この際かつての頃に散々と女性に振り回された俺の経験とかはさて置こう。

「ところでご主人様ん?」
「………」
「あら? あらご主人様ったら無視?」
「……誰?」
「どぅぁ〜〜〜れと訊かれれば名乗って魅せるが漢女の役目ェ! そぉぅ! 私はァっ! 乱世に咲いた一輪の花ァ、貂オオオオ〜〜〜蝉っ! ちゃんっ! よぉんっ♪《ヴァチィーム!》」
「《ゴヒャー!》……ああ、うん。解ってた。解ってたから、ウィンクで突風吹かすのほんとやめて……」

 言葉を区切る度にくねりくねりとポージングするその姿に、目を細めてぼやかすくらいしか俺には出来なかった。直視して吐き気にでも襲われようものなら、介抱という名の熱い抱擁が待ってそうな気がしたから。

「えっ……と。こっちまでは、どうやって?」
「え? 普通ぅう〜〜〜に走ってきたけどん?」
「………」

 安心した。なんか、無意味に安心した。
 これで空飛んできたとか言われても信じそうだった俺の心は救われた。
 だって貂蝉なら海くらい走って渡れそうだし。
 そもそも飛行機に乗れないだろ。紐パン一丁のモンゴルマッチョを乗せてくれる空港なんて……いや、あるかもだけど。
 警備員さえもウィンクで吹き飛ばして包囲されそうって思うのは、俺の考え方の基準がおかしいんでしょうか神様。

「あ……そういえば及川は?」
「あぁそれなんだけどねん? なぁ〜んか最近、ほんといろぉんな人につけ回されてるみぃ〜たいでぇぃ、参ってるようなぁ〜のよん」
「尾行まわされて、って……俺関連のことで?」
「そう。ご主人様ったらもうこの世界じゃ有名すぎるからねぃ、上手く取り入れようって、周辺から当たってってるみたいねん」
「………」

 家から一歩出れば、既に監視されてる……みたいな感じか。
 こっち……大陸側ではそんなことは出来ないんだろうけど、あっちは国がどうこう以前に新聞側も少しでも話題をって、“仕事”をしまくるんだろうし。
 どうしたもんかな。
 いっそ、及川もこっちに…………ああいやいや、あいつにだってやりたいことの一つや二つはある筈だ。
 それをいきなり“こっちに来い”なんて言えるわけがない。言ったところであいつが頷くかも解らないわけだ。
 いずれ俺達も向こうに戻って道場を継ぐわけだし、戻ってからのことも考えないとなんだが。
 どうしたもんかな、ほんと。

「父さん! 見て!」

 と、溜め息を吐く現状とは裏腹に、呼ばれて振り向けば心ときめく光景。
 一人は母親だというのに、外見年齢から背格好も一緒ということで、双子とその友達が綺麗な服を着ているようにしか見えない光景に、暗い思考も吹き飛んでゆく。

「ふふんっ、どう? 自分で言うのもなんだけど、結構似合うと思うの! あ、もちろん母さんもよ? 露出を殺しても悪目立ちする胸だけはどうしようもないけど、いい感じでしょ?」
「あ…………あ、ああ。うん……ああ。よく似合ってる」
「そうよねっ!? どうどう母さん、私の言った通りじゃない!《ポムッ》やっぱり母さんよりも私の方が、きちんと相手の目線からも敏感ってことよねっ!《ぽむっ》あははっ!《ぽむっ》」
「なんか腹立つわね……むぅ、でも似合うって言われて嫌な気分はしないわ。一刀、お世辞とかじゃないのよね?」
「今さらお世辞言って真面目に受け取って貰える仲じゃないだろ。似合ってるよ。本心だ」
「《ポッ》あ……そ、そう。うん。そうね。解った。じゃあこれ買うわ《くしくし》」

 きちんと目を見て言ってみれば、雪蓮は耳にかかった髪を指でくしくしといじって、しっかりと購入宣言。着たまま貂蝉のもとへ行くと、「一刀にツケといて」おぉおおおぃいいいっ!!?

「お前ほんと遠慮ないな! 給料ちゃんともらってるだろ!? そりゃ買って贈ろうとは思ってたけど、ツケといてって言われて黙ってるのと贈るのって意味とか大分違うよな!?」
「あ、あはは、じょじょ冗談冗談、冗談だからそんな怒らないで……? ちょっとその、恥ずかしさとか紛らわせたかっただけだから、ね? ねっ?」
「……紹、循。おいで。お前らのは買ってあげるから。雪蓮のは知らん」
「え、や、ちょっ……ごめんったら一刀〜っ! 私だって服とか贈られてみたいんだってば〜〜〜っ!」

 二人を両腕で促して清算するために貂蝉のもとへ───と歩き出した俺の服を引っ張る雪蓮さん。

「ねっ? ねっ? お願いっ! あの時代のこの年齢くらいの私って、こんなふうに着飾ったりとかしてる余裕なんてなかったし、ましてや隣を歩ける男なんて居なかったから、服を贈ってくれる人なんて……だから……」
「………」

 声から元気が無くなる。
 振り向いてみれば、俯いている雪蓮。

「……! ……!」

 俺が促す右腕側では、循が懸命にくいくいと俺の腕を引っ張り、なんとかしてとばかりに俺を見上げてきている。
 いや……そうは言うけどな、循。いや言ってないけどな、循。

「………」
「………」

 本来ならなんというかしんみりするような状況なんだろうが、まあ聞いてくれ、呉に生きた北郷よ。
 俺の足、片方浮いたままなんだ。体重は前方に向いたまま。意味が解るか?
 つまり───

(……こいつ、意地でも俺をこれ以上先に進ませない気だ……!!)

 雪蓮、恐ろしい娘っ……!! よもやこの北郷の体を、服を抓んだ指先だけで支えてみせるとは……!

「はぁ……わかったよ。贈らせてくれ、雪蓮。その、悪かった。よく似合ってるよ。本当だ」
「あ……《ぱあっ……》一刀〜〜〜っ!」

 ああ、綺麗な笑顔だ。贈られて嬉しいってのは本当らしい。
 つまり今のは、本当に欲しいものを贈られたいっていう我が儘だったのだろう。
 孫家の長女として立ち、戦でも前線を往き、街でも好き勝手に振る舞おうが、本当に必要なことはきちんとやっていた。
 そんな彼女が服が欲しいとおねだりをしたわけだ。

「………」

 なんか、少し嬉しいって感じた。
 それが、酒だとかつまみだとか暇潰しだとかではなく、自分を着飾るなにかだったってだけで、嬉しいって感じた。
 そう感じたなら、贈らないとだ。いや、むしろ贈りたい。自分が贈ったもので喜んでもらいたい。
 ……たまにはいいよな、こういうのも。



 ちなみに。

 服の合計金額は、それはもうとてもステキなものでした。

 しばらく買い食いとかを控えなきゃいけなくなるくらい。

 や、まあ。このあと、約束通り茶に付き合うくらいはしたんだけどね。




ネタ曝しです。 *胸の前でポムと手を合わせる。  前にも書きましたね。  個人的にはやっぱりリューナイトのパッフィー。  なお、かつての時代の道場等の鍛錬中、明命の動作を真似ていたら染みついた模様。 *バッ、ババッ  擁冥さんのダンスの音。  ネタとして書いたつもりはなかったけど思い浮かんでしまったので一応。  魁!男塾等、動作のたびに“バッ”と鳴る昔の漫画。  ファラオのダンスとか思い出したの。  編集中に寝オチしました、こんばんは、凍傷です。  最近、健康面を気にかける一環として、水素水を飲むようにしてみてます。  変わった点はといえば……やたらとトイレに行くことが多くなったこと?  以前と同じ量を飲んでるのに、水素水の方がやたらと外に出たがるのかどうなのか……と調べてみたら、デトックス効果みたいなもので、尿と一緒に毒素を出しているだけなんだとか。  なるほどー! 僕の体の中毒素だらけかー!  ちょっとヘコみました。  次回。平和な日々はDEADだよ。  大正桜に浪漫はあったかもですが、こちらには苦労ばかりなのかもしれない。  嘘です。べつにDEADはありません。 Next Top Back